Lesnumeriqueがパナソニックのミラーレス「LUMIX G90(G99)」のレビューを掲載しています。
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優れた操作性と動画機能のカメラだが
- 防塵防滴の優れたボディで操作性は良好だ。グリップとエルゴノミクスの点でコンパクトなX-T30よりも優れている。しかし、ミラーレスらしいコンパクトな形状とはかけ離れている。(パナソニックの中ではコンパクトなほうだ)
- 0.74倍の236万ドットOLEDファインダーはとても良好だが、アイカップはもう少し広いと良かった。タッチパネルは美しい発色だ。
- オーディオ入出力端子は歓迎できるがUSB2.0のMicro B端子は残念だ。とは言えってもUSB充電と給電に対応している。
- ボディ内手ぶれ補正は12-60mmの60mmで1/4秒までのスローシャッターで安定する。努力次第で1秒もいけるだろう。
- 起動時間は少し遅い(0.94秒)が、それでも競合他社と同程度である。起動時間はオリンパスのE-M1Xがとても高速(0.54秒)だ。
- 連写性能はJPEGでもRAWでも9fpsを僅かに上回る数値だ。
- オートフォーカスは効果的で特に瞳検出がとても良好だ。ただし、フルサイズのLUMIX S1ほど低コントラストや低照度には強くない。
- ISO感度ごとの画質はISO100?800の間で問題無い。ISO1600でノイズが出始めるものの、まだまだとても良好な画質だ。ISO3200ではノイズによって顕著な画質低下が見られるものの、妥協できるならISO6400まで利用できるだろう。ISO12800と25600は避けるべきだ。イメージセンサーはGH5やG9と同じなので顕著な改善点は見られない。
- G99は4K UHD 30pやFHD 120fpsでの撮影が可能だ。無制限録画が可能で、HDMI出力は4:2:2 8bitとなる。
- マイク入力に加えてヘッドホン端子も備えている。さらにプリインストールされたV-Log Lに加えてシネライクやモノクロプロファイルを利用可能だ。
- 4K UHD時はクロップが発生する(GH5やG9はクロップされない)。良好な動画機能を備えているだけにクロップ倍率は残念だ。
- 動画時のローリングシャッターは4K UHDでの撮影で目に付くが最悪ではない。オートフォーカスは良光ではとても効果的だが、低照度ではやや悪い。ピント移動はとても滑らかだが、速度を増したい時には設定変更が必要だ。顔検出はとても強力だが、時々検出した顔を見失うことがある。
長所:全体的なレスポンス・多くのカスタマイズオプション・バリアングルタッチパネルモニタ・素敵なEVF・オーディオ入出力・防塵防滴・USB給電・無制限録画・高度な動画機能・デュアル手ぶれ補正
短所:4K UHDでクロップがある・4K時のローリングシャッター・動画画質・USB2.0 Micro B・4:2:2 10bit非対応・起動時間が僅かに遅い
防塵防滴仕様で汎用性の高いハイブリッドカメラだが一部の人にとっては致命的な欠点がある。これが理想的なカメラとなるかどうかは人によるだろう。
とのこと。
他のレビューサイトでも指摘されているように4K動画のクロップ倍率や10bit出力非対応の点が気になっているようです。LUMIX G8からのアップデートならばそう問題無いかもしれませんが、他機種から移行する際は気を付けたほうが良いかもしれませんね。
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