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M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0は個体差が大きいが描写と仕上がりは優れている【海外の評価】

Admiringlightがオリンパス交換レンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 12mm F2.0」のレビューを掲載しています。

Admiringlight

  • 金属製の魅力的な仕上がりだ。
  • フォーカスリングはスライドさせることでマニュアルフォーカスモードへ切り替わる。両端にハードストップがあり、刻印されたピント距離指標は正確だ。バイワイヤ方式であるにも関わらず、精巧に作られたマニュアルレンズのようだ。
  • スナップショットフォーカス時はピント距離が段階的に移動し、通常時にMFモードを使うと無段階でピントが移動する。やや奇妙に感じるが、実用面で問題は無い。
  • この価格帯のレンズにフードが付属していないのは如何なものか?
  • 最初の個体は偏芯でフレーム1/3がとてもソフトだった。2つ目の個体は目立つ像面湾曲があった。3つ目の個体は他のレビュワーが評価している特性が得られた。
  • 疑わしい品質管理はさておき、レンズのパフォーマンスは傑出している。絞り開放は四隅こそソフトだが、少し絞るとほぼ解消する。鮮明なコントラストと発色を伴うシャープな描写だ。
  • 絞り開放で接写すると、滑らかで均質なボケを得ることができる。
  • 逆光耐性は十分だが、稀に明るい光源がフレーム付近にあると問題が発生する。フード無しで問題に遭遇する確率は低く、問題があったとしてもフードを装着すれば回避できる。
  • オートフォーカスは暗所でも非常に高速で正確だ。唯一欠点があるとすれば最短撮影距離が長く、広角マクロには適していないことである。

長所:優れたシャープネス・絞り値全域で優れた発色とコントラスト・マイクロコントラストが高い・良好なボケ・低照度やボケに役立つ大口径・精巧で優れた仕上がりの鏡筒・素晴らしいマニュアルフォーカス

短所:レンズフードが付属しない・個体差が大きい・フレーム隅で倍率色収差が部分的に残存・スナップショットフォーカス時の段階的なピント移動

長所・短所どちらも多いが、長所は大事なポイントで短所は取りに足らない欠点だ。問題無い個体を手に入れることが出来れば一生モノのレンズとなるだろう。

とのこと。

個体差が大きい点が気になるものの、まともな個体は良好な描写となるようですね。

「スナップショットフォーカス機構」はオリンパスPROレンズの「マニュアルフォーカスクラッチ機構」とは異なりピント位置が段階的に移動する「ゾーンフォーカス」のような動作です。絞ってパンフォーカスで撮影が前提のギミックと言えるかもしれません。

PROレンズと操作性の違いは事前に確認しておくべき。公式ウェブサイトではパンフォーカスとなる「ピント距離+絞り値」をリスト化し掲載しています。

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