FujirumorsがX-T30とα6400の比較レビューした動画をピックアップしています。
スポンサーリンク
X-T30 vs α6400
Part1
Gerald Undoneは以前からフジフイルムをかなり強く批判しており、X-T3を除いて購入を薦めてこなかった人物だ。しかし彼は今、X-T30を見直してあるあ6400と比較している。
面白いことに、α6400よりもX-T30のほうがAFが優れていると指摘している。一方で動画AFはα6400が適しているとのことだ。
X-T30
- X-T3よりも動画機能は少ない
- 動画撮影ではX-T3よりも遥かに速く昇温するため録画時間が短い
- X-T20から本格的なアップグレードとなる
- UCB-C/マイク/HDMIポートは同じカバーとなっているため、どれか一つを使う場合にも全てを露出しなければならない。X-T3ではこの問題を抱えていない。
- 4K動画時のX-T30バッテリーライフは55分だ。1080pだと90分まで伸びる。
- 外付けレコーダーを使用すると31分後に昇温で電源オフとなった。
- 動画時のバッテリーライフを伸ばすにはブーストモードをオフにして、チルトモニタをボディから離し、三脚に装着することだ。この方法だと69分まで伸びた。
- 動画撮影する機会が多いのであれば、差額を考慮してもX-T3を検討するべきだ。しかし、トラベルやファミリーユースなら素晴らしいカメラとなるだろう。
X-T30長所
- ソニーレンズは少し大きくなる傾向があるので、X-T30はシステム的にコンパクトだ。
- ビットレートが直接画質に影響あるわけでは無いが、X-T30はより高いビットレート(200Mbps)で、α6400は100Mbpsである。
α6400長所
- 三脚搭載時でもバッテリーへのアクセスが容易。
- 良好でセルフィー可能なモニタ。
- 高温設定しだいで数時間持つ。
- 録画制限が無いので外部レコーダー不要。
- 1080pの120fps対応
- 3.5mmマイク端子(X-T30は2.5mm)
- 動画撮影における全体的なユーザビリティ
- バッテリーライフは似ているが、ソニーが少し優れている
- RAW連写時のバッファが2倍
動画でのAF
- ソニーが少し良好だ。
- X-T30は動画撮影でも瞳検出に対応している。ただし、追従は少し遅い。
- どちらも素晴らしいが、X-T30はAFの移動が滑らかでは無い場合がある。
静止画でのAF
- 連写時のAFではX-T30がα6400を上回っている。しかも成功率は100%だ。α6400はさらに高価なレンズを装着しても、成功率は約80%である。
ノイズ・画質
- レンズの影響もあるが、α6400よりシャープな結果となった。
- 露出を同等にするとX-T30は1段分ノイズが大きい。(FR注:これはISO実効感度の違いがある)
結論
- 自撮りモニタ・良好なバッテリー・動画機能・深いグリップの点で柔軟性のあるα6400がおススメだ。
- X-T30はよりコンパクトなカメラなのでトラベルカメラとして適している。
Part2
Slanted?LensのAFテストでは逆の結果となっている。(ただし、これはブーストモードがオフになっていたのでは無いかと思われる)
画質
- とてもよく似ている。
- フジフイルムのISO感度はデタラメだ。
- -3EVのノイズはα6400が少し多い。
- -4EVのノイズはα6400のほうが顕著だ。
- +2EVではX-T30が良好を保っているが圧倒的ではない。
- +3EVはとても似ている。
- 全体的に見てダイナミックレンジはX-T30が少し良いように見える。
AF
- α6400のほうがバッファは良好だ。
- 追従はα6400のほうがうまく動作し、遠方から追従する。
動画
- S-Logはよりフラットだ。
- フジフイルムはニュートラルでソニーは少し黄色に傾いている。
- X-T30は初期設定でシャープだ。
- ソニーはシャドーの色ノイズが多い。
- ソニーは100Mbpsしかないため、大量の情報をコンパクトに纏めるのに苦労しているようだ。200MbpsのX-T30のほうが見栄えが良い。
ISO
- フジフイルムは1/2段暗く見える。
- ISO12800ではソニーのほうが良好だが、心地よいイメージはどちらもISO1600までである。
エルゴノミクス
- X-T30のデザインはレトロで素敵だ。
- X-T30は小さすぎて誤操作する。グリップは小さく、とても握り辛い。
- α6400はグリップが大きく素晴らしい。
- X-T30はセルフィモニターを備えていない。
総合
- この二つのカメラで明らかな優劣をつけるのは難しい
とのこと。
個人的に同じ土俵へ上がるカメラだとは思いませんが、価格帯とセンサーサイズを考慮すると、どうしても比較されてしまうようです。ちなみに当ブログでも外観とスペックの比較記事はちゃっかり用意しています。
どちらも良い面と悪い面があるようですね。画質はドッコイかX-T30、AFはドッコイかα6400と言ったところでしょうか。
α6400は次世代AFアルゴリズム(リアルタイムトラッキング)を搭載した最初のカメラとなりました。競合モデルとなるX-T30もまたX-T3から改良されたAFを備えていると言われていますね。バッファや経験値の差でソニーが一歩有利と言った感じでしょうか。X-T3は評価が2分していたので、私の手元にもそろそろ到着するX-T30で実際にAFを確認してみたい。
Fuji Rumorsではさらにフジフイルムの実効感度についてざっくり解説しています。ISO感度についてフジフイルムは以前から色々と言われていますが、他社に関しても一概に正確なISOとは言えないようです。この点を重視するとしたらやはりPENTAXな模様。
スポンサーリンク
サイト案内情報
フジフイルム関連記事
- ニコン Z50II レビューVol.2 メニュー編
- SG-image AF 55mm F1.8 STM レンズレビューVol.2 解像チャート編
- FUJIFILM X100VI は旧世代の製品よりも分解しやすい
- NIKKOR Z 35mm f/1.4 はヴィンテージライクな描写で好みが分かれる
- Godoxが100Ws 出力のクリップオンストロボ「V100」を正式発表
- パナソニック LUMIX DC-G99M2 正式発表 & 予約販売開始
- FUJIFILM X-M5 は動画も撮れる静止画カメラだがAFには改善の余地がある
- FE 28-70mm F2 GM は最高の単焦点以上の解像性能
- キヤノン EOS R1 は1Dの位置付けや設計思想を完全に継承
- シグマがキヤノンRF用ズームレンズのAF動作改善ファームウェアを配信開始
Facebookで最新情報やカメラ・レンズのレビューを発信しています。
「いいね!」を押すとFacebookの最新情報が届きます。