GoPro HERO12 Blackはセンサー据え置きで控えめなアップグレードとなる？

WinFutureでRoland Quandt氏が近日登場と噂されているGoPro HERO12 Blackに関する噂情報を発信。過去に1型センサー搭載とも噂されていましたが、実際には従来機と同じセンサーを搭載する控えめなアップグレードとなっている模様。

WinFuture：GoPro Hero 12 Black: Das ist die neue Action-Kamera mit mehr Laufzeit

GoProは新しいGoPro Hero 12 Blackを発表しようとしている。しかし、新世代のアクションカムは控えめなアップグレードで、前モデルでおなじみの5.3Kセンサーは引き続き使用されるようだ。我々は、新型カムのすべての詳細と公式写真を事前に入手した。

GoPro Hero12 Blackの噂は以前からあり、数週間前には数枚の写真が注目を集めた。当時、新しい1インチセンサーが搭載されると言われていた。しかし、入手したデータシートには1/1.9インチセンサーが搭載されており、2700万画素の写真と5.3Kの動画が撮影できる。少なくともデータシートによれば、センサーに変更はない。

Hero12 Blackはまた、ビデオモードでオプションのHDRを使用し、毎秒60フレームで最大5.3Kの解像度を提供し、最大2700万画素の写真撮影が可能である。最大2470万画素の静止画は、従来通りGoPro Quikアプリ経由で抽出できる。8bit、10bit、Log動画も可能。

HyperSmooth 6.0によりさらに優れた手ブレ補正を提供できると引き続き述べている。それ以外の点では、（少なくともこれまでのデータシートによれば）ソフトウェアはほとんど変わっていない。前面と背面のディスプレイも同様で、それぞれ対角2.27インチと1.4インチのままだ。従って、「エッジ・トゥ・エッジ」ディスプレイに関する噂は、当分の間、このモデルには当てはまらない。

実際に改善された点はバッテリー寿命である。
メーカーによれば、1720mAhのEnduroバッテリーを搭載したGoPro Hero12 Blackは、5.3K解像度、60フレーム/秒で最大70分の録画が可能だという。これは以前より9分長い。毎秒30フレームの5.3Kモードでは、1.5時間以上（90分以上、以前はこのモードで最大80分という話もあった）録画できるという。フルHD解像度と30fpsの最低設定では、2.5時間以上の撮影が可能になった（150分以上、以前は最大137分）。

重量と寸法に変更はなく、重量は約154グラムのままである。また、ハウジングは水深10メートルまでの防水仕様となっている。

その他の機能には、HyperView、水平ロック、HyperSmooth AutoBoostなどがある。全体として、GoPro Hero12 Blackは控えめなアップグレードであり、主にバッテリーライフの改善に限定される。しかし、新しいカメラで印象的なことが1つある。ハウジングに小さな色の斑点が点在するようになり、均一なダークグレーではなくなったことだ。GoProは明らかにリサイクル素材を使用し、より環境に優しい方法でデバイスを製造している。

新しいGoPro Hero 12 Blackは、2023年9月13日から発売され、価格は449.99ユーロと前モデルと同様に高価になると言われている。

とのこと。
同氏は過去にLUMIX S5IIの製品画像をリークしている実績のある人物。今回の製品画像やスペックシートの情報も信頼できる可能性が高そう。今回の情報が正確であるならば、以前に噂されていた1型センサーの情報はフェイクと思われ（側面に1インチと描かれていたので、試作品でなければ、意図的に画像を編集した可能性が高い？）、従来通り1/1.9型センサーを搭載している模様。

スペックシート上の主な改善点はバッテリーライフで、実際の撮影でどのような変化があるのか気になるところ。低消費電力でカメラの発熱を抑え、オーバーヒートが抑えられていると良いですねえ。

DJIが最新アクションカメラ「OSMO Acrion 4」を今月初め頃に正式発表。1/1.3型の大型CMOSセンサーを搭載し、画素数は4Kに特化した低解像・広画素ピッチで低照度に強い機種となっています。色合いなど画質はGoPro有利と言われていますが、低照度性能のコストパフォーマンスで言えばAction4も要検討と言ったところでしょうか。正式発表後に出てくるであろう、実機による比較テストでどのような差があるのか注目。