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価格を除けば135mm F1.8レンズで最有力|NIKKOR Z 135mm f/1.8 S Plena

Phillipreeveが「NIKKOR Z 135mm F1.8 S Plena」のレビューを公開。高価ではあるものの、口径食の少ないボケをはじめ高い光学性能の135mmレンズと評価。同クラスとしては、価格を除けば最有力とのこと。

Phillipreeve:Review: Nikon Z 135mm 1.8 S Plena

  • 外観:Z 85mm F1.2 SやZ 35mm F1.2 Sに近いデザインと外装構造。外装はプラスチック製だが、比較的高価なレンズらしく内部に金属部品を多く使用。
  • 構造:16枚14群のレンズ構成。フォーカスはバイワイヤ方式。
  • フード:バヨネット式のレンズフードが付属。ロック解除用のボタンを備え、Z 35mm F1.2 Sのフードより頑丈に感じられる。ただし、135mm F1.4 DG Artのフードほどではない。
  • 携帯性:135mm F1.8クラスとしては平均的なサイズ・重量で、ソニーGMやキヤノンRFに近い。サムヤン AF 135mm F1.8 FEよりやや重く、Viltrox AF 135mm F1.8 LAB FEより小型・軽量。
  • 操作性:L-Fnボタンを2つ、コントロールリング、AFMFスイッチを備える。AFMFスイッチはマウントに近い位置にあり、操作しにくい。コントロールリングよりも、他社製レンズに見られる独立した絞りリングを好む。
  • AF:AFは正確で、十分な速度。ポートレート撮影では大きな不満はなく、海辺で跳ね回る犬もおおむね撮影できた。シグマ 135mm F1.4 DG は、アダプター経由ながら本レンズよりAFがやや速かった。
  • MF:フォーカスリングはバイワイヤ方式。標準設定では最短撮影距離から無限遠まで約180°の回転角があり、操作精度は良好。
  • マクロ:最短撮影距離は0.82m、最大撮影倍率は実測で約0.20倍(1:4.9)。競合する135mm F1.8レンズの一部より最大撮影倍率は低いが、近距離での描写性能に大きな不満はない。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能:全体的に優れた解像性能を備える。無限遠ではF1.8から良好な性能を発揮、絞るとコントラストが改善する。ポートレート距離でもF1.8とF2.8の間にわずかな差があり、開放では少し柔らかい描写。この柔らかさはポートレートでは利点になり得る。近距離でも大きな弱点はない。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:本レンズ最大の特徴は、開放F1.8でも光学的な周辺減光が非常に少ないこと。画面隅の玉ボケがほかの135mm F1.8レンズより丸い形状を維持しやすく、背景ボケが自然で均一になる。近距離では背景の光点をきれいに描写。中距離でも光点の形状は良好だが、背景によってはやや騒がしく見える。遠距離でも被写体を分離できる一方、複雑な背景ではボケが少し煩雑になることがある。
  • 軸上色収差:補正は非常に優秀で、アポクロマートレベル。
  • 倍率色収差:補正性能は非常に優秀。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:糸巻き型歪曲が発生。補正プロファイルが利用でき、シグマより歪曲が少ない一方、ソニーGMやViltroxよりは目立つ。
  • 周辺減光:135mm F1.8レンズとしては非常に少なく、開放では同クラスのレンズより約0.5EV有利。Plenaの主要な設計上の特徴。
  • コマ収差:補正は非常に優秀。
  • 逆光耐性:大口径望遠レンズとしては良好な性能。開放では光源の位置によってゴーストが発生するものの、特定の条件に限られ、ベール状のフレアも目立ちにくい。絞った場合も、同じ位置に小さなゴーストが現れる程度。
  • 光条:11枚の円形絞り羽根を採用。絞り羽根の位置合わせが十分に正確ではないため、F11までは光条の輪郭がやや乱れやすく、F16で改善する。光条を重視する撮影では注意が必要。
  • 作例集:人物、犬、海辺の風景、街並み、建築物、夜景など
  • 総評:非常に優れた解像性能と色収差補正、コマ収差補正、逆光耐性を備えた大口径中望遠レンズ。最大の特徴は口径食を抑えた設計であり、画面隅でも玉ボケが丸く保たれ、背景を自然かつ均一にぼかしやすい。価格を除けば135mm F1.8レンズの中でも有力な選択肢。ただし、より大きなボケを求めるなら、F1.4を実現したシグマ135mm F1.4 DG Artのほうが印象的な描写を得られる。
  • 競合について:
    135mm F1.4 DG Art: F1.8同士では、Plenaが隅の玉ボケ形状で有利な場面がある。一方、シグマはF1.4によってより大きなボケを作れる。
    FE 135mm F1.8 GM: 解像性能やAF性能に優れ、Plenaほどの光学的な周辺減光の少なさはないものの、完成度の高いレンズ。
    Viltrox AF 135mm F1.8 LAB FE: Plenaより安価だが、サイズと重量が大きい点が弱点。
    7Artisans AF 135mm F1.8 MAX: Plenaより安価で、価格を考慮すると十分な性能。ただし、Plenaほど口径食は抑えられていない。
    Nikon AF-S 105mm F1.4E: 一眼レフ時代の近い仕様のレンズ。Plenaは解像性能で上回る。
  • 備考:

Phillipreeveのレビューでは、絞り開放から高い解像性能を実現しつつ、口径食を抑えてフレーム隅まで綺麗なボケが得られるレンズと評価。サイズと重量があるものの一般的と言える範囲内で、ポートレートから風景撮影まで幅広く利用できる135mmとなっているようです。ボケのサンプルを確認すると、高解像ながらピント面直後の柔らかいボケが印象的に見えます。

「VILTROX AF 135mm F1.8 Lab」がコストパフォーマンスの面で非常に強力なライバルとなるようですが、四隅まで変形の少ないボケを追求するとPlenaが究極の選択肢と言えそうです。また、VILTROXはPlenaよりもかなり重たいので、携帯性を考慮した場合もPlena有利と言えるでしょう。

ニコン NIKKOR Z 135mm F1.8 S Plena 最新情報まとめ

2023年に登場したNIKKOR Zの135mm単焦点レンズ。

レンズサイズは競合他社の純正135mm F1.8より大きいものの、口径食を抑えてフレームの周辺部まで形状の良いボケが得られるように設計されています。さらにSRレンズやEDレンズを効果的に使用することで、色収差によるボケの色づきを抑制。絞り開放から快適にボケを利用することができるレンズに仕上がっている模様。

レンズの仕様

レンズの仕様
発売日 2023年10月13日 初値 税込40万円前後
マウント Z 最短撮影距離 0.82m
フォーマット フルサイズ 最大撮影倍率 0.2倍
焦点距離 135mm フィルター径 82mm
レンズ構成 14群16枚 手ぶれ補正 -
開放絞り F1.8 テレコン -
最小絞り F16 コーティング M/AR/SIG
絞り羽根 11枚
サイズ・重量など
サイズ 98mm×139.5mm 防塵防滴 対応
重量 約995g AF STM×2
その他 コントロールリング
付属品
キャップ・ケース

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