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LUMIX S PRO 50mm F1.4は独特なボケ味だが信頼性と堅牢性の高いレンズ【海外の評価】

Lesnumeriqueがパナソニックの交換レンズ「LUMIX S PRO 50mm F1.4」のレビューを掲載しています。

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巨大だが堅牢性の高い50mm

  • このレンズは大きく重い。より明るいキヤノンRF50mm F1.2L USMよりも大きく重いレンズだ。LUMIX S1Rと組み合わせると重量は2Kgに達する。
  • レンズ鏡筒は金属製で信頼性と堅牢性を醸し出している。
  • 絞りリングを備えているが誤操作を防止するためにもう少し固い動作、もしくはAポジション前にロック機構が欲しいところだ。
  • フォーカスリングは素晴らしい回転動作で大きな欠点は無い。クラッチ機構でスライドすると距離指標に沿ったフォーカス操作が可能だ。
  • 絞り開放の解像性能は本当に優れている(S1R)。その一方で少し絞っても中央と周辺領域の均質性は改善しない。F2.8以上絞ることで均質性に改善傾向が見られ、F5.6で最も一貫した描写となる。
  • 中央解像のピークはF2.8からF8までで、回折はF11から見られる。それにも関わらず、F16やF22でも絞り開放より優れている。
  • 周辺減光の影響は極僅かだ。F2.8まで絞ると無視できる水準まで改善する。
  • 色収差は特に問題が無い。
  • 逆光耐性は良好だが、厳しい光条件の下では目に付く。ただし、フレーミングを少し変えると回避するのは簡単だ。
  • ボケ質は一風変わったものとなっているため好みが分れるだろう。コントラストが強い領域が重なる場合は騒がしく感じるかもしれない。
  • 四隅の玉ボケは一般的な口径食の影響と異なり、独特で角ばった形状となっている。その一方で非球面レンズの影響はまったく見られない。レンズの研磨技術がかなり高いようだ。
  • 絞っても光条は安定しない。
  • オートフォーカスは本当に高速で効果的だ。特に厳しい条件下でのみ問題となる。DFDコントラスト検出方式のAFと組み合わせると、静かな環境で僅かな駆動音が発生し動画撮影時に音を拾ってしまう。

長所:絞り開放の描写性能・非常に信頼性のあるビルドクオリティ・周辺減光・歪曲収差補正・良好に補正された諸収差・絞りリング・マニュアルフォーカスリング・ボケ味・防塵防滴

短所:絞り開放と絞った際の性能差・重量・サイズ・たまに騒がしくなるボケ味・僅かなAF駆動音

巨大なレンズではあるが、信頼性は非常に高い。フォーカスリングと絞りリングの存在はプラスとなり、絞り開放の描写は優れている。一方で開放の均質性が損なわれているのは残念だ。一風変わったボケ味にも気を付けるべきだろう。

とのこと。

実際にボケの作例を確認してみると、確かに少し変わったボケ味のようですね。滲み溶けるようなボケでは無く、コントラストが高くパンチが効いた描写。マイクロフォーサーズの「LEICA DG 25mm F1.4」と傾向が似ているな、と感じるのは私だけでしょうか?

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