DPReviewが「RICOH GR IIIx」のサンプルギャラリーを公開。低照度で高ISO感度を使用した作例が多いものの、一部のカットではレンズのシャープネスやボケを確認することが出来ます。
DPReview:Ricoh GR IIIx sample gallery
コンパクトカメラの発売が少ない昨今、リコーの新製品「GR IIIx」を試してみた。GR IIIxは、GR IIIと同じ2400万画素のAPS-Cセンサーとボディ内手ブレ補正機能を採用し、40mm相当F2.8レンズを搭載している。画質についてはサンプルギャラリーをご覧あれ。
ついにGR IIIxのサンプルギャラリーが海外メディアで登場し始めました。ベースはGR IIIですが、新設計の換算40mmレンズを搭載した珍しいタイプのGRですね。従来、GRレンズと言えば28mm、もしくは28mm換算のレンズであることが多く、ここ最近のGRは全て18.3mmのAPS-C用レンズを採用しています。そして、レンズ固定式のコンパクトカメラに40mm相当の単焦点レンズを採用するメーカーは珍しく、面白い使い方が出来そうです。
実際にDPReviewのサンプルギャラリーを確認してみると、低照度での写真が多く、高ISO感度を多用している模様。26mmレンズの性能を確認するには不向きなサンプルギャラリーかもしれません。GR IIIと同じく、高ISO感度の性能はAPS-Cなりですが、ボディ内手ぶれ補正を搭載しているのでF2.8レンズでも低照度で低ISO感度を維持しやすいように見えます(もちろん動体には対応できませんが)。
高感度ISOを使わざるを得ない状況でも、アクセレレータユニットの恩恵もあってかISO 4000くらいまでは実用に耐えうるとなるかもしれません。(ISO 6400はノイジーに見えます)
また、絞りを少し閉じた写真が多く、F2.8のカットは少なめ。少なくともF4~F5.6まで絞った際はフレーム隅までシャープな結果を得られているように見えます。18.3mmレンズと同じく、小型軽量ながらシャープなレンズに仕上がっている模様。
そして、18.3mmレンズよるもボケが得やすく、被写体への視線誘導が比較的簡単となっているように見えます。特に前ボケを入れやすいのはGRユーザーにとって新鮮な感覚かもしれません。さらにテレコンバージョンレンズを装着した際の画質や使い勝手が気になるところですねえ。
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