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70-300mm F4.5-6.3 Di III RXD Z-mount レビューVol.2 解像チャート編

タムロン「70-300mm F4.5-6.3 Di III RXD Z-mount」のレビュー第二弾を公開。今回は恒例の解像力チャートを使い、Z 7と組み合わせた際の近距離解像性能をチェック。

70-300mm F/4.5-6.3 Di III RXDのレビュー一覧

解像力チャート

撮影環境

テスト環境

  • カメラボディ:Z 7
  • 交換レンズ:70-300mm F4.5-6.3 Di III RXD Z-mount
  • パール光学工業株式会社「【HR23348】ISO12233準拠 8K解像力テストチャート(スチルカメラ用)
  • オリンパス HYRes 3.1 解析ソフト
  • 屋内で照明環境が一定
  • 三脚・セルフタイマー10秒・電子シャッター
  • RAW出力
  • ISO 100 固定
  • Adobe Lightroom Classic CCでRAW現像
    ・シャープネス オフ
    ・ノイズリダクション オフ
    ・色収差補正オフ
    ・格納されたレンズプロファイル(外せない)
  • 解析するポイントごとにピントを合わせて撮影
    (像面湾曲は近接で測定が難しいので無限遠時にチェック)
  • 近接でのテストであることに注意(無限遠側はさらに良好となる可能性あり)

補足

今回はRAW出力を元にしてシャープネスをオフの状態で検証。ボディ出力のJPEGやRAW現像でシャープネスを整えるとより数値が向上する可能性あり。今回の数値はあくまでも「最低値」とお考え下さい。

70mm

テスト結果

中央は絞り開放から非常に良好ですが、周辺部や隅は像面湾曲や諸収差の影響で非常にソフトな結果となります。絞ることで徐々に改善しますが、満足のいく結果が得られるまで数段絞る必要があり、隅まで画質を改善するつもりなら回折の影響を加味してもF16-F22まで絞ることになるでしょう。

数値確認

中央 周辺部 四隅
F4.5 4304
F5.6 4152 1626
F8.0 3996 2532
F11 3881 3611
F16 3707 3427 2642
F22 3084 2898 2836

実写確認

ご覧のように像面湾曲の影響を回避(各部位ごとにピントを合わせた)したとしても周辺部や隅は非常にソフトな結果となります。70mmで接写する場合、被写体は中央付近に配置するのがおススメです。

100mm

テスト結果

基本的には70mmと同じ。中央は絞り開放から非常に良好である一方、周辺部や隅はかなり絞る必要があります。ただし、70mmよりも改善速度が速く、周辺部のみであればF8~F11で実用的な画質を得ることが出来ます。隅もF11~F16まで絞れば許容範囲内となります。

数値確認

中央 周辺部 四隅
F4.8 4065 1691
F5.6 4028 2046
F8.0 3857 3295
F11 3707 3669 2668
F16 3501 3407 2855
F22 2859 3008 2878
F25 2878 2859 2785

実写確認

作例を見ると分かるように、周辺部までならばF8まで絞るとかなりシャープな結果を得ることが出来ます。ただ、隅まで良好な結果を期待したい場合はF16付近までは絞りたいところ。この焦点距離でも像面湾曲の影響が強く残っているので、狙った被写体にしっかりとピントを合わせておく必要があります。

200mm

テスト結果

広角側と比べて周辺部や隅の画質が安定する一方、中央のパフォーマンスは低下傾向となります。低下したとはいえ、シャープな結果に違いは無く、安定感のある結果は広角側よりも使い勝手が良好。基本的に絞り開放から回折の影響を受けるまで大きな変化はありません。

数値確認

中央 周辺部 四隅
F5.6 3350 3054 2845
F8.0 3782 3332 3195
F11 3554 3286 3396
F16 3458 3386 3314
F22 2845 2917 2755
F29 2412 2502 2486

実写確認

数値通り、中央の切れ味は少し落ちているように見えますが、周辺部や隅の安定感は捨てがたいものがあります。もしも近くの小さな被写体を撮影する場合は200mm以上がおススメ。

300mm

テスト結果

中央のパフォーマンスはさらに低下しますが、周辺部や隅は少し向上し、全体的に均質性の高い結果を得ることが出来ます。周辺部や隅に向かって大きな画質低下が無く、手ごろな価格の望遠ズームレンズの望遠端としては良好な結果と言えるでしょう。

数値確認

中央 周辺部 四隅
F6.3 3332 3169 3072
F8.0 3440 3259 3177
F11 3733 3133 3126
F16 3350 3151 3223
F22 2804 2791 2832
F32 2268 2143 2124

実写確認

Z 7のセンサー性能を最大限活かす性能ではありませんが、安定感があり使いやすい300mmに見えます。Z 6など低解像センサーであれば、特に不満を感じることは無いでしょう。

まとめ

広角側の接写時に周辺画質が大きく低下する点には注意が必要なものの、それ以外はフレーム全域で安定感のある光学性能が期待できる望遠ズームレンズです。特に200~300mmにおけるフレーム全体の均質性が高く、風景写真などパンフォーカスの撮影にも使いやすい性能となっているのがGood。中央の切れ味は優れたNIKKOR Zレンズほどではないかもしれませんが、気軽に使うことができる70-300mmとしては満足のいく性能かなと。

あくまでも今回は収差が変動しやすい最短撮影距離付近における解像チャートテストの結果です。無限遠側ではまた違った結果となる可能性が高く(特に広角側)、それは後日テスト予定なのでこうご期待。

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作例

オリジナルデータはFlickrにて公開

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