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ファインダー部に骨伝導スピーカーを搭載したキヤノンの特許情報

The New Cameraがファインダーに骨伝導スピーカーを備えたカメラに関するキヤノンの特許出願をピックアップしています。カメラは7D・5Dスタイルの一眼レフに見えますが…。

骨伝導スピーカー搭載カメラ

The New Camera:Canon 7D Style Camera Patent with Bone Conduction Speakers

カメラの接眼部付近に骨伝導スピーカーを搭載したCanon 7Dスタイルのカメラを発見した。カメラが完全にサイレントモードで動作している場合、撮影者だけがこのスピーカーを介してピント合わせの音やシャッター音を聞くことが出来る。

  • 【課題】骨伝導スピーカを使用者の顔面に確実に接触させることができる撮像装置を提供する。
  • 【解決手段】この撮像装置は、カメラ本体と、被写体像を視覚的に認識するためのアイピースと、被写体像の光を通過させるための開口部を有するフレーム部材とを有し、アイピースには骨伝導スピーカが設けられている。

とのこと。
直近に公開された特許出願では無いので、おそらく過去に公開されたものだと思われます。書式を見る限り日本国内での特許出願に見えますが、海外で公開されている情報の可能性も捨てきれません。

図面を見ると、ファインダー部に骨伝導スピーカーと思われる突起がありますね。この位置で音をはっきりと聞き取ることが出来るのか不明ですが、面白い試みのように見えます。

現在、電子シャッター時の動作音はフレーム内を点滅させたり、疑似的にシャッター音を鳴らすことでユーザーにカメラの状態を伝えています。この骨伝導スピーカーが実用化されると、静かな撮影環境を維持しつつ、クリアな電子音を聞くことができるかもしれません。

そこまでして欲しい機能か?と言うと、個人的には必要ありませんが、何かしらニーズに応えて特許を出願したのかもしれませんね。野生動物や静粛性を求められるスポーツでの撮影で有効かもしれません。ちなみにキヤノンは骨伝導イヤホンを2020年に発表しています。

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