2021年11月1日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。フルサイズミラーレス用の70-200mm F2.8ですが、現行モデルとは異なる光学設計のようですね。
概要
- 【公開番号】特開2021-173892(P2021-173892A)
- 【公開日】2021年11月1日
- 【発明の名称】ズームレンズおよび撮像装置
- 【出願日】2020年4月27日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】高ズーム比、良好な光学性能および明るいFナンバーを有するズームレンズを提供する。
実施例1
- 焦点距離:73.00-195.00
- F値:2.88
- 半画角:16.51-6.33
- 像高:21.64
- 全長:178.20-216.21
- バックフォーカス:19.12-33.67
パラメータを見る限りフルサイズミラーレス用の「70-200mm F2.8」に関する特許出願ですね。ただし、現行モデル「RF70-200mm F2.8L IS USM」とは全く異なるレンズ構成に見えます。出願日は「2020年4月27日」であり、現行モデルが登場した2019年以降というのが面白い。既に現行モデルの改良を検討しているのでしょうか?(現行モデル開発時の検討案かもしれませんが)
縮長は現行モデルよりも少し長いものの、フルズーム時の全長は少し短く、レンズの重心がカメラ側へ移動しているのでバランスが良いように見えます。(注意:実施例の全長はバックフォーカスを含む光学系の長さです。実際の製品仕様とは異なります)
いつものように、この実施例が存在するからと言って、すぐに70-200mm F2.8 G2が登場する可能性は限りなくゼロに近いと思います。今70-200mm F2.8が必要であれば、現行モデルの購入を検討すべき。
キヤノン RF70-200mm F2.8L IS USM データベース
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