DxOMarkがパナソニック「LUMIX GX800(LUMIX GF9)」のセンサースコアとレビューを掲載しています。
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DxOMark
総合 | 色深度 | DR | 低照度ISO | |
GF9 | 71 | 23.2 | 13.3 | 586 |
GX7MK2 | 71 | 22.9 | 12.6 | 662 |
GH5 | 77 | 23.9 | 13.0 | 807 |
GH4 | 74 | 23.2 | 12.8 | 806 |
E-M1 II | 80 | 23.9 | 12.8 | 1312 |
E-M10 II | 73 | 22.8 | 12.5 | 559 |
6D2 | 85 | 24.6 | 11.9 | 2862 |
M100 | 78 | 23.5 | 12.9 | 1272 |
A6500 | 85 | 24.5 | 13.7 | 1405 |
A6000 | 82 | 24.1 | 13.1 | 1347 |
- GF9のセンサー性能は3倍以上高価だったGH4に近く、さらに0.5EVほどダイナミックレンジが広い。残念なことに高感度が犠牲となっている。
- 色深度:GH4とほとんど同一だ。最低感度でキヤノンEOS M100に近いパフォーマンスでα6000より1段劣る。そしてISO400になるとGF9は大きく低下しM100やα6000との差が発生する。ISO6400の時に最も差が大きくなる。これらは劇的な差では無く、どのカメラも良好な色深度を保つためにはISO800以下を維持する必要がある。
- ダイナミックレンジ:最低感度でGF9は13.25EVとなりEOS M100やα6000を僅かながら上回る数値だ。しかし、ISO400になるとα6000がリードし、GF9はM100より劣る。ISO6400までα6000との違いは大きいところで約0.5EVだ。
- 低照度ISO:GF9は最低感度で37.9dBだが、これは我々が定める高画質の水準である38.0dBに僅かだが及ばない。ISO1600(実効感度ISO920)にセットすると我々が良像と定める30dBを下回る結果となる。30dBとなる数値はISO 586だ。実際に良像を保つためにはISO 500、もしくはそれ以下に設定する必要がある。EOS M100やα6000は1段ほど良好だ。
パナソニック LUMIX GF9は初心者にとって魅力的な小ささと価格のレンズ交換式カメラである。
しかしながら、センサーが古く「低照度ISO性能」が画質の足を引っ張っている。明るい環境でISO感度を低く保てる場合に最適だ。良好な旅カメラだが、オールラウンダーでは無い。
とてもコンパクトな12-32mmレンズが存在するものの、もう少しお金を積めばキヤノン「EOS M100」やソニー「α6000」がより広いコンディションで良好な画質を維持できる。
とのこと。
GX7MK2と低照度ISO性能の差を考慮するとダイナミックレンジの広さはアドバンテージと言えそうです。驚くことにE-M1 Mark IIやGH5よりも広いみたいです。とは言え、それを維持するためには最低感度を使う必要がありますが…。
EOS MシリーズやソニーαEと違い明るくてコンパクトな単焦点レンズが揃っているので、それらを組み合わせながら使えば低照度ISO性能の低さは補う事ができるかもしれません。
参考
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