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LUMIX S1Rはベストな選択肢では無いが頑丈なプロ向け高解像カメラ【海外の評価】

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DPReviewがパナソニックのフルサイズミラーレス「LUMIX S1R」のレビューを掲載しています。

DPReview:Panasonic Lumix DC-S1R review

Like
  • 良好なRAW・優れたJPEG画質
  • 高解像・低ノイズのハイレゾモード
  • 効果的な5軸手ぶれ補正
  • クラスをリードするビルドクオリティと防塵防滴
  • S-AFが非常に高速で正確
  • 大きく超高解像なEVF
  • 良好な画質の4K動画
  • 良好な顔・瞳・人体・動物認識
  • 動画撮影時のリニアなMF操作
  • 応答性のあるタッチパネル
  • 優れたAFコントロール
  • デュアルカードスロット
  • ステータスLCD
  • ボタンイルミネーション
  • 使いやすいWiFi/Bluetooth
  • USB充電
Dislike
  • AFシステムの信頼性が比較的に劣る
  • C-AF時のウォブリング
  • 複数人の中から顔検出で一人をフォーカスする場合の信頼性が低い
  • 再生時に一発でAFポイントへ拡大する方法が無い
  • 追従連写時のコマ速が見事では無い
  • 他のカメラよりも重い
  • 他のカメラよりも高い
  • XQDとSDの2種類が必要
  • フルサイズミラーレスは急速に混迷する市場となった。過去12か月以内にニコン・キヤノン・パナソニック・シグマが参入した。この中でパナソニックは物理的にコンパクトでは無く、高速連写でも無く、競合他社と同等のオートフォーカスでもない。しかし、S1Rの長所も多い。
  • 第一に4700万画素センサーの画質だ。超高感度ISO性能、ダイナミックレンジ、解像度、クラストップとはいかないものの、魅力的なイメージを生成するCMOSセンサーだ。さらに解像度が必要な場合は1億8700万画素の見事なハイレゾモードがある。
  • カメラの質感はNikon D5やEOS-1D X Mark IIを彷彿とさせるプログレードのものだ。豊富な物理コントロールによりメニュー画面を必要とする機会は少ない。しかし、大きなボディのため長時間の撮影は疲れるだろう。
  • オートフォーカスの操作は右手親指で完結できるようにカスタマイズ可能だ。しかし、コントラスト検出AFのためC-AF中のウォブリングで気が散ってしまう(かなりヒット率は高いが)。また、C-AF中のファインダー解像度低下は不快感や視認性の低下に繋がる。
  • カメラらしいカメラであり、プロ用一眼レフでお馴染みのサイズとビルドクオリティで操作性が詰め込まれている。高解像ミラーレスにおける最善で絶対的な選択肢では無いが、優れたカメラである。撮影するのが楽しく、編集するのが楽しくなるRAW画質だ。

α7R IVと比べて:α7R IVはより高解像で像面位相差AF、良好なバッテリー、そしてコンパクトなカメラだ。防塵防滴仕様は改善しているそうだが、パナソニックS1Rのほうがより頑丈に感じる。さらに操作性やメニュー画面の日常的な操作はパナソニックのほうが良好な応答性とメニュー構成である。レンズラインアップはソニーのほうが遥かに揃っている。

Nikon Z 7と比べて:似たような高解像センサーを搭載しており、最高ISO感度までより良好に機能する。パナソニックと比べてロックオンAFの手順が面倒だ。S1Rより小型軽量ながら頑丈なビルドクオリティである。

LUMIX S1Rは高解像センサーに加えて、熟考した操作体系とエルゴノミクスを備え、競争力のある動画画質を実装した頑丈なフルサイズミラーレスである。残念ながら、高価な価格設定の割に連写速度が遅く、オートフォーカス性能で後塵を拝している。しかし、使い勝手が良好の高解像プロ用カメラとしては一考の価値がある。

とのこと。

欠点もありますが、最終評価は89%「Silver」となり、90%「Gold」のα7R IIIとは僅差となっているようです。(ちなみにNikon Z 7も89%)

つい最近、新型6100万画素CMOSセンサーを引っ提げて登場したα7R IVがより低価格でリリースされたので悩ましいところ。パナソニックの操作体系が好みなのでいつかSシリーズに手を出したいと思っているのですが…。

DPReviewの挙げた欠点は購入前に凡そ予想がつくものばかり。欠点を考慮しても他のミラーレスには無い長所からLUMIX S1Rを選ぶのはアリかもしれませんね。ソニーのハイエンドモデル「α9」よりも高く、Leica SLの次に高価なフルサイズミラーレスですが、刺さる人には刺さるカメラとなっている模様。

個人的にS1Rの欠点は許容範囲なので、レンズラインアップをどこまで素早く充実出来るのかが気になるところ。シグマがDG DNラインを立ち上げたので予想よりも早く充実するかもしれませんね。

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