2020年5月28日付けでキヤノンの気になる特許出願が公開されています。ヒートシンクとペルチェ素子を内蔵したEF-EOS Mマウントアダプターのようです。
- 【公開番号】特開2020-79874(P2020-79874A)
- 【公開日】2020年5月28日
- 【発明の名称】マウントアダプタ、レンズ鏡筒及び撮像装置
- 【出願日】2018年11月13日
- 【出願人】
【識別番号】000001007
【氏名又は名称】キヤノン株式会社- 【課題】撮像装置全体の大型化を抑制しながら、撮像装置内の発熱源の冷却及び/又は撮像レンズでの結露の発生の抑制を可能とする。
- 【解決手段】レンズ鏡筒4とカメラ本体3の間に配置されてレンズ鏡筒4及びカメラ本体3と接続されるマウントアダプタ2は、レンズ鏡筒と接続される前面マウント部207と、カメラ本体3と接続される背面マウント部213と、前面マウント部207と背面マウント部213に接触する熱伝導部材2111と、熱伝導部材2111を冷却又は加熱するペルチェ素子206を備える。
図で使用しているカメラは「EOS Kiss M」に見えますね。2017年に登場して人気を博しているエントリAPS-Cーミラーレスです。今回はEOS Mボディが主役ではなく、EFレンズをEOS Mボディにマウントするためのレンズアダプターに関する特許出願。
ざっと見た限りではアダプターにヒートシンクとペルチェ素子を搭載し、カメラの熱をレンズマウント経由で放熱する仕組みとなっている模様(逆にレンズを温めることも可能らしい)。ここ最近はEOS Mボディに空冷機構を仕込むなど熱対策に関する特許出願が多いように見えます。従来は「高度な動画撮影によるカメラの昇温」などを意図していましたが、今回は「カメラの昇温に伴うレンズの曇り(寒い屋外での撮影など)」の低減を想定した技術のようです。
正直なところ、現在のEOS Mに高度な技術の詰まったアクセサリは必要なさそうに見えますが…。ひょっとしたら将来的にもう少し幅広いユーザー層にアプローチするつもりなのかもしれませんね。
EOS Kiss M ブラック | ||||
ボディ | 楽天市場 ![]() |
Amazon ![]() |
キタムラ ![]() |
|
ズームキット | 楽天市場 ![]() |
Amazon ![]() |
キタムラ ![]() |
|
高倍率キット | 楽天市場 ![]() |
Amazon ![]() |
キタムラ ![]() |
|
ダブルレンズ | 楽天市場 ![]() |
Amazon ![]() |
キタムラ ![]() |
|
Wズーム | 楽天市場 ![]() |
Amazon ![]() |
キタムラ ![]() |
|
EOS Kiss M ホワイト | ||||
ボディ | 楽天市場 ![]() |
Amazon ![]() |
キタムラ ![]() |
|
ズームキット | 楽天市場 ![]() |
Amazon ![]() |
キタムラ ![]() |
|
高倍率キット | 楽天市場 ![]() |
Amazon ![]() |
キタムラ ![]() |
|
ダブルレンズ | 楽天市場 ![]() |
Amazon ![]() |
キタムラ ![]() |
|
Wズーム | 楽天市場 ![]() |
Amazon ![]() |
キタムラ ![]() |
サイト案内情報
特許関連記事
- キヤノン「9-18mm F4 IS」「10-20mm F2.8-4 IS」「11-22mm F2.8 IS」光学系の特許出願
- タムロンの回折光学系を使用した「400-1000mm F10-11.5」「250-700mm F6.5-13」の特許出願
- キヤノンのパワーズームを想定した「12-30mm F4-6.3」「24-50mm F4-6.3」光学系の特許出願
- タムロン「35mm F4 Di III」「28mm F4 Di III」と思われる光学系の特許出願
- キヤノン 小型軽量でパワーズームも想定した動画向けのインナーズーム光学系
- キヤノン「15-30mm F4-6.3 PZ」「20-50mm F4-5.6 PZ」「12-30mm F4-6.3 PZ」のような光学系の特許出願
- キヤノン「20-40mm F4 IS」「26-40mm F4.5-6.3 IS」インナーズーム光学系の特許出願
- タムロンのフルサイズ向け「50-200mm F2.8」光学系の特許出願
- 「RF24-70mm F4-7.3 IS」を想定したかのようなキヤノンの特許出願【更新】
- キヤノン「35-600mm F4-7.1」「28-500mm F3.5-7.1」などを想定したような光学系の特許出願
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。