PetaPixelがキヤノン「EOS R1」のレビューを公開。2400万画素と保守的な解像度としつつ、R5 IIよりも優れたAFや高解像・高輝度のEVF、デュアルCFexpressスロットの高速バッファリングなどを高く評価。
PetaPixel:Canon EOS R1 Review: A Flagship Made For a Select Few
- 価格:
・フラッグシップモデルは常に最高価格。- 外観:
・記載なし。- 質感:
・新しい質感の感触は気に入っているが、カメラというよりはジープのサイドパネルに使われている亜鉛メッキ鋼板を彷彿とさせる。- バッテリー:
・LP-E19 バッテリー。- インターフェース:
・デュアル CFexpress タイプ B スロット。- 携帯性:
・バッテリーグリップ一体化ボディを気にせず使用できるのはこれが初めて。
・一眼レフよりも明らかに小型軽量。
・重いレンズでも適切なバランス。- グリップ:
・グリップ感は自然で、全体の重量も軽め。
・グリップは間違いなく「ちょうどいい」状態。- 操作性:
・必要なカスタマイズ機能をすべて備えた高度なカメラ。
・しかし、操作が難しく感じたり、管理が複雑だとは感じない。
・必要に応じて物事をシンプルにしたり複雑にしたりできる。
(スマートコントローラーや新しい半押し機能など)- 手ぶれ補正:
・記載なし。- ファインダー:
・944 万ドットの解像度と、強化された明るさ。
・リフレッシュ レートはスポーツやアクションに最適。
・フォーカスや撮影時に解像度が低下することはない。
・視線入力AF の調整の精度と一貫性は、R3よりもはるかに面倒で問題が多い。
・直感的に操作できるカメラとして、視線入力は控えめに言っても残念。- モニター:
・バリアングル式。
・R3と比較すると解像度は 210 万ドットと大幅に低下。
(訳注:EOS R3は415万ドット)- メニュー:
・シンプルなメニュー デザイン。- フォーカス:
・アクションを見逃したと感じることは一度もなく、フォーカスは常に信頼できた。
・以前からAFメニューがシンプルだが、現場でわかりやすく効果的。
・ラインナップの中では最もフォーカスの優れたカメラ。
・R3 と R5 Mark II が最も近いが、かなりの差がある。- 連写性能:
・連続撮影速度は最大 40 フレーム/秒。圧縮 RAW で実行する必要がある。
・圧縮RAWは若干の妥協あるものの、それでも画質は優れている。
・バッファが非常に大きく RAW 40fps で10 秒以上撮影すると詰まる。
・CFexpress カードはバッファをすぐにクリアする。
・電子シャッターは約 1/350 秒でスキャンし、フラッシュ同期速度は 1/320秒。
ローリング シャッターの問題は事実上解消。
・メカニカルシャッターは最大 12fps連写に対応できるが、フラッシュ同期速度が 1/200 と遅い。
・カメラにシャッターを残した理由が分からない。
・40fps の連写は確かに便利だが、ほとんどの状況では 20 fpsで十分。- 解像性能:
・かなり保守的な2400万画素。
・画像サイズの拡張はJPEG で機能するが、ディテールは変わらないため不必要。- 高感度ISO:
・ノイズ低減機能があり、状況によっては役立つ。ノイズ低減の効果は劇的で、ディテールの損失は最小限。- ダイナミックレンジ:
・メカニカルシャッターと電子シャッターのどちらを選択しても、同様の結果が得られる。- ホワイトバランス:
・記載なし。- JPEG:
・記載なし。- 動画:
・R3 と非常によく似ているが、以前よりもはるかに機能的。
・内部記録 C-RAW Light で、6K は最大 60 fps。品質は良好で効率的な記録コーデックだが、6Kは RAWでのみ撮影可能。
・一般的な標準の 10bit 4Kは、サブサンプリングだが120fpsまで対応。
・4K 60fps はオーバーサンプリングされ、かなり良好。
・C Log 2 を搭載し、十分なダイナミック レンジ。
・タリー ランプやフルサイズのHDMI。
・動画モードのAFはR3 よりもはるかに信頼性が高い。- 作例集:
・リサイズのみ。- 総評:
・EOS R1は特化しすぎていて、多くの人はより汎用性が高い R5 Mark II の方が便利な選択肢だと感じた。
・EOS R3 がすでに踏み込んだ領域をカバーしているが、R1の性能は驚異的。
・α9 III を除くほぼすべてのカメラよりも高速に撮影でき、頑丈で信頼性が高く、長時間連続撮影が可能。
・AFの信頼性が高く、さまざまな被写体を追従するのに優れている。
新開発の2400万画素積層型CMOSセンサーとDIGIC X + アクセラレータを搭載したミラーレス初となる「1」シリーズのEOS Rカメラ。解像度は引き続き2400万画素ですが、EOS-1D X Mark IIIに引き続きGDローパスフィルタを採用。また、高速連写や高速ローリングシャッター、高度な動画機能など基本性能が高いことに加え、撮影を補助する様々な機能が追加れています。
新しいオートフォーカスシステムは像面位相差のクロスタイプAFをはじめ、アクション優先・登録人物優先モードなどの被写体検出をより使いやすくする機能を実装。基本的な精度を向上させつつ、被写体により賢く追従できるカメラ。
PetaPixelのレビューでは、ジャンルが被る「EOS R3」と似ているもののファインダーやAF性能、動画機能などが優れていると評価。同じ時期に登場したEOS R5 Mark II よりも優れたAF性能と言及しており、AFアルゴリズム以外にも、クロスセンサーの像面位相差AFや高速読み出しのイメージセンサーが功を奏しているのでしょうか。追従が難しく、アクション優先モードを利用できないアイスホッケーのシチュエーションでも良好なAFと高く評価。
引き続き2400万画素を採用しているため、ソニーα1やニコンZ 9のようなトリミング耐性はありません。しかし、そのようなシーンではEOS R5 Mark IIという選択肢が用意されています。あくまでもEOS R1は特定の状況で役に立つようにデザインされたプロ用モデルのようです。
- 発売日:2024年11月
- 予約開始日:7月23日(火)10時00分
- 希望小売価格:オープン
- 直販価格:108万9,000円
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