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レンジファインダースタイルとしては優れた選択肢|FUJIFILM X-E5

DPReviewが富士フイルム「FUJIFILM X-E5」のレビュー最終評価を公開。富士フイルム最新のテクノロジーを詰め込んだレンジファインダースタイルとして最良の選択肢。ただし、このスタイルである必要がないのなら、他により良い選択肢があると言及。特に米国では価格が高くなっているみたいですね。

DPReview:Fujifilm X-E5 in-depth review

  • X-E5の価値は、あなたが住んでいる場所によって大幅に異なる。米国では、上位機種のX-T5と同程度の価格、他の地域では下位機種のX-T50と同程度の価格。
  • X-E5の強みは、高解像度センサーと最新のプロセッサーを搭載したレンジファインダースタイルのカメラであることだ。そのスタイリングは、今とても「旬」である。
  • X100VIの使用感を再現するのに非常に近い。
    (光学ファインダーと固定されたレンズ以外)
  • 前モデルであるX-E4は、操作系が簡素化されていたため使い勝手が悪く、センサーも手ぶれ補正されていなかった。
  • 同世代のカメラから得られるテクノロジー一式を搭載。
  • オートフォーカスシステムや複雑でタッチ操作不可のメニューなど、富士フイルムが次世代でアップデートした方が良い部分も受け継いでいる。
  • レシピ機能は、富士フイルムの最大の強みであるJPEGカラーを指先でコントロールできるようにした。
  • もっと高解像度で倍率の高いファインダーが見たかったが、そうするとカメラが大きくなってしまうだろう。
  • 他社製品に近い性能のオートフォーカスシステムを搭載することも望ましかった。
  • 前モデルの2倍の価格で発売されるカメラというのは、市場価格を引き上げたとはいえ、少々受け入れがたい。(米国)

X-E5が写真撮影に特化したツールであることに変わりはない。レンジファインダースタイルにこだわらないのであれば、より高性能な選択肢があることは確か。しかし、それが重要なのであれば、富士フイルムはこのカメラで素晴らしい仕事をしており、最良の選択肢の1つ。(X-Pro最新モデルが登場しない限り)

同業他社との比較

  • FUJIFILM X-T50
    価格と仕様の点でより直接的な比較対象。一眼レフのスタイルなので、ポップアップフラッシュを内蔵でき、より高解像度のモニタを搭載。それ以外は、非常によく似た性能。本稿執筆時点で、X-T50にもフィルムシミュレーションダイヤルがあるにもかかわらず、レシピシステムはX-T50には搭載されていない。
  • α6700
    富士フイルムよりも信頼性の高いオートフォーカスシステムと、より多くのレンズを快適に使用できる。がっちりとしたグリップを備えた、非常に技術力の高いカメラだ。α6700は富士フイルムの格安モデルX-M5と同じセンサーを使用しているが、手ぶれ補正機能を搭載。ヘッドフォンジャックとバリアングル式モニタを搭載しているため、動画撮影にはより適している。しかし、このカメラで撮影することに喜びを見いだせない写真家もいることだろう。
  • Z5II
    フルサイズセンサーによる高画質、デュアルカードスロット、より大きく明るいファインダー、防塵防滴、より信頼性の高いオートフォーカスシステムなど、多くの点でZ5IIは高性能。しかし、画質の向上は、より大きく高価なレンズの代償でもあり、そのスタイリングはより一眼レフライクなものとなっている。
  • FUJIFILM X-T5
    米国では、X-T5がX-E5と同程度の価格。しかし、ターゲットは大きく異なる。より大きく高解像度のEVF、防塵防滴、デュアルカードスロットを備え、プロの主力カメラとして十分に機能する。

2025年7月に発表されたFUJIFILM X-Eシリーズの最新モデル。
X-T50と同じく、X-H2由来のイメージセンサーとプロセッサを搭載し、X-Eシリーズでは初となるボディ内手振れ補正にも対応。さらに前モデルには無かった「フィルムシミュレーションダイヤル」「コントロールレバー」「MCSスイッチ」などが追加されています。

また、「フィルムシミュレーションレシピ」「クラシックビューファインダーモード」「サラウンドビュー」など、第五世代のカメラとしても目新しい機能を実装。X-E4より販売価格が大幅に高くなってしまったものの、それ相応のカメラ。(ただし、ファインダーやモニターのスペックは従来通り)

DPReviewのレビューでは、光学ファインダーこそ搭載していないものの、従来のX-Eシリーズよりも付加価値が高く、X100に近いカメラとなった模様。このようなスタイルのXマウントカメラを探している人にとっては唯一無二の選択肢となりそうです。

ただし、モニター解像度、防塵防滴非対応などが価格に見合わないと指摘。特にアメリカではX-T5に近い価格設定から簡単にはおススメできないようです。X-E4の2倍近い価格、X-T50やX-T5に近い価格帯であることを考慮すると、(今回は言及していませんが)防塵防滴やファインダーの仕様は少し気になるかもしれませんね。

富士フイルム FUJIFILM X-E5 最新情報まとめ

FUJIFILM X-E5
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対応アクセサリ

充電式バッテリー NP-W126S
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バッテリーチャージャー BC-W126S
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三脚グリップ TG-BT1
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リモートレリーズ RR-100
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ボディキャップ BCP-001
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主な仕様

イメージセンサー タイプ:X-Trans CMOS 5 HR
有効画素:4020万画素
処理エンジン X-Processor 5
センサー除塵 超音波振動
手振れ補正 イメージセンサーシフト機構
中央7.0段、周辺6.0段
ISO ISO125~12800
拡張 64-51200
ストレージ SD UHS-II
AF 検出方式:インテリジェントハイブリッドAF
測距点:13×9/ 25×17
測距輝度範囲: -7.0EV
フィルムシミュレーション 20モード
被写体検出 動物/鳥/クルマ/バイク&自転車/飛行機/電車
シャッター メカニカル:15分〜1/4000秒
電子先幕:15分〜1/4000秒
電子:15分〜1/180000秒
フラッシュ同調速度 1/180秒以下
連続撮影速度 電子シャッター 約20fps(1.29xクロップ)
電子シャッター約13fps
メカニカルシャッター 約 8fps
連続撮影枚数 約20fps
非圧縮RAW:17
ロスレス圧縮RAW 32
圧縮RAW:66
ファインダー サイズ:0.39型
解像度:約236万ドット
倍率:0.62倍
モニター サイズ:3.0インチ
解像度:約104万ドット
可動方式:チルト式
動画フレームレート 6.2K 30p
4K 60p
ALL-Intra/Long-GOP
動画出力 MOV: HEVC/ H.265、MPEG-4、AVC/ H.264
MP4: MPEG-4、AVC/ H.264
USB USB3.2 Gen2x
マイク/ヘッドホン マイク:ø3.5mm
ヘッドホン:
HDMI タイプD
Wi-Fi IEEE802.11a/b/g/n/ac
Bluetooth Ver. 4.2
その他ポート類 ホットシュー
バッテリー タイプ:NP-126S
撮影可能枚数:約310枚
サイズ 124.9×72.9×39.1mm
重量 本体のみ:396g
バッテリー含:445g

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