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EOS R5 Mark II これまでで最も高性能なオールラウンドカメラ

PetaPixel がキヤノン「EOS R5 Mark II」のレビューを公開。取り外しにくいシューカバーに苦言を呈しつつ、R5よりも優れた電子シャッター時のダイナミックレンジや改良された操作性、動画機能などを高く評価しています。

PetaPixel :Canon EOS R5 Mark II Review: Canon’s Most Capable Do-It-All Camera

  • 外観
    ・お馴染みのボディデザイン。良いものを変える必要はない。
    ・救いようがないと思うのは新しいホットシュー カバー。設計に欠陥があり、カバーを外すのが非常に難しい。
  • 質感:記載なし。
  • バッテリー
    ・LP-E6Pになり、高度な動画モードをいくつか使用可能。
  • インターフェース:記載なし。
  • 携帯性
    ・持ち運びに理想的なサイズ。軽すぎず、重すぎず
  • グリップ
    ・大きくて快適なグリップ。
    ・オリジナルからわずかに変更があるが、使い心地は変わらない。
  • 操作性
    ・前モデルと似ているが、さらに改良されている。
    ・すべてのボタンとダイヤルは使い慣れた場所にある。
    ・デザインはこれまで使った中で最も直感的。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • ファインダー
    ・以前と同じ 576 万ドット。
    ・視線入力に対応。野生動物の撮影で非常にうまく機能する。
    ・しかし、他の人が使うと視線入力はいまくいかなかった。
    ・視線入力は素早く捕捉するのに便利だが、静止したシーンを撮影したいときには少し慌ただしく、飛び飛びに動作する。
  • モニター:記載なし。
  • メニュー
    ・大きく異なる点の 1 つは新しいメニュー システム。
    ・オートフォーカス インターフェイスははるかに簡素化されている。以前の設定では、理想的な結果を得るために多くの調整が必要だった。
  • フォーカス
    ・視線入力を除けば、AFパフォーマンスは全体的に優れている。
    ・ポートレートには完璧にフォーカスでき、動物の瞳もうまく検出できる。
    ・ほとんどのユーザーは、EOS R3よりもパフォーマンスが優れていると感じるだろう。
  • 連写性能
    ・オートフォーカスをオンにした状態で最大 30 フレーム/秒のブラックアウトのない撮影が可能・
    ・1/160 秒という優れた速度で読み出すため、ローリング シャッターの問題が軽減されている。
  • 解像性能
    ・組み込みのノイズ低減が常に適用されるため、どのような場合でも細部が若干失われる。
  • 高感度ISO:記載なし。
  • ダイナミックレンジ
    ・メカニカルシャッターを使用時は、前モデルよりダイナミック レンジが僅かに狭い。
    ・電子シャッターを使用すると、(メカニカルシャッターよりも狭くなるが)R5より大幅に優れている。
  • ホワイトバランス:記載なし。
  • JPEG:記載なし。
  • 動画
    ・大きな変更点は、積層型CMOSによりローリングシャッターの問題が大幅に軽減されたこと。
    ・C-Log3 よりもはるかに優れ、はるかに簡単で視覚的に魅力的な方法でグレーディングする C-Log2 プロファイルが追加された。
    ・残念ながら4K 60pのオーバーサンプリングができない。
    ・タリーランプと波形モニタを搭載。波形モニタのサイズ変更や場所移動はできない。
    ・過熱を改善するためにいくつかの重要な変更を加えており、それが功を奏したように思える。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評
    ・Nikon Z 8 にプレッシャーをかけ続ける多機能カメラ。
    ・これまでで最も高性能なオールラウンドカメラであり、専門的なEOS R1を凌駕している。
  • 競合
    ・Z 8 のフォーム ファクタと操作性は依然として優れていると感じており、レイアウトは R5 Mark II よりも気に入っている。そして価格が安い。
    ・R5は依然として素晴らしい選択肢。より低価格で、メカニカルシャッター時にダイナミックレンジが少し良好。優れたAFや動画機能が必要であればR5 IIが最適。

