DPReviewがキヤノン「PowerShot G5 X Mark II」のレビューを掲載しています。AFや動画はパッとしないものの、静止画用途としては優れた選択肢の模様。
Like
- 良好な画質、特にRAW
- 高倍率で良質なレンズ
- 素晴らしいダイナミックレンジ
- 4K手ぶれ補正
- 内蔵NDフィルター
- しっかりとした作り
- 優れたグリップと操作レイアウト
- とても応答性が良い
- ポップアップEVF
- ローリングシャッターの影響が最小限
- 30fpsのRAWバーストモード
- ボディ内RAW現像
- 良好な通信接続
- USB-C経由で充電・給電対応
Dislike
- 連写中の追従AF不可
- 競合と比べて動画画質がソフト
- JPEGのノイズリダクション
- 24p動画撮影不可
- 動画撮影中のAF
- いくらかカスタマイズに制限がある
- インターバルタイマー無し
- マイク端子が無い
- バッテリーライフ
- USB-PD限定の充電
- G5 X Mark IIはしっかりとしたカメラだ。グリップは良好、操作性はよく考えられ、タッチ操作は優れている。それにポップアップ式EVFは昼間の撮影で便利だ。
- 応答性は特に良好だ。これは旧モデルにおける大きな弱点だったが、Mark IIは撮影間の遅延が無く、入力後の応答が瞬間的で、30fpsのRAWバーストモードでも動作速度の低下は見られない。
- 大口径ズームレンズはカバーエリアが広い上に優れたパフォーマンスだ。
- JPEGの色は良好で、RAW画質は競合カメラに匹敵するとても優れたものだ。
- オートフォーカスと動画については競合他社のトップクラスと互角とは言えない。静物には正確で程よく高速だが、連写中に追従連写が出来ない点は考慮したほうが良いだろう。(訳注:AF-Sでは20fps・RAWバースト対応、AF-Cは8fpsまで低下します)
- 動画撮影は内蔵NDフィルター以外の動画機能がほとんど無い。ログガンマが無ければゼブラ警告表示もできない。さらに動画画質が悪く、動画撮影中のAFは正直に言って残念だ。
G5 Xの後継モデルが登場するまで時間はかかったが、設計思想を変え、レンズをリニューアルし、センサーを載せ替えた。動画とオートフォーカスで最高のパフォーマンスが必要な場合は他を当たるべきだが、静止画ユーザーで小型・柔軟性のあるコンパクトなカメラを探している場合には優れた選択肢だ。
- RX100 VIIとの比較:業界をリードするリアルタイムトラッキングと遥かに強力な動画機能を備えている。しかし、G5 X Mark IIほど持ちやすく、使いやすいものでは無い。高倍率ズームレンズが必要な無ければエルゴノミクスや明るいズームレンズからG5 X Mark IIが有利である。ポケットカメラとして最高のAFと動画クオリティが必要なばらRX100 VIIがおススメだ。
- G7 X Mark IIIとの比較:マイク入力端子とライブストリーミング機能を備えたカメラだ。Vloggerには適しているかもしれないが、G7 X Mark IIIの機能が必要無ければG5 X Mark IIがおススメだ。
スポンサーリンク
とのこと。
エルゴノミクスや画質、大口径ズームレンズの評価は高いものの、AF・連写・動画仕様は今一つと言った結論に至っています。オートフォーカスは静止画用途なら特に問題を感じないものの、ソニーのリアルタイムトラッキングシステムと使い比べると不便なようです。基本操作はG5 X Mark IIのほうが使いやすそうなだけに悩ましいところですねえ。
PowerShot G5 X Mark II | |||
楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
PowerShot G7 X Mark III ブラック | |||
楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
PowerShot G7 X Mark III シルバー | |||
楽天市場 | Amazon | キタムラ | Yahoo |
サイト案内情報
キヤノン関連記事
- キヤノン EOS R1 は1Dの位置付けや設計思想を完全に継承
- キヤノンがAPS-C EOS R向け クロッピングガイド機能を追加する有償サービスを提供開始
- EOS R6 Mark IIIはチルト+バリアングルのOLED背面モニタを採用する?
- キヤノン EOS R1・R5 Mark IIが供給不足リストから外れる
- キヤノンがグローバルシャッター対応 Super35mm CMOSセンサーを発表
- キヤノン EOS R1 用ファームウエア Ver1.0.1 配信開始
- キヤノンが EOS R5 Mark II 用の最新ファームウェア Ver1.0.2を配信開始
- キヤノンは2025年末までに大量生産が可能なグローバルシャッター搭載カメラを発表する?
- EOS R1 は万人向けではないが驚異的な性能のフラッグシップモデル
- キヤノンは2025年に積層型CMOSのR6 Mark IIIやR7 Mark IIを発表する?
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。