DPReviewがツアイス「ZX1」のサンプルギャラリー82点を公開。なかなか良好な光学性能の35mm F2レンズに見えますね。ただ、3740万画素センサーは高感度ISO性能があまり良く無さそうに見えます。
ZX1
DPReview:Zeiss ZX1 real-world samples gallery
2020年にはサプライズが多かったが、2018年後半に初めて発表されたフルフレーム、レンズ固定式のコンパクトなZeiss ZX1の登場もサプライズのひとつだ。
光学メーカー初のカメラであるだけでなく、Androidで構築されており、Lightroom CCを実行する機能も備えている。この一風変わったカメラが正式デビューを果たし、我々は最初のサンプルを皆さんと共有することが出来た。
数多くのレンズをリリースしてきたツアイスが手掛けた珍しいデジタルカメラですね。3740万画素フルサイズセンサーを搭載し、35mm F2レンズを搭載。大型背面モニタや大容量内蔵メモリ、そしてAdobe Lightroomに対応しています。撮影から編集、シェアまでのワークフローをカメラで完結する魅力的で面白いカメラ。
サンプルギャラリーを確認すると、3740万画素の高解像センサーを十分に活かすことが出来るレンズに見えます。四隅まで十分シャープで、中央もある程度のトリミングに耐えてくれそうな画質。ボケは滑らかで綺麗な描写ですが、F2レンズとしては口径食がやや大きめ。
3740万画素センサーは程よく高解像で、ファイルサイズも抑えられているのでJPEGは使いやすそう。ただし、RAWは非圧縮らしく80MB近いファイルサイズがあります。内蔵メモリを圧迫しそうですねえ…。
高感度ISO性能はあまり良くないらしく、ISO10000でノイズが多く、コントラストの低下が目立ちます。ISO3200~6400に抑えたほうが良さそうですねえ。レンズの減光を自動補正しているのか、特に四隅でノイズが増加しています。
全体的に見て、レンズの光学性能はなかなか良さそう。センサーの解像性能も手伝って柔軟性の高い撮影ができそう。その一方で、高感度ISO性能はあまり良く無さそうに見えるため、F2の明るさを活かした撮影が求められるかもしれません。
購入早見表
今のところアメリカとドイツの一部店舗でのみ販売
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