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EOS R5 Mark II 写真と動画撮影を網羅する優れたオールラウンドで欠点は価格のみ

ePHOTOzineがキヤノン「EOS R5 Mark II」のレビューを公開。静止画・動画ともに高級機らしい性能や信頼性を備え、網羅するオールラウンダーモデルと評価。唯一の欠点は価格とのこと。

ePHOTOzine:Canon EOS R5 Mark II Camera Review

  • 外観:高級機であり、最高品質かつ頑丈な構造を持つ。高い信頼性。
  • 質感:耐候性を備えたマグネシウム合金製で、必要に応じて強化ポリカーボネートも使用。旅行写真撮影に適した高耐久性を有する。
  • バッテリー:ベースプレートを介してアクセス可能。特定の機能にはLP-E6Pバッテリーが必要になる場合があり、サードパーティ製品の互換性は制限される。
  • インターフェース:2.5G BASE-Tイーサネット接続用のオプションバッテリーグリップを用意。CFExpress Type B(最大2TB)とSD UHS-II用のスロットを各1基搭載。
  • 携帯性:プロの主力機としての性能を持ちながらも、コンパクトかつ軽量で汎用性が高い。
  • グリップ:カメラとレンズはやや大きめだが、手にしたときの感触は優れる。
  • 操作性:大きな手でも使いやすいボタン配置。キヤノン特有の論理的な操作体系を踏襲。大型ボディにより、誤操作のリスクが軽減されている。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • ファインダー:視線入力AFの効率が向上し、メガネ使用者でも信頼性が高い。
  • モニター:記載なし。
  • メニュー:記載なし。
  • フォーカス:記載なし。
  • ドライブ性能:電子シャッター使用時のローリングシャッター歪みをオリジナルR5比で約60%低減。
  • 解像性能:記載なし。
  • 高感度ISO:ISO 3200までノイズは少なく自由に使用可能。ISO 6400では若干のノイズ、ISO 12800で性能低下が顕著。ISO 25600以上ではノイズが顕著になり、最高値のISO 102400では実用性に乏しい。
  • ダイナミックレンジ:記載なし。
  • ホワイトバランス:昼光や曇天モードは光の質を維持。日陰モードは森の中の紫色の色かぶりを除去。
  • JPEG:初心者向けではなく、ピクチャースタイルの選択肢が少ない。
  • 動画:冷却システムが大幅改善。冷却ファン内蔵の専用グリップも用意。移動中の撮影でも安定した映像を提供。
  • 価格:価価格は高めだが、新機能や品質向上、細部への配慮を考慮すれば妥当といえる。
  • 作例集:高解像作例あり。
  • 総評:写真と動画撮影を網羅した優れたオールラウンド機。性能は高く、EVFも成熟した設計で光学ファインダーに匹敵。価格は高いが、Canonユーザーには納得のいく選択肢となるだろう。

EOS R5の後継モデルとして2024年8月に発売。
同シリーズでは初となる積層型CMOSセンサーを搭載し、プロセッサはEOS R1と同じくDIGIC X + アクセラレータを採用。AFシステムやアルゴリズムはR1とよく似ています(R1のようなクロスタイプAFではありませんが)。連続撮影速度や動画機能も大幅に強化され、EOS R3の視線入力AFにも対応しています。従来よりも高価な機種となってしまいましたが、強化された点を考慮すると妥当な値付けと言えるかもしれません。

ePHOTOzineは高解像・高速連写・8K 60p RAW記録が可能な高級機のオールラウンダーと高く評価。オートフォーカスについて言及していませんが、区別化できる大きなポイントとして視線入力AFを挙げています。レビューサイトによって賛否両論ある機能ですが、ePHOTOzineは否定的ではなさそう(ただし、同サイトはフォーカスに関して言及していないことが多い。実際のところは不明)。

ISO感度は3200まで良好な画質を維持し、6400-12800で性能が低下する模様。常用するとしたら12800までで、それ以降はノイズ低減機能を併用したり、後処理したほうが良いかもしれませんね。ウェブ上の画像サイズで見ると、ISO 25600まで問題なく使えるようです。

欠点は高い値付けと指摘。優れた性能だが安くはないとのこと。将来的に値下がりすると買いやすくなるとしています。

私は手持ちのEOS R5 Mark IIで視線入力の動作を確認。
EOS R3が無いので比較することはできませんが、まずまず良好に動作する実用的な機能。ただ、上手く動作する時としない時があり、失敗が許されないシーンで使うのは躊躇します。少なくともオンオフを素早く切り替えることが出来るようにしておきたいところ。また、裸眼の時よりも、眼鏡を装着時のほうが良好に機能しました。

キヤノン EOS R5 Mark II 最新情報まとめ

  • 発売日:2024年8月下旬
  • 希望小売価格:オープン
  • 直販価格:
    ・ボディ:65万4,500円
    ・レンズキット:80万8,500円
  • 初値:
    ・ボディ:589,050 円
    ・レンズキット:727,650 円

主な仕様

  • イメージセンサー
    ・タイプ:裏面照射型積層CMOSセンサー
    ・有効画素数:4500万画素 8192 x 4320
    ・除塵ユニット:セルフクリーニングセンサーユニット
    ・手振れ補正:8.5段分
  • ISO:ISO 100 ~ 51200
    拡張 L (ISO 50 相当)、H (ISO 102400 相当)
  • プロセッサ:DIGIC X + DIGIC アクセラレータ プロセッサ
  • メモリーカード:
    ・CFexpress 2.0 Type B
    ・SD UHS-II
  • 静止画:JPEG/HEIF/RAW/C-RAW
  • 動画:ALL-I(タイムラプスのみ)/IPB(MP4)
  • AFシステム:デュアルピクセル CMOS AF
    ・測距点: 最大 1053 ゾーン
    ・測距輝度範囲:EV –6.5 ~ 21
    ・被写体認識:自動、人物、動物、車両
    ・その他:視線入力AF、アクション優先、登録人物優先
  • ドライブ性能:
    ・メカニカルシャッター:1/8000秒~30秒
    ・電子シャッター:1/32000~30秒
    ・フラッシュ同調速度: 1/200秒(メカ)
    ・フラッシュ同調速度:1/250秒・1/320秒(電子先幕)
    ・フラッシュ同調速度:1/160・1/200秒(電子シャッター)
    ・撮影速度:最高約12コマ/秒(メカシャッター/電子先幕)
    ・撮影速度:最高約30コマ/秒(電子シャッター)
    ・撮影枚数:RAW:約230枚(約95枚)
  • ファインダー:0.5型 約576万ドット 約0.76倍
  • モニター:3.2型 約210万ドット バリアングルモニタ
  • 動画:
    ・8K:60p 2600Mbps
    ・4K:60p 1860Mbps
  • インターフェース:
    ・USB:USB 3.2 Gen 2 USB Type-C
    ・ヘッドホン:Φ3.5mm
    ・マイク:Φ3.5mm
    ・HDMI:A
    ・LAN:RJ-45(2.5GBASE-T)(EPグリップ使用時)
    ・シンクロ:あり
    ・Wi-Fi:IEEE 802.11b/g/n/a/ac/ax
    ・Bluetooth:5.3
    ・N3タイプ端子
  • バッテリー
    ・タイプ:LP-E6P
    ・撮影可能枚数:630 shots
    ・充電方法:
  • サイズ:138.5×101.2×93.5 mm
  • 重量:656 g
  • 防塵防滴:
  • ボディ材質:マグネシウム合金/ポリカーボネート

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