DxOがDeepPRIME XD Gen 2に対応した「PureRAW 4」を正式発表

DxOが「PureRAW 4」を正式発表。最新のノイズ除去技術を備えたDeepPRIME XD Gen 2をはじめ、レンズソフトネス補正やリアルタイムプレビュー、一括ファイル名変更などの新機能が追加されている模様。

DxO PureRAW4

DxO PureRAW 4 ：¥15,900

DXO PureRAW 4 アップグレード：¥9,900

ディープラーニングによる業界最先端のノイズ除去
DeepPRIME XD Gen 2

独自のレンズソフトネス補正

リアルタイムプレビュー

高度な一括ファイル名変更

複数のワークフローに対応

RAW形式のままノイズを除去できる便利なソフトですね。依然からノイズ除去には定評があり、今回はさらに数十億枚の画像で学習を進めた「DeepPRIME XD2」を実装。また、独自の光学モジュール（レンズごとのプロファイル）を使用し、周辺部に向かって画質が低下するシャープネスに適したソフトネス補正を搭載している模様。

DXO DxO PureRAW 4

RAW 画質向上の新基準となる DxO PureRAW 4 が堂々のリリース画期的なノイズ除去 AI を導入し、RAW 画像のクオリティを大幅に向上。

ワークフローを強化したDxO PureRAW 4は、すべてのRAW 処理フローの不可欠なファーストステップとして欠かせない存在となるでしょう。フランスパリで20年を超える歴史を持つDXO。長年の経験によって培われた工学的・科学的な技術をさらに進化させ、新世代の AIノイズ除去技術と新改良のレンズソフトネス補正を搭載したDxO PureRAW 4 をリリースします。

既存のスタンダードを超えたDXOpureraw４は、光学補正と RAW 画像処理分野におけるフロントランナーと言えるでしょう。

PureRAW 4のRAW強化は、撮影時に使用されたレンズとカメラ本体の組み合わせにダイレクトに対応。画像補正アルゴリズムを調整することで、フォトグラファーたちの厳しい要求を満たす、卓越した画質を実現します。

DeepPRIME XD2 の導入：高度な深層学習技術に基づくノイズ除去とデモザイキング

2022 年、DxO の DeepPRIME XD テクノロジーは、ノイズ除去とデモザイキングの新基準を確立しました。このレガシーを基盤とし、さらに数十億枚の画像で学習を進めた DeepPRIME XD2 は、さらなる進化を遂げ、かつてないレベルの明瞭さとディティールを備えた画像を生成します。

独自の、改善されたレンズのソフトネス補正

最高級のレンズであっても、フレームの端に向かうに連れて、シャープさを失っていきます。比較的安価な光学系や複雑なマルチエレメントのズームレンズの場合、画像のソフトさが特に顕著に現れます。これらを補正するために、PureRAWは光学的シャープニングにおける、ユニークなアプローチを提供しています。これは、DxO 光学モジュールが可能にするプロセスであり、この数学的モデルは、各レンズの視野と焦点範囲全体にわたるパフォーマンスを計測することによって開発されています。このモデリングによって、レンズの測定性能に基づいて、精密かつ段階的なシャープニングレベルが画像全体に適用されます。画像全体に一律にシャープネス補正を適用するタイプのソフトウェアでは、DxO のラボベースのレンズ分析のレベルに達することはできません。

ノイズ除去処理の高度な設定

DxO PureRAW は、試行錯誤や複雑なスライダの設定を必要とすることなく、優れた結果を提供してきました。しかし、結果を微調整したいフォトグラファーのために、バージョン 4 では、明度やディティール強制などの新しいスライダが追加され、新しいレベルのコントロールが導入されています。

この新バージョンでは、リアルタイムの補正プレビューも搭載されており、画像をどのように処理されるかを、フォトグラファーが即座に把握することができ、何らかの修正を行う場合は、そのフィードバックがダイレクトに確認できるようになっています。

ワークフローの大幅なアップグレード

新しく追加されたウィジェットはメモリーカードや外付けドライブが接続されると自動的にそれを検出し、DxO PureRAW 4 を自動的に起動します。フォトグラファーは RAW ファイルの取り込みと処理を即座に開始できます。ウィジェットはまた、フォトグラファーがタスクの状況を常に把握できるようにするハブの役割も果たします。さらに、フォトグラファーは、高度な一括名前変更機能を使用することができます。たとえば、任意の命名規則に合わせて、任意のテキストと自動生成要素を組み合わせることができるのです。

最後に、バージョン 4 では、処理後に画像を表示する際、元の RAW ファイルと異なる出力ファイル（DNG、TIFF、JPEG）を比較することができるほか、処理効率を向上させるために改良された処理ウィンドウを備えています。