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NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plenaはずば抜けた解像性能と美しいボケの融合

ePHOTOzineが「NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena」のレビューを公開。F1.8から優れた解像性能を実現しており、同時に美しいボケが得られる珍しいレンズと高く評価。エディターズチョイスとしています。

ePHOTOzine:Nikon Nikkor Z 135mm f/1.8S Plena Lens Review

  • 外観:プラスチック製レンズフードは本体にしっかりと装着できる。
  • 構造:防塵防滴。前面にはフッ素コーティング。
  • 携帯性:小さくはないがZ 7IIとの組み合わせでバランスは取れている。
  • 操作性:L-Fnボタンが2つとA/Mスイッチを搭載。シンプルなレイアウトで使いやすい。
  • AF:静かで正確に動作。
  • MF:大きなフォーカスリングはきちんとしたトルクで滑らかに回転。正確に操作できる。
  • マクロ:最短撮影距離は0.82mで撮影倍率は0.2倍。135mmとしてはきちんとした数値。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:中央はF1.8からF8までOutstanding。端はF1.8からF2.8までExcellent、F4からOutstanding。際立った性能。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:非常に心地よい描写。高解像でボケがこれほど美しいのは珍しい。
  • 軸上色収差:ゼロに近い。
  • 倍率色収差:ゼロに近い。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:ゼロに近い。マクロレンズを上回る。
  • 周辺減光:最小限。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:良好でフレアやゴーストを発生させようとしても難しい。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集:高解像データあり。
  • 総評:ずば抜けた解像性能と美しく滑らかなボケを兼ね備えている。間違いなくエディターズチョイス。
  • 競合について:高価だが優れた性能を考慮すると正当化できる。
  • 備考

とのこと。
2023年に登場したNIKKOR Z用の135mm単焦点レンズ。レンズサイズは競合他社の135mm F1.8より大きいものの、口径食を抑えてフレームの周辺部まで形状の良いボケが得られるように設計されています。さらにSRレンズやEDレンズを効果的に使用することで、色収差によるボケの色づきを抑制。絞り開放から快適にボケを利用することができるレンズに仕上がっている模様。

ePHOTOzineのテストでは、135mm F1.8 レンズとしては非常に高価ながら、口径食を抑えてフレーム隅まで綺麗で歪みのないボケが得られるレンズのようです。光学性能も非常に良好で、絞り開放から隅まで優れた解像性能。ポートレートをはじめ、風景や夜景などでも快適に利用できそうですね。

レンズサイズはこのクラス(ミラーレス用135mm F1.8)としては最長、最重ですが、競合他社と比べて驚くほどの重量差はありません(サムヤン135mmを除く)。販売価格はキヤノン以上となるものの、SRレンズやEDレンズを贅沢に使用しているので仕方のないスペックと言えそうです。

ニコン NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena 最新情報まとめ

レンズの仕様

レンズの仕様
発売日 2023年10月13日 初値 税込40万円前後
マウント Z 最短撮影距離 0.82m
フォーマット フルサイズ 最大撮影倍率 0.2倍
焦点距離 135mm フィルター径 82mm
レンズ構成 14群16枚 手ぶれ補正 -
開放絞り F1.8 テレコン -
最小絞り F16 コーティング M/AR/SIG
絞り羽根 11枚
サイズ・重量など
サイズ 98mm×139.5mm 防塵防滴 対応
重量 約995g AF STM×2
その他 コントロールリング
付属品
キャップ・ケース

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