Digital Camera Worldがキヤノン「EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM」のレビューを公開。小絞りで性能が低下してしまうものの、全体的に良好な解像性能を発揮していると評価しています。
Digital Camera World:Canon EF-S 35mm f/2.8 Macro IS STM review
外観・構造:
- 前面にはLEDマクロライトを搭載している。片側や両側、そして照度を調整可能だ。
- LEDライトの最大光量でISO200を使用すると1/8秒のシャッタースピードとなった。
携帯性:
- 小型軽量なレンズだ。
操作性:
- 記載なし。
フォーカス:
- ステッピングモーター駆動である。
- スピーディなAFが可能だ。
- 最短撮影距離は0.3mだ。ワーキングディスタンスは少し短すぎる。
- EF-M 28mm F2.8 Macro IS STMよりもフォーカスブリージングが目立つ。
手ぶれ補正:
- ハイブリット光学手ぶれ補正を搭載している。
- 一般的にチルト軸のぶれに加えてシフト軸のぶれに対応している。
- 一般的なマクロ撮影では役に立つが、等倍近い撮影では厳しい。
解像性能:
- 大部分の絞り値で説得力のある解像性能だ。
- 隅はF2.8で少し低下する。
- 全体的に良好だが、F16以降はパッとしない。マクロ撮影で絞る機会が多いマクロレンズとしては少し残念だ。
像面湾曲:
- 記載なし。
ボケ:
- 記載なし。
色収差:
- 倍率色収差は少し目立つ。
球面収差:
- 記載なし。
歪曲収差:
- マクロレンズに期待するよりも目立つ樽型歪曲が残っている。
周辺減光:
- 記載なし。
コマ収差:
- 記載なし。
逆光耐性:
- 記載なし。
総評
EF-S60mmマクロレンズは少し前にディスコンとなり、このレンズが最後のEF-Sマクロレンズとなった。ミラーレス時代の到来を告げるように、こちらも生産終了となったが、探せばまだ在庫があるだ。まだ中古で購入することが可能で、焦点距離と開放F値は使い勝手がよく、一般的な撮影で標準単焦点レンズとして活躍できるだろう。
- 長所:
・ハイブリットIS
・LEDライト
・小型軽量- 短所:
・防塵防滴ではない
・レンズフードは別売り
・小絞りで平凡な性能
とのこと。
既にディスコンとなってしまったのは残念ですが、定評のあるAPS-C用マクロレンズですね。絞り開放から良好な解像性能を発揮し、手ぶれ補正を搭載していないカメラでもシフトブレに対応できるのが魅力的。APS-C用らしく小絞りでは回折の影響を受けやすく、被写界深度が必要であれば、フォーカスブラケットからの深度合成などの対応策が必要となるようです。

私もこのレンズのユーザー。キヤノンのAPS-Cカメラで使うことが出来る他、アダプター経由でソニーやニコン、富士フイルムのミラーレスでも使うことが出来るので調合しています。光学性能は確かに良好で3250万画素のEOS 90Dでも絞り開放から良好な解像性能を得ることが出来ました。新発売のEOS R7にアダプター経由で装着してもセンサー性能を活かせる解像性能を得られるはず。
キヤノン EF-S35mm F2.8 マクロ IS STM 最新情報まとめ
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