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Digital Camera Worldが富士フイルム製ミラーレス「X-T4」のレビューを公開しています。欠点を見つけるのが難しいカメラとして非常に高い評価となったみたいですね。個人的に気になっている1台。
- 市場における最高のミラーレスとなる1台だ。間違いなく選択肢の1つとしてリストアップされているはずだ。
- X-Trans CMOS 4とX-Processor 4を搭載している点でX-T3と同じだ。同じ解像性能で同じ像面位相差検出AFセンサーを備えている。
動画仕様もほとんど変わらないが、X-T3の時点でトップクラスの動画機能である。- X-T4はボディ内手ぶれ補正を導入している。X-H1の補正ユニットと比べて小さく軽量、より効果的なシステムとなっている。レンズに光学手ぶれ補正が搭載されていなかったとしても、6.5段分の補正効果があると言われている。
- シャッターユニットは11コマ秒から15コマ秒と高速化し、遥かに静かな動作音となった。×1.25クロップによる電子シャッター連写は同等だが、動きの速い被写体を撮影する場合はメカシャッターが適しているはずだ。シャッターユニットの耐久回数はX-T3の倍となっている。
- バッテリーが新しい「NP-W235」に切り替わっている。通常モードで500コマとなり、一眼レフ並みでは無いがX-T3から大幅に改善している。
- バリアングルモニタはX-A7やXt200のような16:9アスペクト比ではない。富士フイルムは従来通り「D-Pad(方向ボタン)」のスペースを確保するため3.0型モニタを使う必要があると述べている。
- その他改良点は以下の通りだ。
・ETERNA Bleach Bypass
・顔検出・瞳検出の新しいAFアルゴリズム
・部分的に改善した外部コントロール
(特に静止画/動画切替スイッチ)- 外観は従来通りクラシカルな露出コントロールを備えている。カメラ上部にシャッタースピードとISOダイヤルを備え、レンズ側で絞り操作が可能だ。カメラの電源を入れていない状態でも操作可能である。
これにより前後のコマンドダイヤルで別の機能を割り当てることが出来る。- ボディサイズはX-T3より少し大きいが、それほど差は無い。グリップが少し大きくなっているので安定性が高まっている。
- メカニカルシャッターはとても静かに動作する。
- X-T4用バッテリーグリップ「VG-TX4」に新型バッテリーを追加で2個搭載することで撮影枚数は1,450枚まで向上する。カラーはブラックのみだが違和感はない。
- 画質はX-T3やX-Pro3、X-T30で見てきたものと同じだ。さらにダイナミックレンジの拡張やシャドウ/ハイライトのトーン調整が可能となっている。
- X-T3と比べてオートフォーカスにそれほど違いは無いかもしれないが、顔と瞳の追従性は改善したと言われている。富士フイルム最新レンズでは確かに高速かもしれないが、一部の古い単焦点レンズはアクチュエーターの性能が悪いので少し遅いと感じるかもしれない。
- 顔検出・瞳検出AFを実際に使ってみると非常に優れていることが分かった。しかし、突然不安定となり、被写体を見失う可能性がある。動作には慣れが必要だ。
- 15コマ秒の連写速度はとても印象的だが、RAW出力だと僅か3秒程度でバッファが詰まってしまう。長時間の連写が必要な場合はJPEG出力に切り替えよう。
- ボディ内手ぶれ補正は6.5段と言えないものの、素晴らしいパフォーマンスだ。組み合わせるレンズや条件によって効果は大きく異なってくる。「XF16-55mmF2.8 R LM WR」の55mmで試してみたところ、場合によって1/8秒までシャッタースピードを遅くすることが出来た。
- 動画撮影でボディ内手ぶれ補正を使ってみたが、補正ユニットは動画より静止画に適しているように見える。動き回る撮影では補正効果が不自然だ。
- 解像性能はNikon Z 6やα6600と同等だ。ISO3200まで似たような解像性能を発揮する。フルサイズセンサーのZ 6はISO12800まで見事なパフォーマンスを維持している。2000万画素のOM-D E-M1 Mark IIIは競合カメラほど解像しない。
- ダイナミックレンジは非常に優れている。ISO感度全域でOM-D E-M1 Mark IIIと同等だ。Z 6はISO3200?12800で有利となるが、それ以外は同等だ。α6600は全体的に見劣りする。
- ISO感度ノイズはOM-D E-M1 Mark IIIやZ 6とほぼ同じ水準だ。ISO感度全域できちんと処理されている。α6600は比較的ノイジーである。
満点を付けざるを得ないカメラだ。非常に優れたカメラであり、欠点を見つけるのが難しい。
X-T3に必要だったほぼ全てのものがX-T4に組み込まれている。ボディ内手ぶれ補正、バリアングル式タッチモニタ、バッテリーの改善などなど…。
連写撮影におけるバッファを含めた多くの未着手ポイントもあるが、「あれば良かった」と言うだけのものだ。
素晴らしいスチルカメラであると同時に最先端の動画機能を備えたカメラでもある。ただしヘッドホン端子が無くなってしまったのは残念である。長所:6.5段分のボディ内手ぶれ補正・クラシックな操作性とレイアウト・4K 60p 10bitの内部記録
短所:APS-C最高解像ではない(EOS M6 Mark II)・連写と動画のfps設定が複雑・X-T3を超える画質ではない
とのこと。
「満点を付けざるを得ない」と述べながらも、総合評価の星が「4.5点」となっているのは気になる所。とは言え、細かいことを省くとかなり良いカメラに仕上がっているみたいですね。
ここ最近のミラーレスとしては非常に高い評価を得ているようです。他のレビューサイトでも似たような評価が多く、特にボディ内手ぶれ補正・バリアングルモニタ・高度な動画機能の組み合わせがレビュワーの心に刺さっている模様。
個人的には15fpsのメカシャッター連写や改善した顔検出・瞳検出が気になるところ。X-T3では未実装の「Classic Neg」「ETERNA Bleach Bypass」も使ってみたいですねえ。画質はX-T3と同等だと思われますが、JPEG出力の機能性は大きく改善しているように見えます。
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