VILTROX カメラ 海外の評価

VILTROX AF 40mm F2.5 ボケに癖があるものの良好な光学性能

Dustin Abbottが「VILTROX AF 40mm F2.5」のレビューを公開。後ボケの縁取りが強いと指摘しつつ、低価格ながら良好な光学性能できちんとした筐体の作りと評価しています。

Dustin Abbott:Viltrox AF 40mm F2.5 Z Review

  • 外観:小さなレンズフードが付属するが、精度と信頼性は期待よりも低い。
  • 構造:レンズマウントは金属製。外装はプラスチックだが安っぽさはない。更新用USB-Cポートあり。防塵防滴は非対応。
  • 携帯性:小型軽量。同社の20mm F2.8とほぼ同じ。
  • 操作性:シンプルだが、ニコン純正品も同じ。
  • AF:最短撮影距離が短め。STM駆動。非常に高速ではないが、良好に動作。問題ない精度。動画でも良好だが高速ではないため、被写体が切り替わる時にうまくいかない。
  • MF:フォーカスリングは感触が良く、滑らかに動作。安価なレンズとしては文句なし。
  • 手ぶれ補正:記載なし。
  • 解像性能
    ・中央はF2.8から良好。
    ・大部分の低価格レンズよりも周辺や隅の画質が良い。
    ・F4で顕著に改善。F8で美しい写真の風景撮影も可能。
    ・接写時は少し絞ったほうが性能は良い。
  • 像面湾曲:記載なし。
  • ボケ:絞りの形状は完全な円形ではない。縁取りの強いバブルボケの兆候が見られる。口径食の影響もある。接写時は柔らかい描写。
  • 軸上色収差:わずかに残存するが大きな問題ではない。
  • 倍率色収差:わずかに残存。
  • 球面収差:記載なし。
  • 歪曲収差:ごくわずか。
  • 周辺減光:絞り開放で2~3段ぶん残っている。
  • コマ収差:記載なし。
  • 逆光耐性:酷いフレアやゴーストはないが、フレーム端や隅の光源により発生する可能性がある。
  • 光条:記載なし。
  • 作例集
  • 総評:わずか160ドルのレンズながら、多くの長所があり、価格の割にはきんとした筐体。低価格だが純正品も安く、難しい選択となるかもしれない。
  • 競合について:記載なし。
  • 備考

国内でもPERGEARなどが販売開始しているVILTROX製のフルサイズ対応40mm F2.5。販売価格はニコン純正のZ 40mm F2よりも安く、2万円台前半で入手が可能。場合によっては2万円を切ることもあります。小型軽量ながらレンズ構成枚数はZ 40mm F2よりも多く、MTFを見る限りでは隅まで極端な落ち込みのない設計となっている模様。

Dustin Abbottのレビューでは、低価格ながら優れた解像性能を実現。サンプルを見る限りでは、接写時もZ 40mm F2のようなソフトさはなく、シャープな結果が期待できそう。ボケには癖があり、やや強めの縁取りが発生するようです。手持ちのレンズでも同じようなボケ質を確認しており、このあたりが気になる人は差額を考慮してもニコン純正品のほうが無難な選択肢となるかもしれません。

VILTROX AF 40mm F2.5 最新情報まとめ

レンズの仕様

  • 発売日:2024.4
  • 初値:¥23,700
  • マウント:Z
  • フォーマット:フルサイズ
  • 焦点距離:40mm
  • レンズ構成:6群10枚
    EDレンズ1 / 非球面レンズ1 / HRガラス3
  • 開放絞り:F2.5
  • 最小絞り:F16
  • 絞り羽根:7枚
  • 最短撮影距離:34cm
  • 最大撮影倍率:0.14倍
  • フィルター径:52mm
  • 手ぶれ補正:-
  • テレコン:-
  • コーティング:不明
  • サイズ:65 x 59.5 mm
  • 重量:167 g
  • 防塵防滴:-
  • AF:STM
  • その他:-
  • 付属品:レンズフード / 前後キャップ

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