EOS R5の後継モデルとして2024年8月に発売。同シリーズでは初となる積層型CMOSセンサーを搭載し、プロセッサはEOS R1と同じくDIGIC X + アクセラレータを採用。AFシステムやアルゴリズムはR1とよく似ています(R1のようなクロスタイプAFではありませんが)。連続撮影速度や動画機能も大幅に強化され、EOS R3の視線入力AFにも対応しています。従来よりも高価な機種となってしまいましたが、強化された点を考慮すると妥当な値付けと言えるかもしれません。

PetaPixelのレビューでは、従来から良好だった操作性がさらに改良されているとしつつ、メニューシステムも使いやすくなっている模様。視線入力AFは万人に対応する機能ではないものの、相性が良い人にとっては使いやすい機能となりそうです。

Photons to Photosのテストと同じく、メカニカルシャッター時の最大ダイナミックレンジはR5よりも狭いものの、電子シャッター時の性能はR5よりも優れているとのこと。メカニカルシャッターとの差が気にならなければ、日常的に電子シャッターを利用できるパフォーマンスになったと言えるかもしれません。

画像処理による実用的なアップスケーリングやノイズリダクションを始め、アクション優先モードや追加の被写体検出に関しては言及していません。ただし「多くの人がEOS R3よりも優れたAFと感じるだろう」と言及しています。高解像であることを含め、EOS R1よりも野生動物の撮影に適していると感じた模様。

キヤノン EOS R5 Mark II 最新情報まとめ

  • 発売日:2024年8月下旬
  • 希望小売価格:オープン
  • 直販価格:
    ・ボディ:65万4,500円
    ・レンズキット:80万8,500円
  • 初値:
    ・ボディ:589,050 円
    ・レンズキット:727,650 円

主な仕様

  • イメージセンサー
    ・タイプ:裏面照射型積層CMOSセンサー
    ・有効画素数:4500万画素 8192 x 4320
    ・除塵ユニット:セルフクリーニングセンサーユニット
    ・手振れ補正:8.5段分
  • ISO:ISO 100 ~ 51200
    拡張 L (ISO 50 相当)、H (ISO 102400 相当)
  • プロセッサ:DIGIC X + DIGIC アクセラレータ プロセッサ
  • メモリーカード:
    ・CFexpress 2.0 Type B
    ・SD UHS-II
  • 静止画:JPEG/HEIF/RAW/C-RAW
  • 動画:ALL-I(タイムラプスのみ)/IPB(MP4)
  • AFシステム:デュアルピクセル CMOS AF
    ・測距点: 最大 1053 ゾーン
    ・測距輝度範囲:EV –6.5 ~ 21
    ・被写体認識:自動、人物、動物、車両
    ・その他:視線入力AF、アクション優先、登録人物優先
  • ドライブ性能:
    ・メカニカルシャッター:1/8000秒~30秒
    ・電子シャッター:1/32000~30秒
    ・フラッシュ同調速度: 1/200秒(メカ)
    ・フラッシュ同調速度:1/250秒・1/320秒(電子先幕)
    ・フラッシュ同調速度:1/160・1/200秒(電子シャッター)
    ・撮影速度:最高約12コマ/秒(メカシャッター/電子先幕)
    ・撮影速度:最高約30コマ/秒(電子シャッター)
    ・撮影枚数:RAW:約230枚(約95枚)
  • ファインダー:0.5型 約576万ドット 約0.76倍
  • モニター:3.2型 約210万ドット バリアングルモニタ
  • 動画:
    ・8K:60p 2600Mbps
    ・4K:60p 1860Mbps
  • インターフェース:
    ・USB:USB 3.2 Gen 2 USB Type-C
    ・ヘッドホン:Φ3.5mm
    ・マイク:Φ3.5mm
    ・HDMI:A
    ・LAN:RJ-45(2.5GBASE-T)(EPグリップ使用時)
    ・シンクロ:あり
    ・Wi-Fi:IEEE 802.11b/g/n/a/ac/ax
    ・Bluetooth:5.3
    ・N3タイプ端子
  • バッテリー
    ・タイプ:LP-E6P
    ・撮影可能枚数:630 shots
    ・充電方法:
  • サイズ:138.5×101.2×93.5 mm
  • 重量:656 g
  • 防塵防滴:
  • ボディ材質:マグネシウム合金/ポリカーボネート

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