SIGMAレンズ レンズ 海外の評価

シグマ 10-18mm F2.8 DC DN 4000万画素には適していないが良好な光学性能

Digital Camera Worldがシグマ「10-18mm F2.8 DC DN」のレビューを公開。4000万画素センサーと組み合わせるには力不足ですが、良好な光学性能で小型軽量な大口径ズームと評価しています。

Digital Camera World:Sigma 10-18mm f/2.8 DC DN | Contemporary review

  • 外観:外装の仕上げは一級品。特殊な装着方法の花形レンズフードが付属。67mmフィルターに対応。
  • 構造:諸収差補正用のプロファイルがRAWに埋め込まれる。簡易防塵防滴。
  • 携帯性:APS-C用のF2.8広角ズームとしては最小・最軽量。
  • 操作性:絞りリングは非搭載。ズームリングはとても滑らかに回転する。
  • AF:非常に高速で静かに動作する。
  • MF:フォーカスリングは軽く滑らかに操作可能。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:4000万画素センサーでは欠点が目立つ。2600万画素や2400万画素では気にならない。広角端の中央から端まで非常にシャープだが、隅はいくらか低下する。ズーム中間や望遠側では端まで良好。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:記載なし。
  • 軸上色収差:ボケに色づきが見られる。
  • 倍率色収差:レンズ補正に対応しているが、色収差が目に付く場合がある。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:記載なし。
  • 周辺減光:記載なし。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:フレア耐性は良好。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評:長所が短所を上回る。小型軽量で低価格の大口径ズームレンズ。
  • 競合について:おそらくXF10-24mm F4よりも優れている。
  • 備考

とのこと。
APS-C用のF2.8 広角ズームとしては驚くほどコンパクトなレンズ。レンズ構成には3枚のFLDと1枚のSLDガラスを使用した贅沢な設計で、シグマ内部でブレイクスルーのあった非球面レンズの加工技術もあって小型軽量化を実現している模様。Contemporaryラインとしてはかなり気合の入ったレンズと言えそうです。

Digital Camera Worldのレビューでは、小型軽量ながら良好な光学性能を備えている模様。ただし、X-H2のような4000万画素センサーではレンズの欠点が目立ってしまう模様。このあたりの評価はOptical Limitsと似ており、Dusin Abbottの見解とは少し異なる結果となった模様。Digital Camera Worldではチャートテストで評価している場合が多く、実写ではまた違った印象を受けるかもしれません(今回はチャートテストの結果を公開していませんが)
3000万画素のEOS R7でどのような結果となるのか気になるところ。

4000万画素を最大限に活かす場合は他の選択肢も検討したほうが良さそう。とは言え、Xマウントにおける他の選択肢は多くありません。XF8-18mm F2.8の非常に高価な広角ズームが選択肢に入らないのであれば、タムロン「11-20mm F/2.8 Di III-A RXD」とどちらを買うか?と言ったところでしょうか。

シグマ 10-18mm F2.8 DC DN|Contemporary 最新情報まとめ

レンズの仕様

レンズの仕様
発売日 2023年10月26日 初値
マウント E / L 最短撮影距離 11.6-19.1cm
フォーマット APS-C 最大撮影倍率 1:4-1:6.9
焦点距離 10-18mm フィルター径 φ67mm
レンズ構成 10群13枚 手ぶれ補正 -
開放絞り F2.8 テレコン -
最小絞り F22 コーティング SMC
絞り羽根 7枚
サイズ・重量など
サイズ φ72.2×62.0mm 防塵防滴 簡易
重量 260g AF STM
その他
付属品
レンズフード・キャップ

関連レンズ

関連記事

-SIGMAレンズ, レンズ, 海外の評価
-,