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ソニーα6700は2023年に登場した最もコストパフォーマンスの優れたカメラ

DPReviewがソニー「α6700」のレビューを公開。操作性・AF・画質・動画など、ほぼ全ての面で高い評価。特にAFは競合他社よりも優れ、ローリングシャッターの影響も良く抑えられているとのこと。

DPReview:Sony α6700 review

  • 2023年に発売されるミラーレスカメラの中で、最もコストパフォーマンスに優れた一台。
  • ほぼ10年前に遡るα6xxxシリーズは、これまでテストした全てのモデルが金賞または銀賞を受賞。
  • 静止画、動画、Vlog撮影、あらゆる点で優れている。
  • 前面にもコントロールダイヤルを装備したこのカメラは、これまでのソニーのAPS-Cカメラで最も使いやすい。
    (ただし、このレビュアーはNEX-7を今でも懐かしんでいる)
  • フルサイズのα7シリーズから採用された最新のメニューシステムの恩恵もあり、旧来のメニューよりもはるかにナビゲートしやすくなっている。
  • ボディは兄弟モデルよりかなりがっしりしている。
  • グリップにはしっかりとしたくぼみがあり、片手で握りやすい。
  • 背面ダイヤルと前面ダイヤルの組み合わせは、片手での使用に適している。
  • Vloggerは、便利なオートフレーミング機能だけでなく、バリアングルのタッチモニターも高く評価するだろう。
  • カスタマイズオプションも豊富だ。
  • 画質は、最新のカメラに期待されるように非常に良い。RAWは柔軟性に富み、標準JPEG出力は最高のものと遜色ない。
  • 動画出力も素晴らしい。特に4K映像は、X-T5やEOS R7といった競合機種に引けを取らない。
  • 読み出し速度が速いため、ローリングシャッターの不快な影響に遭遇することはまずない。
  • オートフォーカスの性能は、動画モードでも静止画モードでもクラス最高。
  • 特に人間の瞳を追尾するようにうまく調整されている。しかし、ペットやその他の動物、飛行機や電車を含む特定の乗り物も驚くほどよく追尾する。

これらはすべて、α6700の「金賞」評価につながる。α6700は、これまでのシリーズで最大の飛躍であると同時に、おそらく2023年において、最も多くの人にとって最高のAPS-Cカメラである。

競合機種

  • FUJIFILM X-T5
    α6700よりも価格が高く、スタイルも全く異なる。ソニーがかなり実用的なのに対し、富士フイルムはレトロな魅力がにじみ出ている。どちらのカメラも膨大な数の対応レンズから選ぶことができる。しかし、富士フイルムの方がより幅広い単焦点レンズがある。我々は富士フイルムのJPEG出力を好むが、ソニーの動画出力をより高く評価する。X-T5の方が撮影速度が速く、EVFも優れているが、AFの信頼性はソニーの方が高い。
  • Canon EOS R7
    α6700と同様、素晴らしい静止画と動画が撮影できる充実したAPS-Cボディだ。ソニーよりも高解像度の写真を高速連写できるが、やはりAF性能はα6700には及ばない。キヤノンはまた、専用レンズが不足している。
  • SONY α6600
    α6700はローリングシャッターの影響を受けにくく、素晴らしい動画機能を搭載。そして、よりエルゴノミクス的に使いやすいカメラを手に入れることができる。これだけでも、高価なα6700を購入する価値がある。
  • SONY α7C
    次のことを自問してほしい。動画にこだわるか、操作性の良いカメラが欲しいか。どちらかの答えがイエスなら、α6700を買おう。α7Cはセンサーが大きいものの、フロントコントロールダイヤルがなく、メニューもお粗末で、EVFもそれほど見事ではない。また、一般的に大きくて高価なレンズを使うことになる。

とのこと。
2019年に登場した前モデル「α6600」と見比べると、イメージセンサー・プロセッサ・コントロール・インターフェースなど、全体的に大幅な進化を遂げたカメラとなりましたね。前後コマンドダイヤルや被写体検出、新メニュー、クリエイティブルック、AI対応の諸機能、4K 120pなどなど見どころが多い。従来のAPS-C Eマウントカメラユーザーからすると、次世代のAPS-Cミラーレスと感じるはず。

逆にあまり進化が無いポイントを挙げるとすると、連写速度や連続撮影時のバッファ、ファインダーやモニターの基本スペックと言ったところでしょうか。また、同価格帯の競合他社と比べてしまうと、シングルカードスロットや連写性能、シャッター性能などで見劣りする部分があります。AFジョイスティックが無いのも地味に痛い。

いくつか気になる点があるものの、DPReviewはα6700を全体的に高く評価しています。AFジョイスティックの欠如は被写体検出を含めた高性能なAFシステムでカバーできるかもしれませんね。ローリングシャッター歪みがよく抑えられているので、積層型CMOS以外の選択肢としては面白いカメラとなりそう。

ソニー α6700 最新情報まとめ

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主な仕様

  • イメージセンサー
    ・タイプ:裏面照射型
    ・有効画素数:2600万画素
    ・除塵ユニット:あり(シフト式なのか超音波なのか不明)
    ・手振れ補正:5.0段
  • プロセッサ:BIONZ XR / AIプロセッシングユニット
  •  ISO 100 - 32000
  • HEIF / JPEG / RAW 14bit ロスレス圧縮対応
  • クリエイティブルック
  • SD UHS-II カードスロット
  • アンチフリッカー・高周波フリッカー対応
  • AFシステム:ファストハイブリッドAF
    ・測距点:最大759点
    ・測距輝度範囲:V-3 - EV20
    ・被写体認識:[人物]、[動物]、[鳥]、[昆虫]、[車/列車]、[飛行機]
    ・その他:リアルタイム認識AF・フォーカスブラケット
  • ドライブ性能:
    ・メカニカルシャッター:1/4000-30 秒
    ・電子シャッター: 1/8000-30 秒
    ・フラッシュ同調速度:1/160 秒
    ・撮影速度: 最高約11コマ/秒
    ・撮影枚数:ロスレス圧縮RAW 23枚
  • ファインダー:0.39型 236万ドット 約0.70倍 60/120fps
  • モニター:バリアングル式 104万ドット
  • 動画:
    ・6K:(6Kオーバーサンプリング 4K)
    ・4K:~120p 4:2:2 10bit 280Mbps
    (120p時は38%クロップ)
    ・出力:XAVC S / XAVC HS
    ・電子IS:アクティブモード
    ・連続撮影時間:
    ・PPLUT
    ・HLG
    ・ブリージング補正 / フォーカスマップ
    ・オートフレーミング
  • インターフェース:
    ・USB:USB 3.2
    (USB接続によるライブストリーミングに対応 4K 30p)
    ・ヘッドホン:3.5 mm
    ・マイク:3.5 mm
    ・HDMI:D
    ・LAN:-
    ・シンクロ:-
    ・その他:Wi-Fi 5GHz・Bluetooth 4.2
  • バッテリー
    ・タイプ:NP-FZ100
    ・撮影可能枚数:約550枚 EVF
    ・充電方法:USB充電・給電対応・PD対応
  • サイズ:約122.0 x 69.0 x 75.1 mm
  • 重量:約493 g
  • 防塵防滴:配慮した設計
  • ボディ材質:マグネシウム合金

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