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ニコン Z TELECONVERTER TC-1.4xは高価だが優れた性能

Digital Camera Worldがニコン「Z TELECONVERTER TC-1.4x」「Z TELECONVERTER TC-2.0x」のレビューを公開。70-200mm F2.8と組み合わせた際の画質やAFなどをチェックしています。

Digital Camera World:Nikon Z Teleconverter TC-1.4x review

  • 焦点距離は1.4倍に拡張され、開放F値は大きくなる。
  • 他のテレコンバージョンレンズと同じく前玉が突出。対応するレンズは限られているが、それなりの数のレンズをカバーしている。
  • 4群6枚構成で、SIGコーティングを採用している。
  • アルミニウム合金製の外装で完璧な作り。
  • 防塵防滴仕様。前後のレンズにフッ素コーティング。
  • 小型軽量でカメラバッグの隙間に押し込むことが出来る。
  • 前後のキャップとレンズケース(ポーチ)が付属。
  • 70-200mm F2.8との組み合わせで優れた結果が得られた。
  • 色収差の増加はなく、糸巻き型の歪曲は低減している。
  • 手振れ補正は引き続き効果的。
  • 測光は一貫している。
  • AFの低下には気が付かなかった。
  • ラボテストでは中央の絞り開放がマスターレンズよりも見通りした。その一方で、フレーム端や隅はより良好な結果が得られた。色収差はごく僅かな増加で、肉眼で確認することは出来ない。歪曲収差は大幅に減少している。

1.4倍のテレコンバージョンレンズとしては高価だが、素晴らしい作りと性能。望遠レンズの不足をカバーするには価値のある選択肢。

Digital Camera World:Nikon Z Teleconverter TC-2.0x review

  • 焦点距離は2.0倍に拡張され、開放F値は大きくなる。初期がF2.8であればF5.6と問題ない数値だが、初期がF6.3の場合はF13まで大きくなる。
  • 他のテレコンバージョンレンズと同じく前玉が突出。対応するレンズは限られているが、それなりの数のレンズをカバーしている。
    5群8枚構成で、SIGコーティングを採用している。
  • アルミニウム合金製の外装で完璧な作り。
    防塵防滴仕様。前後のレンズにフッ素コーティング。
  • 開放F値の2段上昇はレンズを選ぶ。
  • 70-200mm F2.8 Sの性能は素晴らしいが、2.0倍テレコンを装着すると「とても良好」まで低下する。
  • 劣化が無いわけではないが、一眼レフ時代の2倍テレコンと比べると低下は目立たない。
  • AFは低照度でわずかに低下し、精度には少し調整が必要だった。
  • 色収差の増加はなく、糸巻き型の歪曲は低減している。
  • 手振れ補正は引き続き効果的。
  • 測光は一貫している。
  • ラボテストの結果は良好だが、大部分で低下が見られる。改善するには1段絞る必要がある。色収差は僅かに増加するが見つけることは出来ないだろう。

開放F値は大きくなるが、全体的な性能は依然として非常に良好。テレコンバージョンレンズとしては高価だが、レンズを追加することを考えるとサイズ・重量・コストを大幅に節約できる。

とのこと。
NIKKOR Zレンズ用のテレコンバージョンレンズ。初期は対応するレンズが少なかったものの、現在は超望遠レンズを中心として対応する製品が増えてきています。(下部の対応製品のリストを掲載)

Digital Camera Worldのレビューによると、どちらも高価ながら優れたパフォーマンスを発揮するテレコンバージョンレンズに仕上がっているようです。2.0倍は画質の低下やF値の上昇を考慮すると使い勝手が悪いと感じるかもしれないので、目的が決まっていないのであれば1.4倍を選ぶのが無難かもしれません。70-200mm F2.8 Sに1.4倍装着時は周辺部や隅の画質がマスターレンズ以上というのは凄いですね。

ちなみに私は70-180mm F2.8や180-600mmと組み合わせるために2.0倍テレコンを購入。正直に言うと画質低下は目に見えます。高性能なS-Lineのズームレンズや単焦点レンズと組み合わせるのがベストかもしれません。そのうち機会があれば1.4倍を購入してチェックしてみたいところ。

対応レンズ

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