Admiringlightがオリンパス「M.ZUIKO DIGITAL ED 8mm F1.8 Fisheye PRO」のレビューを掲載しています。
Admiringlight
- レンズフードを組み込まれた総金属製の外装で悪天候でも使用できる防塵防滴仕様だ。
- マイクロフォーサーズマウントにおける他の魚眼レンズと比べて大きく重いが、大口径と高いビルドクオリティを考慮すると小さいくらいだ。OM-D E-M10 Mark IIとの組み合わせでハンドグリップの必要性は感じない。
- フォーカスリングはバイワイヤ式で他のPROレンズのようなクラッチ機構とL-Fnは装備されていない。
- 他の魚眼レンズと同様、固定式のレンズフードだ。
- オートフォーカスは高速で静かである。一般的な魚眼ならオートフォーカスの必要性は小さいものの、大口径と接写性能の高さを考慮するとオートフォーカスの重要性は高い。
- 接写性能と大口径の組み合わせで背景の後ボケをゴージャスに演出することが可能だ。このレンズの個性的な性能の一部である。
- 中央のシャープネスはNoctironや75mm F1.8に匹敵する。四隅はソフトだが、F2.8まで絞ると急速にシャープとなる。
- 私の個体は少し偏芯の傾向を示しているが実写での影響は極わずかだ。
- 驚いたことにボケは私が気に入るクオリティだ。滑らかで良好、玉ボケは均質で縁取りは穏やかである。
- 発色とコントラストは優れている。絞り値による変化は全くない。極端に接写時のみコントラストが僅かに低下する。これは球面収差による可能性が高い。
- 倍率色収差はとても少ないが、絞り開放付近で軸上色収差が確認できる。
- 逆光耐性は並み程度だ。
- 周辺減光はF1.8で目立つもおの、F4で解消する。
長所:美しく頑丈なレンズの造り・程よく高速でとても静かなAF・接写性能がとても高い・F1.8・絞り開放から信じられない程シャープ・美しいボケ・全ての絞り値で優れた発色とコントラスト・倍率色収差の補正
短所:場合によって軸上色収差が発生する・逆光耐性・高価
M.ZUIKO 8mm F1.8 PROは優れた画質とビルドクオリティのプログレードなレンズだ。問題は常用し辛い魚眼レンズに1,000ドルの価格設定を許容できるかどうかだ。マイクロフォーサーズで最も優れた魚眼レンズに違いないが、多くのカメラマンにおススメは出来ない。
1,000ドルの価値が無い、と言う訳では無く光学性能と価格のバランスを自身の使用環境で正当化出来ないのではないかと感じている。
そのようなジレンマはさておき、素晴らしいレンズである。
とのこと。
他のレビューサイトの評判通り、絞り開放からとても良好なパフォーマンスの魚眼レンズと評価しているようです。
ボディ限定ですが、魚眼の歪曲収差を補正して一般的な広角レンズとして使える機能が実装されました。この機能を使うことで「11mm相当」「14mm相当」の広角単焦点として使うことが可能です。特に11mm相当の大口径広角レンズは貴重な存在と言えるでしょう。実は8mm F1.8は昨年冬に手放してしまったものの、このファームウェアが登場により買い戻そうか悩んでいたりします。
ただ、他のPROレンズと異なりL-Fnやフォーカスクラッチ機構に対応していない点が個人的にマイナス。より安価なM.ZUIKO 12-40mm PROにも実装されているので、マニュアル操作が多くなる魚眼で省いてほしく無かったなと。また、オリンパスのレンズにはフッ素コーティングが施されていないので前玉のメンテナンス性が悪い点も気になるところです。
そろそろブロア一吹きで水滴を飛ばせるコーティングを実装して欲しいですねえ。
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