DPREVIEWがEOS Kiss M(EOS M50)についてポイントをまとめた記事を公開しています。
DPREVIEW
- EOS M5やM6、M100と言ったMマウントカメラやEOS 80Dと同じ2400万画素センサーを使用している。しかし、新しいDIGIC 8プロセッサーによって連写性能がサーボAFで7.4コマ秒、ワンショットAFで10コマ秒に向上している。これはEOS M100の4コマ秒と比べて飛躍的な進化であり、EOS 80Dの7コマ秒連写よりも高速だ。注意点はバッファが1秒で埋まってしまうことである。
- EOS Kiss Mは4K動画に対応したが素直に喜ぶことは出来ない。4K動画でキヤノンの優れたデュアルピクセル CMOS AFを使用できないことは本当に残念だ。コントラストAFでオートフォーカスを使用できるがフォーカスが迷う可能性がある。さらにUHD 4K動画を撮影する場合は×1.6クロップされてしまう。一方でFHD60pや720/120pは厄介なクロップも無くデュアルピクセル CMOS AFを使用可能だ。
- 新しいRAWフォーマットであるCR3を提供する初めてのカメラだ。圧縮されたRAWファイルはハードディスクやSDカードの容量を節約できるだろう。
- オートフォーカスは従来の49点から99点まで増えている。さらに一部のレンズを使用することでAFカバーエリアは従来の80×80%から88×100%まで拡大可能だ。瞳AFも実装されたが、残念ながらサーボAFには対応していない。
- WiFi/NFC/Bluetoothを実装する初めてのEOS Mと言うわけでは無いが、撮影ごとに自動転送機能は初搭載だ。
- カメラに操作ギミックが多く備わっているわけでは無いが、タッチパネルはそれを少し補っている。
- 236万ドットのOLED電子ファインダーはこの価格帯としては最良のものだ。
- バッテリーは1回の充電で235枚と魅力に欠けるため予備バッテリーを持ち歩くのが賢明だ。USB充電には対応していない。
- エントリークラスのカメラとしては珍しく3.5mmマイク端子を備えている。
- マイクロHDMIとマイクロUSBポートを備えているがUSB充電には対応していない。
- EOS M100のポップアップフラッシュはバウンスさせることが出来るが、このカメラのフラッシュは被写体に直接フラッシュを焚くことしかできない。
- EOS Kiss X9と同じように便利なガイドモードを備えている。EOS M100では省かれている機能である。
- サイレントモードを実装しているが、露出設定を制御することは出来ない。シーンモードのように初心者フレンドリーな機能だ。
EOS Kiss Mは最新のプロセッサやRAWフォーマット、自動転送機能を備える「新しいカメラ」だが、一方でクロップされる4Kや交換レンズが少ない(富士フイルムやマイクロフォーサーズと比較して)というデメリットを抱えている。
とのこと。
かなり的確にEOS Kiss Mの特徴をまとめているなと感じます。
キヤノンのヘビーユーザーとしてはDIGIC 8やCR3が気になり、一方で4K動画の仕様やUSB充電非対応などが残念と感じるポイントかもしれません。
しかし、EOS M100やM3、M10ユーザーからしてみると魅力的な新モデルと感じるカメラと言えるでしょう。
個人的にはCR3やC-RAWを使った場合の画質が気になるところです。
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