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FUJIFILM X-S20はクリエイターやアマチュアにとって優れたミラーレスカメラ

PCmagが富士フイルム「X-S20」のレビューを公開。ファインダーが小さい、防塵防滴非対応などを指摘しつつも、優れた画質やAF、動画機能などを高く評価。α6700よりもおススメできる機種となっている模様。

PCmag:Fujifilm X-S20 Review

  • 外観:記載なし。
  • 質感:高級感のあるマグネシウム合金製外装。防塵防滴非対応。
  • バッテリー:NP-W235を使用。優れたバッテリー性能だが、動画撮影や高リフレッシュレートを使用する場合は予備バッテリーを検討する価値がある。
  • インターフェース:ポップアップフラッシュ搭載。USB-Cは充電の他にUAC/UVCに対応。
  • 携帯性:僅かに大きくなったが依然としてコンパクト。
  • グリップ:より大きなグリップで重いレンズの使用が容易。
  • 操作性:前モデルと同じくPASMダイヤル搭載。8方向ジョイスティック搭載。適度なコントロール数。X-S10よりもボタンが目立ち、操作しやすい。
  • 手ぶれ補正:十分に良好。
  • ファインダー:0.62倍とファインダー倍率が小さい。
  • モニター:従来通りバリアングルモニタで自撮りやVlog対応。180万ドットのモニタは写真を確認するには十分。
  • メニュー
  • フォーカス:被写体検出AFに対応しているが、顔や瞳検出とは別のシステムとなっているので操作が面倒。。基本的なフォーカスは高速でカバー範囲も広い。
  • 連写性能:最大30fpsに対応。SD UHS-II対応のためバッファクリア時間が短い。α6700よりもローリングシャッター性能が良い。
  • 解像性能:記載なし。
  • 高感度ISO:ISO1600まで低ノイズ。~6400でコントラスト低下、~25600でディテール低下。他社のAPS-Cセンサーと大きな違いはない。
  • ダイナミックレンジ:記載なし。
  • ホワイトバランス:記載なし。
  • JPEG:HEIF対応。フィルムシミュレーションは富士フイルムの強み。
  • 動画:ノンクロップの4K 30pや1.18倍の4K 60pに対応。オープンゲートの収録も可能であり、アナモフィックレンズも使うことができる。フィルムシミュレーションのほか、F-log2やRAW動画も利用可能。内蔵マイクは耳障りなので外付けが必要。4K 60pや6K 30pの場合、室内35分でオーバーヒートした。4K 30pでは2時間の撮影が可能だ。外付けファンを装着することで長時間の撮影が可能となる。
  • 作例集:リサイズのみ。
  • 総評:手ごろな価格だが、高画質で、手振れ補正や優れたAFを備え、小型軽量。バッテリー性能もよく旅行に適している。防塵防滴や大きなEVFがあると良かったが、α6700よりも高い評価をくだすには十分だ。
  • 競合:α6700にはないジョイスティックを搭載で、モニターが高解像。ファインダーが小さい。

とのこと。
見た目やコントロールレイアウトこそ前モデル「X-S10」とよく似ていますが、内部的には大幅なアップグレードを遂げたカメラですね。それなりに価格設定も上昇していますが、出来ることを考慮すると妥当な値上げのように見えます。(ここまで高機能で付加価値の高いX-S20を求めていなかった人もいるとは思いますが…)

主な特徴は圧倒的なバッテリー性能と大幅に向上した動画スペック、そして被写体検出をはじめとしたAFシステムでしょうか。バッテリーライフは一眼レフ並みとなり、前モデルと比べて動画性能は圧倒的。さらに連写時のバッファ・バッファクリアが大幅に改善しており、スポーツやアクションでの撮影も改善しています。

動画はCFexpressによる高ビットレートの内部収録こそできないものの、3:2 オープンゲートや4K 60p 4:2:2 10bitの内部収録に対応。必要に応じてHDMI出力でRAW動画も可能。さらに追加アクセサリーで連続撮影時間を延長できるのも魅力的ですね。X-S20のような小型カメラでこれを実現しているのは凄い。3:2 オープンゲート撮影はX-H2やX-T5などX-Trans CMOS 5 HR搭載モデルは非対応で、X-S20のような価格帯で利用できるのは珍しい機能。高解像なアナモルフィック動画を撮影したい場合には面白い選択肢となりそうです(デスクイーズできないのが難点ですが)。VLOGモードや動画機能に目が行きがちですが、静止画機能も大幅に向上。被写体検出AFにより被写体を捕捉しやすくなり、SD UHS-IIの対応と大容量バッファにより連続撮影枚数が大きく改善しています。プリ連写モードにおける撮影枚数も増加。APS-Cミラーレスとしては他社のハイエンドモデル並みの性能を実現しています。

前述しましたが、「ここまで高性能なX-S20を求めていない」人には厄介な選択肢。現状で第四世代のXシリーズは全てディスコンとなり、手ごろな価格のミラーレスを入手するのが困難となっています。性能や機能を絞ったX-T40やX-E5が登場するのか気になるところ。

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