スポンサーリンク
2019年7月22日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。どうやら1.5型用と思われるレンズのようですが…。
- 【公開番号】特開2019-120821(P2019-120821A)
- 【公開日】令和1年7月22日(2019.7.22)
- 【発明の名称】ズームレンズ及びそれを有する撮像装置、撮像システム
- 【出願日】平成30年1月9日(2018.1.9)
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- ?【課題】??レンズ系全体が小型で、広画角、高ズーム比、大口径比で、しかも全ズーム範囲にわたり高い光学性能を有するズームレンズを得ること。
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 12.16-47.44 12.11-47.24 12.21-47.63 F値 1.75-4.09 1.75-4.09 1.75-4.00 半画角 41.48-12.77 41.60-12.82 41.36-12.72 全長 129.97 127.99 130.53 像高 10.75 10.75 10.75 BF 13.60-9.59 14.11-10.47 15.23-10.73
像高を見るとフォーサーズセンサーのような印象を受ける実施例ですが、よく考えるとキヤノンは1.5型の「G1 X Mark II」がありましたね。G1 X Mark IIは35mm換算で24-120mm相当のF2.0-3.9となるレンズでしたが、今回の実施例では広角側が少し明るくなった代わりにズームレンジが狭くなったようです。
全長が一定なのでインナーズームタイプでしょうか。監視カメラにしてはF値の変動が大きく、そもそも1.5型と大きなセンサーでズームレンジも大きく不自然な気がします。レンズ一体型デジタルカメラにしても、35mm換算で24-100mm F1.8-4.0のインナーズームは不格好となりそうです。
手ぶれ補正の記述が見当たらないものの、文献では「一部のレンズを動かして手ぶれ補正としても良い」と言ったニュアンスの記載があります。
ちなみに似たような特許出願が「特開2019-120823(P2019-120823A)」「特開2019-120822(P2019-120822A)」と続いています。文献にはドームカバーを装着した例もあり、監視カメラを意識した特許出願なのかもしれません。
スポンサーリンク
サイト案内情報
キヤノン関連記事
- キヤノンは高性能機と低価格モデルの両立で堅調な市場成長とブランド力を維持
- EOS R6 Mark III と RF45mm F1.2 STMは11月6日に発表される?
- EOS R6 Mark IIIと思われるカメラの画像
- キヤノンは11月にR6 Mark IIIと4本のレンズを発表する?
- キヤノン「RF40mm F1.2 STM」「RF20-50mm F4 PZ」の可能性について
- キヤノンは2025年11月に2回の新製品発表を行う可能性が高い?
- キヤノン EOS-1D X Mark III 生産完了
- EOS R6 Mark III はEOS C50と同じセンサーを搭載する?
- キヤノン EOS C50・RF85mm F1.4 L VCM 予約販売開始
- SmallRigがキヤノンEOS C50用ケージキットを販売開始
特許関連記事
- キヤノン「200-500mm F5.6」光学系の特許出願
- キヤノン「28-400mm F3.5-6.3 IS」「28-400mm F4-8 IS」光学系の特許出願
- キヤノン「50-150mm F2.8」「70-180mm F2.8」光学系の特許出願
- キヤノン「20-50mm F4」「20-40mm F2.8」インナーズーム光学系の特許出願
- キヤノン 小型「50mm F1.2」「35mm F1.8」「65mm F1.8」光学系の特許出願
- ニコン「14-24mm F2.8」「14-30mm F2.8」インナーズーム光学系の特許出願
- ニコン「MC 17-22mm F11 Probe」「MC 19-22mm F14 Probe」を想定したような光学系の特許出願
- ニコン「10mm F8 Macro Probe」を想定したような光学系の特許出願
- 富士フイルム「165mm F2.8 OIS」光学系の特許出願
- タムロン「28-70mm F2」「25-200mm F2.8-5.6」「25-100mm F2.8」光学系の特許出願
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。