IMAGING RESOURCEがフジフイルムの交換レンズ「XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS」のレビューを掲載しています。
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200mm以外は素晴らしいレンズ
- 35mm判換算で83-300mmに相当する望遠ズームレンズだ。最大F値はズームレンジ全域でF22、絞り開放F値は55mm(F3.5)-70mm(F3.7)-100mm(F4)-135mm(F4.4)-200mm(F4.8)となる。
- シャープネスは135mm以下で特にシャープな結果となる。55mm F3.5では非常にシャープで絞っても改善しない。この傾向は100mmまで続く。100mm F4は僅かに低下するものの、F5.6まで絞るととても良好なシャープさを得ることが出来る。
- 135mmではシャープネスが少し低下し、我々が得た個体ではフレーム下半分が上半分よりもソフトになってしまう偏心の兆候を示した。絞り開放F値はF4.4だが、F5.6まで絞ることで大幅に改善し、F8まで絞れば非常にシャープとなる。
- 200mmでとても良好なシャープネスを得ることは出来ないが、しっかりとしたシャープネスではある。F5.6まで絞ると均質な画質となり、それ以上絞っても改善しない。
- 回折はF11から目に付くが、F16までは大きな影響は無い。
- 色収差は補正はとても良好だ。135mmを超えると僅かに色収差が発生し、200mmでは明らかとなる。しかしそれでも非常に良好な補正状態だ。
- 周辺減光は良く抑えられている。
- 歪曲収差は全域でフラットだ。
- オートフォーカスはとても高速で静かな駆動音だ。
- 金属製鏡筒でビルドクオリティの高いレンズの作りだ。
- 望遠ズームとしてはそれほど重くは無いのだが、小型軽量なXシリーズボディでは少し嵩張ると感じるかもしれない。
- 幅2インチのズームリングはとても滑らかな動作で55mmから200mmの間に70度の回転角を持つ。
- 手ぶれ補正の公称値は4.5段だが、我々のテストでは55mmで3.5段、200mmで4.0段となった。公称値には及ばないが優れた結果である。
このレンズについて指摘すべき点は200mmのパフォーマンスくらいだろう。レンズは広角側に最適化しており、必然的に200mmでは少し感心しない性能となっている。それ以外の点では全て素晴らしい(効果的な手ぶれ補正・他社よりも少し明るい絞り値など)。XF18-55mmを補完する望遠ズームレンズを探しているのであれば悩む必要は無いはずだ。
とのこと。
Optical Limitsの結果とは多少異なり、ePHOTOzineと似たテスト結果となっているようです。どのレビューサイトにしろフレーム全域で解像性能に一貫性があることを示しています。
APS-C用望遠ズームレンズとしてはやや高いようにも感じますが、ちょうどX-T30登場キャンペーン(?2019年6月まで)で2万円のキャッシュバック対象レンズとなっています。X-T30の購入を検討しているのであれば今がゲットするタイミングなのかもしれません。
XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OISのレビュー・作例を集めているページはコチラ
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