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2019年8月1日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。
- 【公開番号】特開2019-128487(P2019-128487A)
- 【公開日】令和1年8月1日(2019.8.1)
- 【発明の名称】撮像装置及びハイブリッドファインダ装置
- 【出願日】平成30年1月25日(2018.1.25)
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】OVFでの表示に十分な光量を得ることができると共にEVFによる表示を行う際に撮像素子に入射するゴースト像の影響を軽減することができるハイブリッドファインダを提供する。
面白いことに、同日ニコンもハイブリッドファインダーに関する特許出願を公開しています。ニコンはファインダーの光路上に別経路で電子ファインダー像を投影する仕組みでしたが、今回のキヤノンによるハイブリッドファインダーはやや特殊な仕組み。
ハーフミラーで光学ファインダーへ光を送りつつ、イメージセンサーにも結像。ソニーαAシリーズと似ていますが、撮影時はミラーがしっかり上部へ格納されるらしい。
同時にカメラ下部い配置したEVF用ユニットからRGBレーザー光を照射、光学ファインダー像に電子ビューファインダー像を重ねるという技術。OVF/EVFの光路合成が無いのでOVFの光量低下が無いのだとか。レーザー光照射の間にあるハーフミラーはその角度に合わせてレーザー光が変化してピンボケを回避する模様。キヤノンらしいテクニカルなハイブリッドファインダーですねえ。
本来一眼レフカメラが搭載している位相差AF用センサーは影も形もありません。AFシステムはイメージセンサーに搭載した像面位相差センサー(キヤノンはデュアルピクセルCMOS AF)を使うのでしょうか?
キヤノンもニコンもミラーレスへの過渡期で一眼レフの在り方を色々と模索しているようですね。今後のどのような一眼レフが登場するのか気になるところです。
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