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LAOWA 12mm F2.8 Zero-Dは個性的なスペックのレンズだが妥協点がある【海外の評価】

LenstipがVenus Opticsの交換レンズ「LAOWA 12mm F2.8 Zero-D」のレビューを掲載しています。

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スペックを考えるとレンズが小さすぎる

  • 12mm F2.8ということを考えるとこのレンズのサイズは大きいとは言えない。
  • 中国製である。
  • レンズには電子接点が無いためEXIFファイルに情報は記録されない。
  • 12mm幅の絞りリングは1段ごとに動作する。さらにF2.8,F5.6,F8,F11の被写界深度指標が印字されている。
  • 28mm幅のフォーカスリングは滑らかに回転し、180度の回転角で適切な抵抗感を持っている。とても正確なフォーカシングが出来る回転角だ。
  • 被せ式レンズキャップはとても緩い。私はこれまで50万枚の実写レンズテストを行ってきたが、その過程でレンズキャップを無くしたことは無い。しかし、このレンズは最初のサンプルショットを撮影する際に紛失した。とにかく、フロントキャップの取り扱いには細心の注意を払うべきだ。
  • EOS 5D Mark IIIを使ったテストでは30-32lpmmが良像の基準値となり、45-50lpmmが最高の数値だ。これまでのテストではOtus 1.4/28が49.2lpmm、シグマ 135mm F1.8 DG HSMが51.6lpmmだ。
  • フレーム中央の解像性能は文句のつけようがない。絞り開放から良好で絞るとさらに改善する。F5.6でピークの40.2lpmmに達する。10年前のレンズであれば見事な結果だが、現代では50lpmm近くとなるため少しがっかりするかもしれない。しかし、12mm F2.8と言う競合レンズは存在しない。このスペックに挑戦したメーカーを非難すべきでは無いだろう。しかし、Irix 11mm F4や12-24mm F4 DG HSM、EF11-24mm F4L USMなどのレンズは容易く40lpmmを超えている。
  • APS-Cフレーム域では絞り開放で良像の基準値を下回る。これれを改善するにはF4まで絞る必要がある。キヤノンやシグマのズームレンズはこのレンズでF4まで絞った時よりも高解像なパフォーマンスを発揮する。悪くは無いが、より良いと良かった。
  • フレーム隅を厳しく見るならばF5.6-F11を使うべきだろう。その絞り値でなんとか良像の基準値に達する。キヤノンはシグマは絞り開放から良像の基準値を超える数値なのでより良好な画質だ。
  • 12mmの焦点距離では軸上色収差による色ずれを見つけるのが難しい。問題とはならないだろう。
  • 倍率色収差は画角を考えると文句言う筋合いはない。0.08%と低~中レベルの中間だ。APS-Cフレームの端では少し悪くなり、絞り開放付近では中~高レベルの間だ。絞ると中程度となる。
  • このようなレンズで球面収差の影響を調べるのは難しい。
  • 歪曲収差はAPS-C枠で-0.72%と問題無い。フルサイズでは-2.02%だ。これは画角を考慮すると非常に良好な数値だが、メーカーが「ZERO-D」と謳っている以上、我々の期待値はそれ以上(-2.02%)だった。歪曲収差はフォーカスリングが1m未満の時に僅かに高い傾向を示した。無限遠に設定すると歪曲収差は低くなる。
  • コマ収差はフルサイズ隅で目に付き、F4まで絞ると僅かに低減する。
  • 非点収差の平均値は2.2%だ。これは全く心配することが無い数値である。
  • 7枚の絞り羽根は残念だが、幸いにも玉ボケの内側はとても均質だ。非球面レンズの影響は見られるが目立ってはいない。
  • 周辺減光はAPS-C枠のF2.8で-1.19EVなので気にする必要は無い。フルサイズではF2.8でー3.54EVという大きな数値へ変化する。これまでテストしたレンズの中でも特に大きな数値だ。F4まで絞ってもー2.24EVと大きい。F8まで絞るとー0.93EVまで低下するが、それ以上の改善は見られない。画角と明るさ、そしてレンズサイズを考えると仕方のないことだろう。
  • レンズ構成枚数が多いので逆光耐性は当然ながら良くない。ゴーストは発生するが、フレアでフレームの大部分が影響を受けることはまずない。正直に言うとこのような広い画角を持つレンズは逆光耐性がかなり悪い。レンズフードの有無で逆光耐性の変化を見つけるのは難しい。

長所:頑丈で程よいサイズのレンズ・とても良好な中央画質・無視できる軸上色収差・程よい倍率色収差補正・球面収差の問題無し・程よい歪曲収差補正・穏やかな非点収差

短所:絞り開放付近におけるフレーム隅の画質・巨大な周辺減光・逆光耐性

個人的な見解で言うと、LAOWA 12mm F2.8はレンズサイズと120度の画角、歪曲収差のバランスにこだわり過ぎだ。物理的なサイズはもう少し妥協すべきだろう。

しかし、この個性的なレンズを批判することは出来ない。LAOWAは誰も手を付けない難しいジャンルのレンズに挑戦したのだ。このレンズの競合が登場するまでは賞賛すべきである。

欠点はあるが、良くできたレンズである。

とのこと。

全体的に他のレビューサイトと同傾向ですが、四隅のシャープネスのみやや低評価となっているようです。(他のサイトではフレーム全域で均質な解像性能という評価が多い)

Lenstipが述べているように、他に変わりが存在するレンズでは無いので実際に作例を確認して購入を検討したほうが良いかもしれませんね。

LAOWA 12mm F2.8 Zero-Dのレビュー・作例を集めるページはコチラ

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