ePHOTozineにて「LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0 ASPH.」のレビューが公開されています。
解像力は良好で、特に色収差がかなり抑えられている点が素晴らしいですね。広角端が最も高いパフォーマンスで望遠側にズームするにつれて若干ですが四隅の解像力が低下するようです。
フレアの影響を受けやすいと指摘していますが、競合レンズにしてもフレアに強いとは言えませんので「超広角なり」と捉えておくと良いかもしれませんね。フレア発生の作例がePHOTozineに掲載されていますので、気になる方は要チェック。
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- レンズの操作はすべてシルクのように滑らかなものであり、仕上がりの品質は疑う余地もない。
- レンズ前玉は深く凹んだ鏡筒内部でズーミングする形式で外側の鏡筒に完全に包まれている。これは実際にレンズ全長が変かしない事を意味している。
- 電子制御式のマニュアルフォーカスリングはしっかりしているが、滑らかに動作する。しかし、AFがとても効果的なのでマニュアル操作の必要性は全く感じられない。
- ズームリングも同様に快適な動作であり、焦点距離指標は掘り込みで高品質に仕上がっている。
- F2.8-4と開放F値が変動するタイプだが、最小絞り値はF22に固定されている。これは回折を受け始めるのが早いマイクロフォーサーズとしては賢明な選択だ。
- 8mmの解像力…中央はF2.8?F4まで際立ったシャープネス、F5.6~F8で素晴らしいシャープネス、F11で非常に良好なシャープネス、F16で回折の影響を受け始めるがそれでもなお良好だ。F22でソフトな描写となる。四隅はF2.8~F4で素晴らしく、F5.6~F11まで非常に良好、F16で良好な結果だ。F22ではやはりソフトな描写となる。最小絞り値をF22に設定したのは賢い設計だ。
- 10mmの解像力…中央はF3.2?F5.6の間で際立ったシャープネス、F8で素晴らしく、F11で非常に良好、F16で良好だがF22でソフトな描写となる。四隅はF3.2~F5.6まで非常に良好であり、F8で素晴らしく、F11で非常に良好だ。F16は良好だがF22はソフト。
- 14mmの解像力…中央はF3.6-F4で素晴らしいシャープネス、F5.6で際立ち、F8~F11で再び素晴らしいシャープネスとなる。F16は非常に良好だがF22はソフトだ。四隅はF3.6~F5.6まで非常に良好で、F8で素晴らしく、F11で非常に良好となり、F16で良好、F22でソフトとなる。
- 18mの解像力…一部のズームレンズでは比較的ウィークポイントとなる望遠端だが、このレンズは良く維持している。中央はF4で素晴らしいシャープネス、F5.6で際立ち、F8で素晴らしいシャープネス、F11で非常に良好となり、F16が良好、F22でソフトな描写となる。四隅はF4~F5.6で非常に良好、F8で素晴らしく、F11で非常に良好となり、F16で良好、F22でソフトとなる。
- 色収差の結果はとても印象的だ。8mmでは色収差がほとんどなく、10mmも同様だ。14mmの補正は完璧ではないが非常に低い値で18mmも同様だ。
- 複雑なレンズ構成によりフレアでコントラストがいくらか失われるが、ゴーストは発生させるのが難しい。逆光は大きな問題とならないが、光源を直接撮影する時は注意が必要だ。
- 歪曲は8mmでー1.4%の樽型、10mmで0.01%でほぼ完ぺき、14mmで0.06%、18mmで0.54%の糸巻き型となる。ソフトウェアで修正可能だが、ほとんどの場合で必要ないだろう。
- 同クラスの競合レンズも高水準でどれも魅力的な選択肢だ。8-18mmはこのカテゴリでは最も高価なレンズだが、初値が高いだけで適正な価格になるかもしれない。
- これは使用するのが楽しいレンズであり、最もたるは間違いなく際立ったシャープネスでパンチのある画質を提供できることだ。高品質な仕上がりの鏡筒を楽しむ事も含まれている。要約するとまさに「LEICA」であり、長く使っていけるレンズだ。
長所:優れたシャープネス、低歪曲、低色収差、高速で静かなAF、コントラストが高くパンチが効いている、防塵防滴
短所:フレアの影響を受けやすい、かなり高価
LEICA DG VARIO-ELMARIT 8-18mm F2.8-4.0?ASPH.のレビューや作例を集める特設ページはコチラ
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レンズデータ
レンズ仕様
品番 | H-E08018 |
---|---|
レンズ構成 | 10群15枚(非球面EDレンズ:1枚、非球面レンズ:3枚、EDレンズ:2枚、UHRレンズ:1枚) |
ナノサーフェスコーティング | ○ |
マウント | マイクロフォーサーズマウント |
画角 | W(f=8mm):107°?T(f=18mm):62° |
光学式手ブレ補正 | - |
Dual I.S. 対応 | - |
焦点距離 | f=8-18mm(35mm判換算:16-36mm) |
最小絞り値 | F22 |
開放絞り | F2.8?4.0 |
絞り形式 | 7枚羽根 円形虹彩絞り |
撮影可能範囲 | 0.23m?∞(撮像面から) |
最大撮影倍率 | 0.12倍(35mm判換算:0.24倍) |
フィルター径 | Φ67mm |
防塵防滴 | ○ |
最大径×長さ | Φ73.4mm×約88mm※ |
質量 | 約315g (レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップを含まず) |
動作環境(使用可能温度 / 湿度) | -10?40 ℃ / 10?80 % |
付属品 | レンズフード、レンズキャップ、レンズリアキャップ、レンズポーチ |
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