VILTROX AF 40mm F2.5 手ごろな価格ながら全体的に優れた性能

2024年5月4日

Digital Camera Worldが「VILTROX AF 40mm F2.5」のレビューを公開。絞り開放の性能はZ 40mm F2よりも良好で、価格やサイズを考慮すると全体的に良好なレンズに仕上がっている模様。

Digital Camera World：Viltrox AF 40mm f/2.5 review: A small, lightweight prime for both full-frame and APS-C mirrorless cameras

外観：F2.8よりも1/3段大口径だが、F2よりも2/3段小口径。花形レンズフードが付属。52mmフィルターに対応。

構造：プラスチック外装だが金属製マウント。ファームウェア更新用のUSBポートあり。

携帯性：Z 40mm F2よりも10g重いだけ。

操作性：絞りリングはない。操作性はZ 40mm F2とよく似ている。AF/MFスイッチがない。

AF：STM駆動で高速かつほぼ無音。追従AFも良好に動作。

MF：滑らかで正確。

手ぶれ補正：

解像性能：全体的にシャープ。F2.5で隅や端でわずかに低下するのみ。ベストではないが十分な性能。

像面湾曲：

ボケ：接写時は滑らかな描写で玉ねぎボケの影響は見られない。縁取りは柔らかい。

軸上色収差：記載なし。

倍率色収差：隅で色ずれがあるが、絞り全域で一貫した結果。カメラ側で補正可能。

球面収差：記載なし。

歪曲収差：わずかな樽型。最小限に抑えられている。

周辺減光：記載なし。

コマ収差：記載なし。

逆光耐性：記載なし。

光条：記載なし。

作例集：リサイズのみ。

総評：小型軽量ながらしっかりとした作りで優れた性能。操作性がシンプルだが、手頃な価格設定を実現しており、バーゲンセールのお気に入りレンズ。

競合について：隅の性能はZ 40mm F2よりも良好だが、F4まで絞るとニコンが良好。

備考：

とのこと。
国内でもPERGEARなどが販売開始しているVILTROX製のフルサイズ対応40mm F2.5。販売価格はZ 40mm F2よりも安く、2万円台前半で入手が可能。場合によっては2万円を切ることもあります。小型軽量ながらレンズ構成枚数はZ 40mm F2よりも多く、MTFを見る限りでは隅まで極端な落ち込みのない設計となっている模様。

Digital Camera Worldのレビューでは、低価格ながら優れた光学性能を実現しており、特に開放はニコンよりも良好とのこと。サンプルを見る限りでは、接写時もZ 40mm F2のようなソフトさはなく、シャープでコントラストの高い結果が期待できそうです。リバースエンジニアリングの社外製レンズである点が気になるものの、今のところ互換性に問題はない模様。

VILTROX AF 40mm F2.5 最新情報まとめ