DPReviewがハッセルブラッド「907X 100C」のサンプルギャラリーを公開。1億画素らしい非常にディテール豊富な画像ですが、高ISO使用時のJPEGはノイズリダクションが強めのように見えます。
DPReview:Hasselblad 907X / CFV 100C sample gallery
ハッセルブラッドのCFV 100Cデジタルバックは、X2D 100Cの機能のほとんどを小型化し、ハッセルブラッドの歴史上の様々なカメラと互換性がある。
さらに、CFVは小型のカメラ/レンズアダプター907Xと組み合わせることで、XCDレンズを使用することができる。私たちはこの組み合わせとXCD 28mm F4.0、XCD 90mm F2.5レンズを使って、このシステムを体験してみた。
とのこと。
907X 50Cの後継モデルとして、907XにCFV 100Cをセットにした後継モデル。1億画素のイメージセンサーを搭載した最新のデジタルバックは、X2Dと同じく像面位相差AFに対応しており、見た目に反して快適なAFを利用することができる模様。高解像化で心配なのがストレージですが、1TBのSSDを内蔵しているうえ、高速書き込みに対応しているCFexpress Type Bを利用できるのは有難いですね。
ただし、バッテリーライフや互換性の低いUSB-Cポートの形状など、細かい点に注意が必要となっています。また、X2Dと異なりボディ内手振れ補正には対応していないため、スローシャッターやギリギリのシャッタースピードは避けたほうが良さそう。
DPReviewのサンプルギャラリーではXCD 90mm F2.5 Vや28mm F4 Pなどと組み合わせた51枚の写真を公開。公開しているのはJPEGのみで、RAWデータはダウンロードできません。とは言え、基本的にはX2D 100Cと同じ画質と思われるので、RAWが気になる人はX2Dのサンプルギャラリーを確認してみるのも良いでしょう。
低照度におけるサンプルも確認可能。X2Dのようなボディ内手ぶれ補正は非搭載であるため、手振れを抑えるために高速シャッター・高ISOとなっているようです。PCmagでも指摘していたように、ノイズリダクションの効果が強めで(1億画素としては)ディテールを損なっているように見えます。効果を弱めるか、LightroomなどのAI NRを適用したほうが良いのかもしれません。
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