Digital Camera Worldがソニー「RX1R III」のレビューを公開。価格に見合う価値があるかは意見が分かれるとしつつ、これほど小さくて高性能なカメラは他にないと言及。
- 外観:金属製ボディで質感は非常に高く、「プレミアム」という言葉がふさわしい。重量感もあるが、全体としては超軽量で扱いやすい。
- 構造:防塵防滴には非対応。
- バッテリー:記載なし
- インターフェース:記載なし
- 携帯性:非常に小型で、どのフルサイズ+レンズよりも小さい。Sigma BF+35mm F2の組み合わせよりもコンパクトであり、フルサイズセンサー搭載機の中でも随一の小ささ。
- グリップ:
- 操作性:本体が極めて小さいため、手の大きいユーザーにはやや不向き。大きな手袋では操作が困難になる可能性がある。絞りはレンズ側のリングで操作し、シャッタースピードは背面のサムホイールで調整するため、操作はシンプル。
- 手ぶれ補正:ボディ内手ブレ補正(IBIS)は非搭載であるが、本体の小ささも相まって、実用上問題となることは少ない。高解像センサーでのブレが懸念されたが、実際の撮影ではブレは見られなかった。
- ファインダー:236万ドットの電子ビューファインダーを搭載。視認性に問題はないが、5,000ドルという価格帯を考慮すれば、より高解像度のEVFが求められても不思議ではない。
- モニター:背面モニターは固定式でチルトや回転は不可。ストリート撮影やウエストレベルでの撮影には不便だが、本体サイズ維持のための設計であることを考慮すれば納得できる側面もある。
- メニュー:ソニーの洗練されたUIにより、AF設定やデジタルズーム切り替えなどの主要機能は、背面タッチパネルからワンタップでアクセスできる。
- フォーカス:AF性能は非常に優秀で、昆虫AFなどの被写体認識モードも搭載。70mm相当でハチを追尾しながら5コマ/秒の連写が可能で、撮影体験は非常に満足度が高い。
- 連写性能:高速AFが可能であるがゆえに連写速度が遅く感じる。
- 解像性能:高解像センサーとZeissレンズの組み合わせにより、非常に高い解像力を発揮。RAWではディテール豊かな画像が得られ、ポスト処理にも十分な余裕がある。デジタルズームにより35mm/50mm/70mm相当で画質を保ったまま撮影できる。
- 高感度ISO:高ISOでもノイズが少なく、撮影に支障はなかった。
- ダイナミックレンジ:記載なし
- ホワイトバランス:記載なし
- JPEG:記載なし
- 動画:写真向けに特化したカメラであるが、4K 30pや4:2:2 10bit撮影が可能。マイクジャックも備えるが、手振れ補正とバリアングルモニタがないため、動画用途には制限がある。
- 作例集:リサイズのみ。
- 総評:超小型で高性能なフルサイズコンパクトカメラ。35/50/70mm相当のデジタルズーム、マクロ対応、強力なAFとレスポンス性能を備え、ストリート・旅行・ドキュメンタリーなどに最適。手振れ補正非搭載と固定モニターだが、サイズと性能のバランスが極めて優れている。5,000ドルの価格に見合う価値があるかは意見が分かれるが、これほど小さくて高性能なカメラは他にない。現時点で、最もパワフルでコンパクトな選択肢といえる。
前モデルから10年の歳月を経て登場したRX1シリーズの最新モデル。多くの人が予想していなかった新機種は6100万画素の高解像センサーとAIプロセッシングユニットを搭載して、最新のAFや画像処理機能を実装。携帯性を維持しつつ、バッテリーの大容量化を実現しています。
ポップアップ式EVF、チルト式モニタ、光学式可変ローパスフィルターなど、個性的で象徴的だった機能を継承していないのはソニーらしくない気もしますが…。従来のサイズを維持しながら高性能化するためには機能をそぎ落とすしかなかったのかもしれませんね。
Digital Camera Worldのレビューでは、静止画に特化したコンパクトなフルサイズカメラとして楽しい撮影ができたようです。手振れ補正は引き続き非搭載でファインダーも低解像ですが、コンパクトサイズとのトレードオフとして妥協できる模様。
さらに使いやすいAFなども後押ししているのか、最終的に高い評価となったようです。
- 発売日:2025年8月8日発売予定
- 予約開始日:2025年7月23日 (水) 10時
- 希望小売価格:オープン価格
- 市場推定価格:66万円前後
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主な仕様
レンズ | ZEISSゾナーT*レンズ 7群8枚 |
F値(開放) | F2 |
虹彩絞り | 9枚 |
焦点距離 | f = 35 mm |
撮影距離(レンズ先端から) | 約24 cm - ∞:通常 約14 cm - 29 cm:マクロ |
フィルター径 | 49 mm |
イメージセンサー | タイプ:Exmor R CMOS 有効画素:約6100万画素 |
光学ローパスフィルター | - |
内蔵NDフィルター | - |
プロセッサ | BIONZ XR AIプロセッシングユニット |
出力 | JPEG/HEIF/RAW XAVC S: MPEG-4 AVC/H.264 |
センサー除塵 | 不明 |
手振れ補正 | 電子式 |
ISO | ISO 100 - 32000 拡張: 下限ISO 50、上限ISO 102400 |
ストレージ | SD(UHS-I/II対応) |
AF | 検出方式:ファストハイブリッドAF 測距点:693点 測距輝度範囲:EV-4 - EV20 |
被写体検出 | オート、人物、動物、鳥、昆虫、車、列車、飛行機 |
シャッター | メカニカル:1/4000-30 秒 電子:1/8000-30 秒 |
フリッカーレス撮影 | - |
フラッシュ同調速度 | 1/4000 秒 |
連続撮影速度 | 最高約5.0コマ/秒 |
連続撮影枚数 | RAW: 52枚 RAW(ロスレス圧縮): 20枚 RAW(非圧縮): 15枚 |
ファインダー | サイズ:0.39型 XGA OLED 解像度:2 359 296 ドット 倍率:約0.70倍 |
モニター | サイズ:3.0型 解像度:2 359 296 ドット 可動方式:固定式 |
動画フレームレート | 4K 30p 4:2:2 10bit FHD 60p 4:2:2 10bit FHD 120p 4:2:0 8bit |
USB | USB 3.2 SuperSpeed USB 5 Gbps |
マイク/ヘッドホン | マイク:3.5 mm ヘッドホン:- |
HDMI | Type-D |
Wi-Fi | IEEE 802.11a/b/g/n/ac WW697160 |
Bluetooth | Ver. 4.2 |
その他ポート類 | マルチインターフェースシュー |
バッテリー | タイプ:NP-FW50 ファインダー使用時: 約270枚 液晶モニター使用時: 約300枚 |
給電/充電 | USB Type-C端子で可 USB-PD対応 |
サイズ | 約113.3 x 67.9 x 87.5 mm |
重量 | 本体のみ:約454 g バッテリー含:約498 g |
防塵防滴 | |
材質 | マグネシウムボディ |
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