VILTROX AF 27mm F1.2 Proはボケと色収差の補正状態が同クラス最高

Sony Alpha Blogが「VILTROX AF 27mm F1.2 Pro」のレビューを公開。解像性能はシグマ DC DNほどではないものの、ボケの描写や色収差の補正状態、機能性などが良好と高く評価。

Sony Alpha Blog：Viltrox 27mm F1.2

外観：良好なビルドクオリティ。

構造：防塵防滴。更新用USB-Cポートあり。

携帯性：F1.2レンズらしく大きく重い。

操作性：優れたエルゴノミクス。必要な全てを備えている。

AF：非常に高速だが、ポートレートのAF-Cでは予期しない不具合が発生した。

MF：フォーカスブリージングが目立つ。

手ぶれ補正：記載なし。

解像性能：中央はF1.2から非常に良好でF2で優れた結果が得られる。隅はグレードが低くなるが絞ると非常に良好。遠景ではF2.8で全体的に良好。

像面湾曲：記載なし。

ボケ：玉ボケや後ボケは柔らかく素敵な描写。

軸上色収差：目立たない。

倍率色収差：目立たない。

球面収差：記載なし。

歪曲収差：中程度の樽型。

周辺減光：F1.2でかなり目立つが、F2.8で無視できる程度。

コマ収差：問題なし。

逆光耐性：問題ないが、より良いとよかった。

光条：F16で素敵な描写。

作例集：

総評：優れた光学性能とAF。F1.2はNDフィルターが必要となる場合もあるが、シグマよりもバランスが取れている。強くおススメできるレンズ。

競合について：解像度はシグマ23mm DC DNが最高。VILTROXとLAOWAが続く。ボケと色収差はVILTROXが最高。

備考：

とのこと。
APS-C用のレンズでは珍しい、27mmの大口径単焦点。多くの27mmレンズが小型軽量なF2~F2.8レンズであるのに対して、VILTROXはF1.2の大口径を採用した大きく重いレンズに仕上がっています。携帯性では明らかに不利となるものの、F1.2の浅い被写界深度や低照度性能を備え、防塵防滴や絞りリングなど外装にも力が入っています。

Sony Alpha Blogのレビューでは、F1.2の大口径AFレンズながら優れた光学性能を備えているようです。F1.2の絞り開放から広い範囲で高い解像性能を備え、隅でも極端な画質の低下はない模様。絞れば全体的にシャープな結果。さらに、口径食はあるものの綺麗なボケを実現している模様。販売価格も高くなく、40mm相当の画角で大口径レンズを使ってみたいのであれば面白い選択肢となりそうです。

VILTROX AF 27mm F1.2 Pro 最新情報まとめ

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レンズの仕様

レンズの仕様
発売日	2023年8月21日	初値	￥70,600
マウント	X	最短撮影距離	0.28m
フォーマット	APS-C	最大撮影倍率	0.15倍
焦点距離	27mm	フィルター径	67mm
レンズ構成	11群15枚	手ぶれ補正	-
開放絞り	F1.2	テレコン	-
最小絞り	F16	コーティング	防汚
絞り羽根	11枚
サイズ・重量など
サイズ	φ82×92mm	防塵防滴	対応
重量	560g	AF	STM
その他	絞りリング
付属品
レンズフード