2019年12月5日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。
- 【公開番号】特開2019-207291(P2019-207291A)
- 【公開日】2019年12月5日
- 【発明の名称】ズームレンズ及び撮像装置
- 【出願日】2018年5月28日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】小型かつ軽量で、高い光学性能を有するズームレンズを提供する。
- APS-C 18-50
- APS-C 18-50
- FF 24-70
- FF 20-80
実施例1 実施例2 実施例3 焦点距離 20.61-83.00 18.60-53.35 18.60-53.35 F値 3.65-5.80 3.63-5.88 3.63-5.88 半画角 42.52-14.61 36.29-14.36 36.29-14.36 像高 18.90-21.64 13.66 13.66 全長 144.78-149.20 130.32-123..98 140.83-120.00 BF 9.10-70.08 38.39-76.11 38.56-73.67 実施例4 実施例5 実施例6 焦点距離 24.70-68.00 F値 3.65-5.80 半画角 37.42-17.65 像高 18.90-21.64 全長 149.70-127.97 BF 27.45-47.40
先行してアメリカにて公開された特許出願と同じ内容となっていますね。
実施例1の20-83mm F3.5-5.6は広角側でフルサイズのイメージサークルをカバーしていないため、後処理で引き延ばす処理が必須となっています。画質は2の次で利便性を重視した標準ズームレンズと言ったところでしょうか。20mm始まりの標準ズームは面白そうですね。
実施例4は「24-70mm F3.5-5.6」と廉価な標準ズームっぽく見えますが、やはり広角側でイメージサークルが足りていません。レンズ全長は望遠側で最も長くなっており、標準ズームとしては珍しい構造となっている模様。
実施例2と3はAPS-C一眼レフ用の標準ズームレンズでしょうか?個人的にはそろそろAPS-C望遠ズームのナノUSM版を用意して欲しいところ。
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