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唯一無二の魅力と多くの妥協点|RX1R III

PCmagがソニー「RX1R III」のレビューを公開。世界最小・最軽量クラスのフルサイズコンパクトとして唯一無二の魅力を持ち、AFや画質も非常に優秀と評価。その一方、固定式モニタ、手ぶれ補正非搭載、防塵防滴非対応、短いバッテリー駆動時間など妥協点が多いと指摘。

PCmag:Sony RX1R III Review: A Legend Revamped, But Maybe Too Small for Its Own Good

  • 外観:従来機のコンセプトを踏襲しつつボディを刷新。シリーズらしいシンプルなデザインを維持。
  • 質感:マグネシウム合金製ボディで高級感と剛性がある。ラバーグリップの質感も良好だが、全体的にやや窮屈な印象。
  • バッテリー:従来機より改善されたものの依然として物足りない。動画撮影時の消耗も大きく、待機中の自然放電も目立つため予備バッテリーは必須。
  • インターフェース:USB-C、micro HDMI、3.5mmマイク端子を搭載。Wi-Fi・Bluetoothに対応し、SD UHS-IIカードスロットは1基のみ。
  • 携帯性:約11.4×8.6×6.9cm、約499gと、現行で最も小型軽量なフルサイズコンパクト。ポケットに収まるサイズではないものの、携帯性は非常に優れる。
  • グリップ:小型グリップとサムレストを備えるが、ボディが小さく窮屈に感じる。大型グリップアクセサリーの装着が推奨される。
  • 操作性:物理ダイヤルやレンズの絞りリングを備え、操作性は良好。一方でレンズのリングは形状が似ており、誤操作しやすい。
  • 手ぶれ補正:ボディ内手ぶれ補正は非搭載。MF時は拡大表示が手ぶれで見づらくなる場面がある。
  • ファインダー:236万ドット・0.7倍EVFを搭載。従来のポップアップ式より使いやすくなったが、解像度は物足りずMFには不十分。
  • モニター:固定式液晶への変更は大きなマイナス評価。液晶パネル自体の画質は優秀だが、ローアングルやハイアングルでは使いづらい。
  • メニュー:現行αシリーズと共通の新UIを採用。整理され使いやすく、大幅に改善した。
  • フォーカス:被写体認識AFは非常に高速かつ高精度。人物・動物・鳥・昆虫・乗り物など幅広く認識し、近接や暗所ではやや速度が低下するものの、AF性能は本機の大きな長所。
  • ドライブ:AF追従で最高5コマ/秒。十分実用的だが、ライバル機より控えめで動体撮影向きとは言い難い。リーフシャッターにより1/2000秒までフラッシュ同調が可能。
  • 解像性能:6100万画素センサーと35mm F2レンズの組み合わせにより非常に高精細。クロップモードでも50mm・70mm相当を実用画質で利用できる。
  • 高感度ISO:ISO6400程度までは優れた画質を維持。ISO12800以上ではノイズとディテール低下が目立ち始める。
  • ダイナミックレンジ:記載なし。
  • ホワイトバランス:記載なし。
  • JPEG:JPEG画質は非常に優秀で、低感度では高い解像感と低ノイズを実現。
  • 動画:4K30p・10bit 4:2:2記録やS-Log3、S-Cinetoneに対応する一方、ラインスキップ方式や短いバッテリー駆動時間など制約も多い。動画専用機としては物足りず、短時間の撮影向け。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評:世界最小・最軽量クラスのフルサイズコンパクトとして唯一無二の魅力を持ち、AFや画質も非常に優秀である。しかし、固定式液晶パネル、手ぶれ補正非搭載、防塵防滴非対応、短いバッテリー駆動時間など妥協点が多く、約5,100ドルという価格に見合う完成度とは言い難い。RX1R IIからの進化は歓迎できるものの、総合的にはライカQ3や富士フイルムX100VIの方が完成度は高い。

PCmagのレビューでは、静止画に特化したコンパクトなフルサイズカメラとして唯一無二の魅力があると評価。AF性能やメニュー構造は新世代に置き換わっており、かなり使いやすくなっているみたいですね。

その一方、手振れ補正は引き続き非搭載でファインダーも低解像。コンパクトサイズとのトレードオフとして妥協できるか悩ましいところ。従来機から価格が大幅に上昇しているのも欠点と指摘。

ソニー RX1R III 最新情報まとめ

  • 発売日:2025年8月8日発売予定
  • 予約開始日:2025年7月23日 (水) 10時
  • 希望小売価格:オープン価格
  • 市場推定価格:66万円前後

前モデルから10年の歳月を経て登場したRX1シリーズの最新モデル。多くの人が予想していなかった新機種は6100万画素の高解像センサーとAIプロセッシングユニットを搭載して、最新のAFや画像処理機能を実装。携帯性を維持しつつ、バッテリーの大容量化を実現しています。

ポップアップ式EVF、チルト式モニタ、光学式可変ローパスフィルターなど、個性的で象徴的だった機能を継承していないのはソニーらしくない気もしますが…。従来のサイズを維持しながら高性能化するためには機能をそぎ落とすしかなかったのかもしれませんね。

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主な仕様

レンズ ZEISSゾナーT*レンズ
7群8枚
F値(開放) F2
虹彩絞り 9枚
焦点距離 f = 35 mm
撮影距離(レンズ先端から) 約24 cm - ∞:通常
約14 cm - 29 cm:マクロ
フィルター径 49 mm
イメージセンサー タイプ:Exmor R CMOS
有効画素:約6100万画素
光学ローパスフィルター -
内蔵NDフィルター -
プロセッサ BIONZ XR
AIプロセッシングユニット
出力 JPEG/HEIF/RAW
XAVC S: MPEG-4 AVC/H.264
センサー除塵 不明
手振れ補正 電子式
ISO  ISO 100 - 32000
拡張: 下限ISO 50、上限ISO 102400
ストレージ SD(UHS-I/II対応)
AF 検出方式:ファストハイブリッドAF
測距点:693点
測距輝度範囲:EV-4 - EV20
被写体検出 オート、人物、動物、鳥、昆虫、車、列車、飛行機
シャッター メカニカル:1/4000-30 秒
電子:1/8000-30 秒
フリッカーレス撮影 -
フラッシュ同調速度 1/4000 秒
連続撮影速度 最高約5.0コマ/秒
連続撮影枚数 RAW: 52枚
RAW(ロスレス圧縮): 20枚
RAW(非圧縮): 15枚
ファインダー サイズ:0.39型 XGA OLED
解像度:2 359 296 ドット
倍率:約0.70倍
モニター サイズ:3.0型
解像度:2 359 296 ドット
可動方式:固定式
動画フレームレート 4K 30p 4:2:2 10bit
FHD 60p 4:2:2 10bit
FHD 120p 4:2:0 8bit
USB USB 3.2
SuperSpeed USB 5 Gbps
マイク/ヘッドホン マイク:3.5 mm
ヘッドホン:-
HDMI Type-D
Wi-Fi IEEE 802.11a/b/g/n/ac
WW697160
Bluetooth Ver. 4.2
その他ポート類 マルチインターフェースシュー
バッテリー タイプ:NP-FW50
ファインダー使用時: 約270枚
液晶モニター使用時: 約300枚
給電/充電 USB Type-C端子で可
USB-PD対応
サイズ 約113.3 x 67.9 x 87.5 mm
重量 本体のみ:約454 g
バッテリー含:約498 g
防塵防滴
材質 マグネシウムボディ

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