Phillipreeveが「VILTROX AF 25mm F1.7」のレビューを公開。逆光耐性に改善の余地ありとしつつ、価格を考慮すると優れた解像性能や諸収差の補正状態と評価。
Phillipreeve:REVIEW: Viltrox AF 25mm F1.7 Air (APS-C)
- 外観:フォーカスリング以外のコントロールはなく、洗練されたミニマリストデザイン。フロント・リアキャップ、硬質プラスチック製の花形フード、布製ポーチが付属。
- 構造:硬質プラスチック製の鏡筒に金属製マウントプレートを採用。USB-Cポートを搭載し、ファームウェア更新に対応。
- 携帯性:重量170gと軽量コンパクト。Viltrox 35mm F1.7よりやや大きい。
- 操作性:フォーカスリングは手動フォーカス、絞り設定、露出補正に割り当て可能。無効化も可能。
- AF:フォーカスブリージングを抑制し、動画撮影にも適する。
- MF:フォーカスバイワイヤ方式で、スムーズな操作性を実現。
- 手ぶれ補正:記載なし。
- 解像性能:中央・中間フレームともに優れたシャープネスを持つ。F1.7から隅の解像度も良好。F5.6~F8でピークに達し、F11でやや低下、F16で回折の影響が現れる。クローズアップ撮影時も良好な解像度を発揮し、F4~F5.6で最も高い性能を示す。
- 像面湾曲:記載なし。
- ボケ:玉ボケは均一だが、玉ねぎボケが発生。フレーム端では猫の目状に変形。ボケの美しさは主観によるが、一部の状況ではやや煩雑に見える。
- 軸上色収差:F1.7でわずかに発生するが、F2.8で改善し、F4でほぼ解消。F5.6で完全に消える。影響は軽微。
- 倍率色収差:非常に小さく、補正なしでも目立たない。
- 球面収差:記載なし。
- 歪曲収差:軽度の樽型歪みあり。Lightroom・Photoshopで+6補正が必要。
- 周辺減光:F1.7で顕著だが、F2.8で大幅に改善。以降の絞り値ではほぼ変化なし。
- コマ収差:コマ収差はほぼなし。ただし、開放では非点収差が目立つ。F5.6で解消。
- 逆光耐性:フレア耐性は弱点。絞り値に関わらず、ベールフレアとゴーストが発生。
- 光条:F16で明瞭な光条、F11ではやや甘い。形状は雑然とし、好みが分かれる。
- 作例集:リサイズのみ。
- 総評:大口径ながら軽量コンパクトで、解像度・フォーカスブリージング抑制性能は優秀。ボケとフレア耐性には課題があるものの、価格に見合う価値を提供。Viltrox AF 56mm F1.7 Airと組み合わせると、単焦点レンズ派にとって理想的なセットとなる。
2025年2月にリリースしたVILTROXのAPS-Cミラーレス用レンズ。35mm F1.7・56mm F1.7に続く「APS-C Air」シリーズのレンズで、小型軽量かつ手ごろな価格を実現。MTFを見る限りでは光学性能も良好で、コストパフォーマンスの高い選択肢。
Phillipreeveのレビューによると、手頃な価格で小型軽量ながら、F1.7から優れた解像性能を発揮するようです。他のレビューサイトで高評価のボケは好みではないとしつつ、他のカテゴリは概ね良好。優れたコストパフォーマンスのレンズとなっているようです。
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レンズの仕様
レンズマウント | E / X / Z |
対応センサー | APS-C |
焦点距離 | 25mm |
レンズ構成 | 10群12枚 |
開放絞り | F1.7 |
最小絞り | F16 |
絞り羽根 | 9枚 |
最短撮影距離 | 0.3m |
最大撮影倍率 | 不明 |
フィルター径 | 52mm |
手振れ補正 | - |
テレコン | - |
コーティング | 不明 |
サイズ | φ64×54.4mm(E mount) |
重量 | 170g |
防塵防滴 | - |
AF | STM |
絞りリング | - |
その他のコントロール | - |