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サムヤン AF 35-150mm F2-2.8 は初期のズームレンズよりも遥かに良くなっている

Mobile01が「AF 35-150mm F2-2.8」のレビューを公開。サムヤン最初の24-70mm F2.8 ズームレンズよりも遥かに良好で、解像性能や諸収差の補正状態も良好とのこと。

Mobile01:Samyang AF 35-150mm f/2-2.8 FE 評測報告|充滿驚奇更有實力的後起之秀!

  • 外観:花形プラスチック製フードが付属。韓国製。
  • 開放F値の変動:()内はタムロン
    ・F2.0:35-40mm(35-39mm)
    ・F2.2:41-59mm(40-59mm)
    ・F2.5:60-75mm(60-80mm)
    ・F2.8:76-150mm(81-150mm)
  • 構造:金属鏡筒・防塵防滴。サムヤンとしては珍しい高級ズームレンズ。
  • 携帯性:タムロンとよく似ているが少し重い。
  • 操作性:カスタムモードスイッチを搭載。Lensstationでカスタマイズ可能。AF/MFスイッチで絞り制御やリニアMF、ドリーズームなどに対応する。35mmでのズームロックに対応。
  • AF:タムロンが90点とすると85点くらい。タムロンの応答性が少し良い。
  • MF:フォーカスブリージングが良く抑えられている。
  • マクロ:タムロンは35mmで0.18倍だが、サムヤンは150mmで0.18倍になる。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:35mmはF2から実用的だが、F2.8で確実に良くなる。150mmはF2.8から良好。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:口径食の影響が目立つが、F3.5で大幅に改善する。
  • 軸上色収差:とても良好。
  • 倍率色収差:わずかな色づき。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:記載なし。
  • 周辺減光:記載なし。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:作例のみ。
  • 光条:F8から目立つようになる。
  • 作例集:高解像データ多数。
  • 総評:タムロンと同じく大きく重い。G Masterほどの光学性能ではないが、広角端から望遠端まで実用的な光学性能。色収差の補正や逆光耐性も非常に良好。ドリーズームにも対応しているのは珍しい機能。サムヤン最初のズームレンズ「AF 24-70mm F2.8 FE」とは印象が全く異なる。買う価値のあるレンズ。
  • 競合について:タムロンと同程度のサイズ。
  • 備考

とのこと。
35-150mm F/2-2.8 Di III VXD」と同じく、非常に珍しい「35-150mm F2-2.8」の大口径ズームレンズ。サムヤンAFシリーズの中では高価なレンズで、日本国内での流通価格はタムロンとほとんど差がありません。ただ、他の国ではタムロンよりも手ごろな価格で入手できる場合が多く、この点で国内と評価に食い違いがある可能性あり。
AF性能やケーブル経由のカスタマイズに対応している点でタムロンのほうが使い勝手が良好。しかし、フォーカスブリージングやパーフォーカルを重視するならサムヤンを選ぶのもありかもしれません。

Mobile01のレビューでは、全体的に良好なパフォーマンスのようです。他のサイトでは少し絞ったほうが良いという意見もあるので、そのあたりは実際に高解像サンプルを確認しておくと良いかもしれません。また、サムヤンはCP+2024にてライカLマウント用の同レンズを展示しており、そのうちLマウント用の35-150mm F2-2.8が登場するかもしれませんね。

サムヤン AF 35-150mm F2-2.8 FE 最新情報まとめ

レンズの仕様

レンズの仕様
発売日 2023年4月6日 初値 164,700円
マウント E 最短撮影距離 0.33m
フォーマット フルサイズ 最大撮影倍率 0.175-0.18倍
焦点距離 35-150mm フィルター径 82mm
レンズ構成 18群21枚 手ぶれ補正 -
開放絞り F2-2.8 テレコン -
最小絞り F16-F22 コーティング UMC
絞り羽根 9枚
サイズ・重量など
サイズ φ×157mm 防塵防滴 対応
重量 1224g AF STM
その他
付属品
レンズフード・ポーチ

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