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VILTROX AF 135mm F1.8 Lab は絞ればG Masterと同等の性能

PetaPixelが「VILTROX AF 135mm F1.8 Lab」のレビューを公開。大きく、重く、絞りリングの仕様が残存と指摘しつつ、優れた光学性能でコストパフォーマンス良好と評価。絞ればG Masterと同等の解像性能とのこと。

PetaPixel:Viltrox LAB 135mm f/1.8 Review: This Portrait Lens is a Heavy Hitter

外観と操作性

  • 全長が長く、重量が約1,300グラムと重厚な作り。とんでもなく重い。
  • 82mmのフィルター径を持ち、堅牢な構造とウェザーシールが施されている。
  • マニュアルフォーカスリングは滑らかで操作性に優れ、AF/MFスイッチ、フォーカスリミッター、カスタマイズ可能なボタンが2つ搭載されている。
  • 絞りリングは半段で2-3回のクリックがある。なぜこのような仕様にしたのか理解できない。リングの固定方法はない。
  • さらに、上部にはLCDパネルを搭載し、距離スケール、フォーカス距離、絞り値を表示する。ただし、被写界深度の表示は省かれている。

光学性能

  • 中心から周辺部に至るまで非常に高い解像度を誇り、絞り開放時から優れたシャープネスを発揮する。
  • F4まで絞ればG Masterと同等。
  • 四隅は若干の周辺減光。
  • 色収差は最小限で、ボケ味は滑らかかつ美しいと評価されている。
  • 時折、フレアやゴーストが見られるものの、大きな問題ではない。

オートフォーカス

  • オートフォーカスは高速で静音性が高く、精度も優れている。
  • 動体追尾性能も良好であり、ポートレート撮影だけでなく、スポーツや野生動物撮影にも適している。

価格と競合製品

  • VILTROX LAB 135mm F1.8は$899という価格で提供されており、同等の性能を持つ他社製品(例:FE 135mm F1.8 G Master)の半額以下である。
  • この価格設定は、予算を抑えつつ高品質なレンズを求めるユーザーにとって非常に魅力的。

総評

重量とサイズ/大きさを考慮しても、価格以上の性能を提供する優れたポートレートレンズである。高品質な光学性能、堅牢な作り、手頃な価格を兼ね備え、プロフェッショナルからアマチュアまで幅広いユーザーに適しているといえる。

VILTROX Labシリーズ最初のレンズ。135mmをF1.8でカバーする大口径レンズで、Labシリーズらしい高い光学性能を実現。さらに、絞りリングや複数のFnボタン、OLEDパネルなどを含め、様々なコントロールを搭載。また、Bluetoothに対応しており、スマートフォンアプリ経由でのファームウェア更新やカスタマイズに対応する珍しい製品となっています。

ソニーやサムヤンの競合製品と比べると重いのが悩ましいところですが、面白い選択肢の一つと言えそうです。販売価格はサムヤンと同程度。

PetaPixeのレビューでは、他のレビューサイトと同じく優れた光学性能で滑らかなボケを実現しているとのこと。AFに問題はなく、動体撮影でも利用可能としています。プリプロダクションモデルに問題があったという話もありますが、製品版や最新ファームウェアでは問題なさそうですね。注意すべきはソニーやサムヤンよりも大きく重く、やや使い辛い絞りリングの仕様となっている点でしょうか。

VILTROX AF 135mm F1.8 Lab 最新情報まとめ

レンズの仕様

発売日 2024.11.7
初値 ¥111,800
レンズマウント E
対応センサー フルサイズ
焦点距離 135mm
レンズ構成 9群14枚
開放絞り F1.8
最小絞り F16
絞り羽根 11枚
最短撮影距離 72cm
最大撮影倍率 0.25倍
フィルター径 82mm
手振れ補正 -
テレコン -
コーティング HDナノマルチコート
サイズ 93.0×145.7mm
重量 1235g
防塵防滴 対応
AF VCM
絞りリング クリック解除対応
その他のコントロール Fnボタン×2
OLEDパネル
AF/MF
フォーカスリミッター
USB-Cポート

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