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Mobile01がキヤノン製ミラーレスカメラ「EOS M200」のレビューを掲載しています。一見するとM100のマイナーチェンジモデルですが、内部的に更新されたポイントが多く、コストパフォーマンスの高いカメラと評価していますね。
Canon EOS M200 自拍美機|加入眼部 AF 技術?直式?影也可以!
- EOS M200は従来機種「M100」のマイナーチェンジモデルだ。4K 24pやDPAFのカバーエリアが広がり、瞳AFに対応したのがハイライトとなる。
- EF-Mレンズは8本しか無いが、広角・標準・望遠ズームレンズや大口径単焦点レンズを揃えている。
- ぱっと見はM100との違いがほとんど無い。前モデルにあった「グレー」のカラーバリエーションは無くなっている(白・黒のみ)。ボディサイズは従来通り、108.2×67.1×35.1mmだ。重量はわずか4gだが軽くなっている。
- ボディ表面に特殊な質感を持たせることでグリップの安定感を改善している。見た目も良好だ。
- イメージセンサーは2410万画素、画像処理エンジンはDIGIC 8にアップグレードされている。処理エンジンの向上で4K動画やAF性能の向上、さらなる高感度ISOに対応した。
- カメラ上部はEOS M100と全く同じだ。内蔵フラッシュは左肩、ステレオマイクは中央、モードダイヤルとシャッターボタンは右肩だ。動画ボタンは上部から背面へ移動している。
- モードダイヤルに「M/Tv/Av/P」の選択肢は存在しない。「オートモード・応用撮影モード・動画モード」の3種類だ。
- コマンドダイヤルは操作時のフィードバックが良好だ。
- USB端子はMini USBからMicro USBに変更されている。ただし、依然としてボディ内充電には非対応だ。
- SDカードはUHS-Iのみだ。UHS-IIには対応していない。とは言え、連写速度が6.1fpsなので問題となることは無いだろう。
- フラッシュを使う場合はカメラ左側面のスイッチを操作する。最大出力はGN5だ。指でフラッシュを操作することでバウンスさせることが可能である。
- 背面モニターは3.0型 104万ドットでタッチ操作に対応している。パナソニックGFシリーズと同じく、モニタは180度回転させることが可能だ。自撮りが容易で横位置でも縦位置でも確認しやすい。
- M100は日本製だったが、M200は台湾製である。
- コマンドダイヤルが一か所しかないので操作効率は低い。結局のところエントリーモデルなので、高度な操作が必要な場合はM5やM6 Mark IIを検討すべきだろう。
- 三脚ネジ穴は光軸上に配置されている。カメラ底面のNFCセンサーは無くなっているが、Bluetoothでスマートフォンと簡易接続が可能だ。
- バッテリーは引き続きLP-E12だが、連続撮影枚数は295枚から315枚へ向上している。
- 三脚グリップ「HG100-TBR」は取り外し可能なBluetoothリモコン「BR-E1」が同梱している。リモコンでシャッターを操作する場合はカメラ側で「セルフタイマー/リモコン」にドライブを変更する必要がある。
- 高感度ISO耐性はM100より1~2レベル優れている。DIGIC 8の導入が大きいのだろう。実用的な画質はISO 1600~3200まで。ISO 6400からおススメし辛い画質となる。
- ダイナミックレンジは3EVのシャドウ回復でも良好な画質となるが、わずかにノイズが見られる。ハイライトは2EV回復すると色に異常が見られる。
- モニターを180度回転させるとセルフタイマーモードへ切り替わる。この際、5段階の美肌モードを利用可能だ。正直に言うと、美肌効果はスマートフォンのほうが強力だ。重要となるフィルター効果が無いので、この点でカメラには改善の余地がある。
- オートフォーカスの測距点は49点から143点へ増加している。さらに追従瞳AFにも対応した。とても実用的な機能だと思う。
- 連写速度に変化は無いが、連続撮影枚数は大きく低下している。ただし、4fpsの追従連写時に連続撮影枚数に困ることは無い。
- 4K 24pに対応しているが、4K 30pには非対応だ。さらにデュアルピクセルAFに対応しているのはFHDまでだ。4KとFHDのフォーカス速度の差は小さくないものの、どちらも顔検出・瞳検出に対応している。
簡単操作と実用的な自撮り機能、応答性のあるタッチパネル、向上した高感度性能、瞳AFがセットとなった初心者フレンドリーのカメラだ。コストパフォーマンスは高い。
4Kの導入は歓迎できるが、クロップが強いのは残念だ。しかし美肌モードやJPEGの色調が良いのは強みとなるだろう。
長所:デュアルピクセルAF・180度セルフィーモニター・5段階の美肌モード・高感度性能・レスポンスの良いタッチパネル・WiFi・Bluetooth・4K 24pとFHD 120fps
短所:4K時の画角クロップが強い・USB充電非対応・ダイナミックレンジがより広いと良かった・電子水準器無し
とのこと。
一見するとM100のマイナーチェンジモデルですが、イメージセンサと画像処理エンジンの更新で様々な恩恵を受けているみたいですね。AF性能が改善しているので、M100ユーザーにとっては別物と感じるかもしれません。他にもC-RAWや、電子シャッター(条件付き)、縦位置動画、DLO(デジタルレンズオプティマイザ)などに対応してより高機能なカメラとなっています。
連写時の撮影枚数は低下していますが、C-RAWを使うことでM100よりコマ数を稼ぐことも可能。さらにBluetoothに対応しているのでスマートフォンとの連携はかなり便利になったと感じるはず。
実勢価格はボディのみで5万円台。最も安いエントリーモデルとは言えませんが、バランスの良い最新モデルです。
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