Canon Rumorsが開発発表中のキヤノン新型カメラ「EOS R3」に関連する噂情報を発信。予想はしていましたが、連写時のライブビュー像はブラックアウトフリーで、遅延も見られない模様。
Canon Rumors:The Canon EOS R3 will eliminate “Lag” and “Blackout” for stills shooters
EOS R3について、2400万画素の解像度を持つセンサーが確認されたくらいで、新しい情報はほとんどない。
最近、私が受け取った小さな情報は「静止画撮影時の電子ファインダーのブラックアウトやラグ(EOS R5やR6には存在する)」に関するものだ。多くの撮影者にとっては大きな問題では無いものの、EOS R5は、撮影状況によってはラグが気になるという意見をいろいろと目にしている。
EOS R3は、ブラックアウトやラグの問題が発生しないと聞いている。EOS R3に搭載されている新型イメージセンサーは、EOS R5やEOS R6のイメージセンサーよりもはるかに高速な読み出しが可能である。
このカメラは、2021年9月に発表される予定だ。
- 2400万画素裏面照射型CMOSセンサー
- マルチコントローラー
- スマートコントローラー
- バリアングルモニタ
- 新型アクセサリシュー
- 5GHz Wi-Fi
- AF/AE追従とRAWに対応した30コマ秒連写の電子シャッター
- -7.0EV対応のAF
- レンズ+ボディ内手ぶれ補正で8段分の補正効果
- 4K時のCanon Log3
- 4K時のオーバーサンプリング
- 内部記録でRAW動画対応
- 車・バイクの検出機能
- 電子シャッター時のストロボ撮影対応
- EOS-1Dシリーズと同等の防塵防滴
- LP-E19バッテリー
- デュアルカードスロット
(SD&CFexpress)
とのこと。
積層型CMOSセンサーを搭載したソニー「α9」「α1」がそうであるように、ブラックアウトフリーに対応する電子ファインダーとなるようですね。EOS R3は高速読み出しに対応する積層型CMOSセンサー搭載機であり予想はしていましたが…(それを期待していた人も多いことでしょう)。
現行のEOS R5やEOS R6は20コマ秒連写に対応していますが、連写時のファインダー像はレックビュー(撮影後のコマを連続的に表示する)であり、動体撮影中のラグは避けられません。α1・α9のように光学ファインダーに近いリアルタイムな表示を維持しつつ連写撮影が可能となるのは非常に魅力的。特に瞬間的なシャッターチャンスが多いのであれば検討する価値があるのかなと。
オリンピック期間中に相当数のEOS R3が出回り始めているようですが、今のところこれと言ったスペックなどの噂情報は耳にしていません。情報統制がしっかりとしているようですね。9月には正式発表と言われているので、今後の追加情報に期待したいところ。
最新情報と噂・情報のまとめ
イメージセンサー・プロセッサ
- 自社開発・製造のフルサイズ裏面照射積層CMOSセンサー採用
- 高性能映像エンジン?DIGIC X?搭載
- レンズ内光学式手ブレ補正機構とボディ内5軸手ブレ補正機構との協調制御で?約8.0段
- 「解像度のトリック」がある?(噂)
- 3000万画素前後となる?(噂)
- 2400万画素前後となる?(噂)
連写性能・ドライブ
- 電子シャッター最高約30コマ/秒のAF・AE追従撮影
- RAW撮影においても最高約30コマ/秒の高速連続撮影を実現
- 電子シャッターにおける静止画の歪みを大幅低減
- 電子シャッター撮影時にもストロボ撮影が可能
- ブラックアウトフリー(噂)
AF
- AF低輝度限界 EV-7.0以上(F1.2レンズ使用時)
- ディープラーニング技術の活用により、人物の頭部・瞳の検出機能の向上
- 新たに胴体の検出を実現
- ポートレート・スポーツ撮影のAFトラッキング性能を強化
- モータースポーツ(車・バイク)も認識可能
- 視線入力対応ファインダーを新搭載
インターフェース・通信
- CFexpress・SDカード両メディアに対応
・EOS R5と同じ構成 - Mobile File Transferに対応
- 有線LAN搭載
- 5GHz無線搭載(11ac相当)
- データ通信や電源供給が可能な新アクセサリーシュー搭載
- インターフェース(プリプロダクションモデル)
・マイク/ヘッドホン
・USB
・HDMI
・フラッシュ同調
・有線LAN
・リモートレリーズ
動画
- 4K Canon Log 3に対応
- 4K オーバーサンプリングの実現
- RAW動画内部記録
- 動画撮影中に人物・動物・モータースポーツの被写体追尾が可能
ボディ
- EOS-1D系と同等の防塵・防滴性能
- 縦位置グリップ一体型
- マグネシウム合金採用
- マルチコントローラー、スマートコントローラーを採用
- メイン電子ダイヤル、サブ電子ダイヤル1・2と3つの電子ダイヤル
- バリアングルモニター搭載
- バッテリーパックLP-E19?を採用
価格・発売時期など
- プロフェッショナルモデルではなく、ハイアマチュアモデル
- 6000ドル未満となる?(噂)
- 供給体制が整ってから発表される(噂)
- 2021年9月に発表される(噂)
参考リンク
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