DPReviewが正式発表されたばかりのフジフイルム製ラージフォーマットミラーレス「GFX 100」のハンズオンとプリプロダクションモデルのサンプルギャラリーを公開しています。
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ついにGFX100始動
- GFX100は新型の1億画素裏面照射型センサーを搭載している。APS-Cセンサーの4倍となる面積を持つイメージセンサーだ。RAW出力のダイナミックレンジは大幅に向上しているはずだ。
- X-H1から始まったセンサーシフト式のボディ内手ぶれ補正を搭載している。これは従来のGFX 50Sや50Rと比べて大きな違いである。マイクロフォーサーズのように6段以上の補正効果では無いが、少なくとも2?3段の補正効果がある。従来のカメラと比較して屋外や低照度の多目的な撮影に対応できる。
- センサー・レンズマウント・手ぶれ補正ユニットはマグネシウム合金ボディとは構造的に独立した「2重構造」となっている。外部からの力が加わり難くなっている。さらに95点で密閉された防塵防滴構造だ。
- GFXラインとしては初となる像面位相差AFに対応したカメラだ。フォーカス速度はレンズに依存するものの、ファームウェアアップデートでGFX 50Sや50Rよりも明らかに高速だ。従来のようなハンチングはほとんど無い。
- GFX 50Sの369万ドットOLEDファインダーと見比べて、大きく解像度とシャープネスが向上した新しい電子ファインダーだ。ファインダーは従来通り取外し可能だ。
- ボディはNikon D5やEOS-1D X Mark IIのようなプロ一眼レフと同等だ。ファインダーを外すと明らかにコンパクトとなり収納しやすくなる。
- プロ一眼レフと同様、縦位置グリップ一体型だ。キヤノンやニコンほどのエルゴノミクスでは無いが、不快なデザインでは無い。
- バッテリーは50Sや50Rで使用しているものを2個使用する長いバッテリースロットだ。充電器、もしくはUSB充電に対応している。驚くべきことにバッテリーライフはGFX 50Sと同等だ。
- GFX 50Sや50Rと比べてカメラ上部のデザインは遥かにシンプルだ。モードダイヤルは無いが、左上部に「静止画」「マルチ」「動画」のスイッチが配置されている。
- 大型サブモニタは「露出設定/モード・フィルムシュミレーション・露出補正」など主要なパラメーターを表示できる。
- 露出補正ボタンがボディにめり込んでいるため、ファインダー使用中に操作するのが難しい。
- プリプロダクションモデルでは背面モニタ下部の小型モニタは完成していなかった。
- 背面モニタは50Sと同じ236万ドットのタッチパネルモニタだ。バリアングルでは無いが、3方向に可動する。
- Qボタンの配置は誤操作するのが簡単だ。我々が最初に目にしたファインダー像がQメニューとなるくらいだ。フジフイルムの素早い対応を考慮するとX-T30と同じファームウェアアップデートがあるはずだ。
- デュアルSDカードスロットを備えている。他の高解像ミドルフォーマットカメラが数枚撮影しただけて息切れるのに対し、クアッドコアのX-Processor 4により余裕があるようだ。欠点は1億画素の大きなデータ量であっと言う間にカード容量が一杯となってしまうことだ。とは言え、新しい16bit RAWで撮影すれば処理が軽いはずはないだろう。
- 4K機能は完成していなかったが、最大ビットレートで撮影した4K動画は非常に素晴らしいものだった。完成版を使うのが楽しみだ。
- F-log Rec 2020、Eterna、HDMI 4:2:2 10bit出力を備えたGFX100は見事な動画カメラとなる可能性がある。
- バッテリースロットのノブはロックされないため、誤ってバッテリートレイを開いてしまう可能性がある。
- 価格は9999.95ドルだ。100万画素あたり100ドルである。
とのこと。
価格は日本国内で110万円程度と非常に高価な一台となりましたが、このセンサーフォーマットでこのスペックを備えたカメラとしては非常にリーズナブルと感じます。
サンプルギャラリーはJPEGで55MBと非常に巨大なファイルサイズとなっています。ダウンロードして確認すると、非常にディテールが豊富なイメージで驚いてしまうほど。
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