Xitekが「LAOWA FF S 20mm F4 C-Dreamer」のレビューを公開。Z 9のような高解像センサーと組み合わせても優れた解像性能を発揮するシフトレンズと高く評価しています。
Xitek:无反移??影福利 老蛙FF S 20mm F4.0 C-Dreamer??
外観・構造:
- ほぼ全てのブランドのフルサイズマウントに対応している。さらにGFXシステム対応したモデルも用意されている。
- 外装は総金属製で、しっかりとした仕上がりだ。
- レトロなデザインで見た目は良好である。
- 出目金レンズではなく、82mmの円形フィルターに対応している。
- レンズフードは360度回転できる。
携帯性:
- 全長91mm、重量は747gだ。
- 総金属製のレンズは手に取るとかなり重い。
操作性:
- 絞りリングとフォーカスリングを搭載。
- フォーカス操作を簡単にする被写界深度スケールが印字されている。
- 絞りリングの手前にシフト用のリングがある。±11mmの範囲で操作可能だ。
- シフト軸の誤操作を防ぐためにロック機能がある。
フォーカス:
- 記載なし。
手ぶれ補正:
- 記載なし。
解像性能:
- 中央は絞り開放から優れた性能だ。
- フレーム端は中央よりも少し低下するが、F5.6まで絞ると向上する。
- 均質性を高めるにはF8~F11を使うと良いだろう。
- 5000万画素のZ 9にも耐えうる解像性能だ。
像面湾曲:
- 記載なし。
ボケ:
- 記載なし。
色収差:
- 目立つ色収差は発生していない。とても良好な補正状態だ。
球面収差:
- 記載なし。
歪曲収差:
- 超広角レンズとしては許容範囲内の樽型歪曲だ。
- 後処理で十分に補正できる量である。
周辺減光:
- F4で周辺減光があるものの、F5.6で改善可能だ。
- F8まで絞ると極僅かだ。
コマ収差:
- 記載なし。
逆光耐性:
- コントラストが高いシーンで比較的目立つフレアが発生した。
- F11まで絞ると光条が発生し、フレアは抑えられている。
- とても美しい光条だ。
総評
安定感のある優れた画質をで、高解像センサーの潜在能力を活かせるレンズに仕上がっている。費用対効果の高いシフトレンズになるはずだ。
とのこと。
フルマニュアルレンズとしては少し高価ですが、GFXシステムをもカバーするイメージサークルの20mmシフトレンズと考えるとリーズナブルな価格設定ですね。光学性能も非常に良好で通常の20mm F4として使えるほか、±11mmのシフト撮影にも対応しています。シフト時の光学性能について言及されていませんが、その場合はPhillipreeveのレビューが参考となるかもしれません。
国内での取り扱い開始時期は不明ですが、通常であればサイトロンジャパンがそのうち発売するはず。
LAOWA FF S 20mm F4 C-Dreamer 最新情報まとめ