Kowa PROMINAR 25mm F1.8 MFTは高価だがハイクオリティなレンズ【海外の評価】

ePHOTOzineがKowa「PROMINAR 25mm F1.8 MFT」のレビューを掲載しています。

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• Kowaは過去に多くのカメラとレンズを製造し、最近ではスポッティングスコープや超望遠レンズを製造して写真業界で名を馳せている。
• レンズ直径はコンパクトだが、全長はかなり長い。重量は400gと安心感のある重みだ。
• 仕上がりは他2本の兄弟レンズのように完璧だ。
• フードはネジ式でバヨネット式と比べて非効率的である。
• フォーカスリングの表記は刻印され頑丈なリブ加工が施されており、ヴィンテージレンズな風格を醸し出している。マニュアルフォーカシングはとても簡単だ。回転方向はキヤノン側だ。
• 絞りリングは素早く動作させることが可能だが、カメラと情報を共有する電子接点は備わっていない。1/3段ごとにクリックストップが発生するが、デクリック機構を備えているので動画撮影用とすることも可能だ。
• シャープネス：
  ・中央：F1.8：very good-F2.8-F11：excellent-F16：very good
  ・隅：F1.8-F2.8：very good-F4-F11：excellent-F16：very good
  ・全体としてとても満足のいくシャープさを持っている。
• 色収差は中央と隅でとても低く抑えられているので問題となる可能性は低い。
• 歪曲は-0.57％とKowaが主張しているが、我々の測定では-0.98％であった。それでもなお優れた数値である。
• フレアは十分に抑えられている。最悪の環境ではフレアが発生するが、とても極端な状況のみだ。
• マイクロフォーサーズには25mmに多くの選択肢があり、Kowaは優れた選択肢だが高額だ。

本レンズは非常に高性能で多目的に使うことができる画角である。クオリティは問題とならないが、他の競合レンズと見比べると高価である。マニュアルフォーカスレンズとしては特に目立つ価格設定かもしれない。しかし、Kowaのデザインに惹かれるのであれば価格が障害となることは無いだろう。

PROMINAR 25mm F1.8 MFTの長所

• 優れたシャープネス
• 低歪曲
• 低色収差
• ほとんどの状況でフレアが発生しない
• 高いビルドクオリティ
• 心地よいボケ
• F1.8

PROMINAR 25mm F1.8 MFTの短所

• MF
• 防塵防滴仕様ではない
• 被写界深度表示がない
• ネジ式レンズフード
• 高価

機能…4・操作…4.5・性能…5・価格…3.5・総合…4.5

とのこと。

国内では約5万円で流通しているので他の25mm F1.8レンズと比べてやや高価と感じるかもしれませんね。しかし、光学性能に目立った欠点は無くフレームの隅まで安定した解像性能を持っているようです。

しかし、Kowa独特の外観やデクリック機構を備えているので動画撮影用としての需要はありそうです。「VoightLander NOKTON 25mm F0.95 Type II」は同じくデクリック機構を備えたMFレンズですがやや高価。「SPEEDMASTER 0.95/25mm MFT」はより安価で大口径ですが、フレーム隅の解像性能が不安定だったりします。そう考えると本レンズの価格設定はそこまで悪い値付けは無いのかもしれません。

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