PCmagが富士フイルム「GF50mmF3.5 R LM WR」のレビューを公開。1億画素のセンサーを活かすには絞る必要があるとしつつも、スリムで良好な光学性能と評価。
PCmag:Fujifilm Fujinon GF 50mm F3.5 R LM WR Review
- 外観:62mmフィルターに対応。
- 構造:防塵防滴。
- 携帯性:パンケーキレンズを重ねたような形状。これほどコンパクトな選択肢は他にない。GFX100 IIの重量を考慮すると重くない。
- 操作性:F3.5-32の絞りリングはクリック解除不可。
- AF:リニア駆動で0.25秒以内に被写体を捕捉。
- MF:少し狭いが快適。フォローフォーカス用のギアを装着するには十分なスペース。
- マクロ:撮影倍率が低い。45mmF2.8や35-70mmF4.5-5.6を検討。
- 手ぶれ補正:非搭載だがボディ側で対応。
- 解像性能:GFX100 IIとの組み合わせでF2.8が5000本と良好だが、端や隅は目に見えてソフト。F5.6-8で飛躍的に向上する。
- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:大部分は円形。縁取りや玉ねぎボケ、色収差は目立たない。
- 軸上色収差:目立たない。
- 倍率色収差:目立たない。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:僅かな樽型。
- 周辺減光:F3.5で目に付くが画質を損なうものではない。
- コマ収差:記載なし。
- 逆光耐性:良好。
- 光条:絞っても発生しない。
- 作例集:リサイズのみ。
- 総評:1億画素を活かすには絞る必要があり、もう少し近距離にピントが合うと良かった。しかし、実用的でスリムなレンズ。
- 競合について:
- 備考:
10万円台で購入することができる、手頃な価格のGFX用レンズですね。フルサイズで言うところの40mm相当の画角をF3.5でカバーしています。小型軽量ながらリニアモーター駆動の高速AFや防塵防滴、絞りリング搭載など機能的。GFX100Sや50S IIなどの比較的コンパクトなボディと組み合わせることで、機動力の高い44×33mmスナップカメラとなりそう。
富士フイルム GF50mm F3.5 R LM WR 最新情報まとめ
レンズの仕様
型番 | GF50mmF3.5 R LM WR |
---|---|
レンズ構成 | 6群9枚 (非球面レンズ:1枚) |
焦点距離 | f=50mm (35mm判換算:40mm相当) |
画角 | 57.4° |
最大口径比(開放絞り) | F3.5 |
最小絞り | F32 |
絞り形式 |
|
撮影距離範囲 | 0.55m - ∞ |
最大撮影倍率 | 0.1倍 |
外形寸法:最大径×長さ(約) ※先端よりマウント基準面まで |
ø84.0mm x 48.0mm |
質量(約) ※レンズキャップ・フード含まず |
335g |
フィルターサイズ | ø62mm |
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